前回お会いした日本人窓口エリさんの後任にあたられる「あかねさん」からご連絡をいただいたからです。
高等部の新校舎の建築も始まっているとのこと。
変わったところをカメラに収めて来ました。
※現時点(2021年9月)では、日本人窓口は「真由美さん」が勤めておられます。
今まで無かった高校1年生の「アンバサダーさん」にConcordiaの案内をしていただいたり、とても楽しい時間でした。
授業料やバス料金なども、HPを参考に最新情報にアップデートしています。
ご参考下さい。
ハノイリビングの田口です。
以前、米国系インターナショナルスクール「CONCORDIA HANOI(コンコルディア)」のご紹介をさせていただきました。
2013年の9月のことです。
米国系インターナショナルスクール「CONCORDIA HANOI(コンコルディア)」のご紹介
その当時の校舎は、新興企業が集まる「Cau Giay地区のDuy Tan通り」にありました。
広大なグラウンドを持つ郊外のインターナショナルスクールと違い、街中のロケーションでしたので、お子様が伸び伸びと走り回れるスペースがなく、少々窮屈な授業運営だったかと思います。
しかし、ハノイ唯一の「米国系インターナショナルスクール」ということもあり、堅実に生徒数を増やされていました。
その当時から、いろいろと学校の情報を丁寧に教えていただいておりました、日本人担当窓口の「Mina(ミナ)さん(※その後エリさんあかねさんと続いて、今は真由美さんに担当が変わっています)」から、以前より話にはお聞きしていた「Van Tri(バンチー)」への移転が無事完了した旨、ご連絡を頂きました。
「Van Tri(バンチー)」はゴルフをされる方なら知らない人はいない程有名な高級ゴルフ場があるエリアですね。
「新キャンパスのオープニングセレモニーの日程が9月15日に決まりましたよ、ご都合つけば是非どうぞ」
「新しい校舎が完成したら、見に行かせてください」と、以前よりお誘いいただいておりました。
しかし、日頃のドタバタでなかなか時間が合わせられず、足が遠のいておりましたが、ようやく踏ん切りを付け、カメラを持って撮影に行かせていただけるようになりました。
それまで何度か、まだ建築中の校舎をお客様にご案内はしていたんです。
お住まいのご案内も大事ですが、それ以上に「お子様の学び舎選び」は、どなたも優先順位一番の関心事です。
アパートのご紹介の流れで、学校のご案内もよくさせていただいているんです。
以前のご紹介時、外から見る様子は、まだ未完成ということもあり、全体を良く掴めなかったのですが、今回はじっくり見せていただくことが出来ました。
皆様にもその様子を詳しくご紹介させていただきます。
なお、一番巻末に、今回初めて新校舎へビデオを入れさせていただいた動画を貼り付けています。
どうぞ、ゆっくりご参照ください。
前回の投稿記事から大きく変わったポイントを、今回の稿でお伝えしたいと思います。
基本的な学校の方針であったり、先生方のレベルなどは変わっておりません。
変わったのは、
- 1.全体の生徒数と日本人のお子様数
- 2.学校の位置と校舎(素晴らしい新校舎です)
- 3.学費について
- 4.卒業生の実績とAP(Advanced Placement)プログラムについて
です。
こ4点をお伝えしていきたいと思います。
さて、ご紹介させていただく前に、まずは「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディア)」の概容を簡単にまとめておきます。
お問合せ先等ですね。
- 【学校名】「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ)」
- 【住所】Concordia International School Hanoi Van Tri Golf Compound Kim No, Dong Anh, Hanoi
- 【連絡先】※ホームページにも記載してあります。
Tel: (+84 4)3795 8878
Fax: (+84 4)3795 8879
※窓口担当者(今は日本人窓口は「真由美さん」です。親切に対応してくれますよ) - 【メール問い合わせ先】
・総合窓口:admissions@concordiahanoi.org
・日本人スタッフの「真由美さん」直通メール:mayumi.sparks@concordiahanoi.org
※学校に関する質問、キャンパスツアーの予約等も日本語で受付けております。真由美さんに直接日本語でご連絡ください。 - 【設立】2010年(対象:幼稚園・小学校・中学校・高校生)
- 【入学のタイミング】毎年8月中旬
※途中編入は何時でもOKです。今の年次を考慮に入れて学校側と相談して編入学年を決めていただきます。
※例えば小学校4年生のお子様が日本から来た場合、8月まではGrade 3(小学校3年生)に在籍し、8月からGrade 4となります。
もちろん英語の能力が高くかなり勉強の進んでいるお子様の場合は上級クラスの授業を科目別に受けることも可能です。 - 【クラス編成について】
※1クラスの人数は常に変動しますが、概ね「1クラス20人の定員」とお考えください。
・Preschool 4(4歳から)
・Reception(5歳から)
・Grade 1(小学校1年生:6歳から)
・Grade 2(小学校2年生:7歳から)
・Grade 3(小学校3年生:8歳から)
・Grade 4(小学校4年生:9歳から)
・Grade 5(小学校5年生:10歳から)
・Grade 6(小学校6年生:11歳から)
・Grade 7(中学校1年生:12歳から)
・Grade 8(中学校2年生:13歳から)
・Grade 9(中学校3年生:14歳から)
・Grade 10(高校1年生:15歳から)
・Grade 11(高校2年生:16歳から)
・Grade 12(高校3年生:17歳から) - 【授業言語】英語
- 【学費】この稿の後半を参照ください
- 【スクールバスの有無】有り:利用希望される場合28,080,000VND/年間
- 【食堂の有無と利用料金】有り
・Preschool〜Grade3:65,000VND/1回のLunchにつき
・Grade4〜Grade12:80,000VND/1回のLunchにつき - 【ユニフォーム代】有り:400,000VND/ポロシャツ1枚に付き
- 【スイミングスクールの費用】無し:授業料に含まれています
- 【在籍生徒数(2019年9月1日時点)】約420名
- 【在籍日本人生徒数(2019年9月1日時点)】約30人
- 【課外活動】いろんな活動があります。
・サッカー、・バスケットボール、・バレーボール等
・ボーイ・ガールスカウト等
※ボーイ・ガールスカウト活動は、CONCORDIAの生徒さんだけで無く、ハノイにいるお友達も参加して頑張っているようです。
今回は新しい日本人窓口の真由美さんに貴重なお時間をいただき、いろいろと教えていただきました。
私もこれで3度目の訪問となります。
まず、以前のCau Giay地区の狭いBuilding校舎から、今のVan Triへ引越をされてから、直ぐに生徒数が約100人増えたそうです。
凄い増加ペース、恐らく新校舎に移るのを待っていた方が多かったんだと思います。
さすがに、様変わりした新校舎。
素晴らしい環境です。
まず、今日(2018年9月6日)時点で、生徒さんの総数は、377名だそうです。
3年前の222人から比べると、一気に生徒数を増やされています。
問い合わせは結構来ているようで、基本ほぼ全てのクラスはWaitingをしておられるようです。
「今は、小学1、2年(G1、G2)と中学3年生から高校生のクラスには数席、空きがあるくらいです」
真由美さんの説明です。
「広い校舎に引っ越してきたんですから、もう少し教室を増やしてWaitingの生徒さんを受け入れたらどうなんですか?」
という私の質問に、
「いえ、先ずは教室よりも先生なんです。
良い先生を確保し、そしてその先生に合わせて教室を増やすというやり方をとります」
なるほど、利益追求は勿論大事ですが、あくまでも教育レベルを落とさないこと、これが先ずありきだという真由美さんの説明に、思わず頷きました。
「今の校舎のキャパシティーを考えると、優秀な教師と同時に教室を増やしたとして、約420人くらいにまでは収容できます。
また、現在清水建設さんに頼んで新校舎を建築中ですが、これができるとMAX700人まで増やすことはできます。」
まだそれだけの伸び代を敢えて残しながら、優先順位を「教育の質の充実」に向けているあたり、少し余裕を感じさせる学校運営です。
更に、校舎拡張計画についての説明をしていただきました。
正面玄関入って、先ず目に飛び込んでくるのが、この新校舎の建築現場です。
ここは昔、芝生のプレイグラウンドでした。
小さな小学生の子供達がクラス単位で手をつないで集まり、走り回る姿が思い出されます。
3年間で155人、毎年約50人くらい生徒数が増えている計算になります。
このままペースで生徒さんを受け入れていくと、いつか100%のフル稼働に到達してしまいます。
前回のご担当者のエリさんから、新校舎の計画は聞いていました。
今回3回目の訪問の際、早くも始まっている拡張工事を目の当たりにし、昔のエリさんの言葉を思い出しました。
着実に、無理なく、しかし大きく成長しているインターナショナルスクールというイメージを持ちます。
「Concordia International School Hanoi」ハイスクール向け新校舎が完成しています
保護者の方2名とGrade12の高校生2名の総勢4名に、新校舎の隅々を内覧させていただきました。
また、その時にお聞きした貴重な情報を、学校側に真っ正面から向き合ってる「保護者」と「生徒」さんの考えや意見は、私にはとても参考になりました。
ご確認ください。
では、現時点での国籍別の生徒数割合をご紹介します。
常に変動しますので、概算割合になります。
- 韓国人:30%
- ベトナム人:30%
- アメリカ人、カナダ人:20%
- 日本人:7%
- ヨーロッパ:13%
移転前は日本人は約5%くらいだったそうですが、移転後の新校舎になってからは、着実に日本人の生徒数を伸ばしておられます。
ただ、日本人は3年から5年周期で帰任が訪れます。
出入りがとても激しくなってしまいますね。
その点、韓国人はもっと長期スパンでやってきます。
おまけにインターナショナルスクールの学費まで出る会社もあるようです。
日本に比べて韓国人生徒の割合が増えてくるのは、このあたりの要因が大きいようです。
綺麗な校内の写真をご紹介する前に、Concordia(コンコルディア)までの車のアクセスについて、まとめておきます。
恐らく、ぼけぼけタクシードライバーのお陰で、
「エライ時間かかってしまったよ・・・」
というご経験をされる方が、今後続出しそうですので、下記に説明を入れておきます。
そう言う私も、同じ目に遭いましたので。
交通アクセスも、ニャッタン橋が出来て一気に便利になりました。
お陰で、タイ湖東岸エリアから車で20分くらい、またKim Maエリアからでも30分で着く近さです。
ただ、私も経験しましたが、タクシーの運転手には「Van Triゴルフ場」と伝えた方が分かり易い。
なまじっか学校の住所を言っても、学校の周りをウロウロされるだけで、時間がかかってしまいます。
そしてようやくの思いでコンコルディアの正門についた瞬間、タクシーの運転手は、
「最初からバンチーゴルフ場と言ってくれりゃあ、一発で来れたものを」
と天を仰ぎながら言われるんです。
今回ご紹介する「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ)」は、Van Triゴルフ場の正門ゲートをくぐった先にあるんです。
ですので、バンチーゴルフ場とお伝えください。
今のところ(2016年12月11日)はこの説明の方が間違いがありません。
ただ・・・バンチーゴルフ場へ行ったことの無いタクシーに乗ると、倍以上時間がかかる可能性大ですので、最初にハッキリと場所を無線で本部に聞かせて、分からせた状態でいく方が結果早いです。
何度か行ってみて、私が思う近い道は、次の地図にある赤線の経路です。
ニャッタン橋を越えて、そのまままっすぐ、大きな交差点を左折し、暫く走ってもう一度左折。
両サイド田んぼのあぜのような道を走るとその先に、バンチーゴルフ場の正門入り口が見えてきます。
その先がコンコルディアです。
念の為にGoogle Mapを付けておきます。
お確かめください。
では、新校舎が如何に広くて綺麗か、次の写真をご覧下さい。
繰り返しますが、最後には校内を撮影したYouTube動画も付けていますので、合わせてご確認ください。
まず新校舎のご説明をする前に。
実際お子様をConcordia(コンコルディア)へ行かせている奥様から直接お聞きした話です。
「学校側に求めたいことは、やっぱりプールを造って欲しい」
今プールが無い状態です。
前任のエリさん曰く、
「Van Triと話し合いで、将来的にVan Tri住民が使用するジムが出来るので、そのスイミングプールを利用する事になっています。
それが出来るまでの間、ここから直ぐ近くにある綺麗なスイミングプールを利用して水泳の授業をします。
Van Triのプールが出来れば、将来的には水泳の授業がもっと増え、より充実してくると思います。」
ちゃんと手は打っておられるようですね。
まず、校舎が広いので、次の4つのカテゴリーに分けて、写真中心にご紹介していきます。
- 1.生徒が走り回る運動場(プレイグラウンド)の風景
- 2.各教室の勉強風景
- 3.教室以外にも学習できるスペースがあります
- 4.食堂と体育館の風景
◎1.生徒が走り回る運動場(プレイグラウンド)の風景
コンコルディアの運動場(プレイグラウンド)は「芝生」です。
まずはご覧下さい。
大きな運動場は天然芝です。
また、最近完成した低学年用プレイグランドは人工芝で、転んでも怪我を最小限に食い止める軟らかい素材を使っています。
低学年プレイグラウンドは高等部の新校舎になるので、家庭菜園スペースも含めて無くなってしまいました。
しかし、プレイグラウンドは芝生のグラウンドだけではありません。
コの字に形造られた新校舎の中庭も、低学年の遊び場所です。
家に帰ると車通りの多い、庭の無いサービスアパートにお住まいの方々、やはり多いかと思います。
皆が皆、Diamond Westlake Suites(旧Sedona Suites)やCOCOなどと言った広い敷地が売りのサービスアパートでは無いはずです。
「お子様が学校にいるときは、せめて綺麗な空気の下、広大なグラウンドで思いっきり体を使って走って欲しい」
そんな思いは、どのご父兄にもあるかと思います。
「プレイグラウンドの面積の充実」
インターナショナルスクールに求められる、一番大きな必須アイテムかもしれません。
◎2.各教室の勉強風景
Concordia(コンコルディア)の講師陣のレベルの高さは、既に前回のご紹介記事で書かせていただきました。
具体的にどんな授業なのか、受けたことがないので分かりませんが、生徒さんの表情をみていると、何となく分かります。
私達が住まいの近くにあった公立小学校のやり方や環境と比べると、まるで違ったメソッドなんだろうな、そう思います。
さて、見逃してはいけない大事なポイントを一つ。
もともとConcordia(コンコルディア)が建つ「Van Tri(バンチー)」エリアは、周りを木々に囲まれた新緑深い環境が気持の良いことで有名です。
しかし、それだけではありません。
教室に導入されているエアコンは、空気清浄フィルター機能を有する世界の「ダイキン」製で統一されているということです。
ビルトインの大型エアコンですが、さすがダイキン。
空気清浄フィルターが付いたバージョンが有るんですね。
空気の悪いハノイでの毎日の授業です。
郊外に出ているから大丈夫と費用を抑えることなどせず、子供の健康を最優先に考える設備投資を貫徹されています。
ご両親は安心できますね。
◎3.教室以外にも学習できるスペースがあります
そうです。
教室で机を並べて授業を受けるというスタイルだけではありません。
至るところが「教室」となる、恵まれた環境です。
食堂前の1階の廊下です。
ここが、小さな可愛い子供たちにとって、楽しい先生と一緒にいると、次のような「創造性高める教室」に早変わりします。
ふと、廊下の隅に目をやると、小さな可愛らしい女の子が、こちらをじーっと見ています。
一番小さな生徒さんかな。
二人、お友達なのでしょう。
よく見ると、お人形さんのような可愛い子が、その年代の女の子向けに準備している着せ替えドレスから選らんで遊んでいるんです。
何とも微笑ましいと同時に、
「こんな女の子用の遊びドレスまで用意しているの」
ちょっとびっくりしました。
◎4.食堂と体育館の風景
前回来た時に、当時のご担当のエリさんと一緒にお昼を頂きました。
大人でも充分口に合う味、本当に美味しかったです。
この食堂にあるカフェテリアは、「ドンキーベーカリー」さんが運営をされているそうです。
この「ドンキーベーカリー」さんの企業方針で、障害者の方々の雇用を積極的に進めるというものがあり、ここConcordia(コンコルディア)のカフェテリアでも障害車の方々がお仕事に従事されています。
日本と違い、まだまだ障害者の社会進出には高いハードルのあるここハノイで、インターナショナルスクールが積極的に障害者の活躍できる場所を提供しているとは、とても素晴らしい取り組みだと思います。
では、次に体育館をご紹介します。
床の木材は、
「アメリカの規定を満たしている、学校体育館用のフロア材」
をわざわざマレーシアから取り寄せたのだそうです。
アメリカ製の高価なフロア材。
クッション性にすぐれ、スポーツをする床材として最適な素材なのだそうです。
敷き詰める際は、理事長自らが監修して行ったそうですので、「アメリカ人のスポーツ愛を実感した」とエリさんに教えてもらいました。
廊下などに、他のインターナショナルスクールとの対抗試合などのスケジュールなんかも掲示されていました。
では、次は図書館に行きます。
教室はもちろん、外のグラウンドや食堂、中庭、廊下、図書館・・・
どこに行っても「混雑」というにはほど遠い、余裕の授業が展開されています。
共用利用される図書館のような施設も、きちんとタイムスケジュールに則って利用されている様子がよく分かります。
中学から高校生レベルの生徒さん達は、1階の低学年とはうって変わって物静かにMacを操る、独特の雰囲気です。
ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など、世界の難関大学へ向かうアカデミックな佇まいの生徒さんで一杯でした。
次に3階の音楽室の前を通ると、見たことの無い妙なロッカーが・・・
「ペットの待機場所??」
違います。
よく見ると、家から持ち込んできた大切な「マイ楽器」を保管するロッカーだというんです。
子供たちにはとても大切なのが「飲料水」です。
実は、Concordia(コンコルディア)には、日本の技術を駆使した「浄水機能」が備わっており、全て飲むことのできるんです。
毎月の水質チェックも怠らず、メンテナンスしてくれているとの事。
「水の純度」にこだわってくれていることは、当たり前ですが、我々親からすると安心ですね。
さて、では最後に新しい「学費」を皆様にご紹介します。
ここは皆様も関心が強いところかと思いますので、前回の投稿を踏襲しながら説明致します。
ConcordiaHPの(Tuition & Fees 2019-2020)から、そのまま皆様にご紹介していきます。
なお、USDとVNDの交換レートは、1USD = 23,400VNDで計算しています。
では、支払順にその学費をお知らせします。
※以下の学費はSingle Payment(一括払い)の金額です。
分割(年に4回)払いも勿論可能ですが、その額も合わせてご説明致します。
- Application Fee(申込み料):8,190,000VND(350ドル)
※申込み願書を送るときに同時に送金します。
※初回1回だけのお支払です。 - Enrollment Fee(入学金):22,230,000VND(950ドル)/1生徒につき
※入学金で初回1回だけのお支払です。ご兄弟での入学の場合以前は割引制度がありましたが、現在は無くなったようです。
詳しくは学校側にご確認ください。 - Annual Capital Fee(毎年基本授業料):46,800,000VND(2,000ドル)/年
※毎年全学年の生徒に一律にかかる「年間基本学費」です。下記にまとめた学年ごとの学費と足した金額が正式な年払いの金額となります。 - Deposit(デポジット):23,400,000VND(1,000ドル)/1生徒につき
※毎年次年度の授業料の一部をデポジットとして学校に支払います。従って「授業料以外の費用」ではなく、授業料に充当されるお金です
また、上記の入学関連費と年間授業料以外にかかる費用を以下にまとめておきます。
ただし、あくまでもオプションです。
必要な場合に費用が発生するということですね。
- スクールバス利用料:28,080,000(1,200ドル)/年間
- 昼食代:
・Preschool〜Grade3:65,000VND(約2,8ドル)/1回のLunchにつき
・Grade4〜Grade12:80,000VND(約3,5ドル)/1回のLunchにつき - ユニフォーム代:400.000VND(17ドル)/ポロシャツ1枚に付き
※厚手のトレーナーは400,000VNDです。
※速乾性に優れた素材に変わり、ロゴも実は今年から若干ですが変わっています。
続きまして、肝心の年間のクラス別学費一覧です。
- 一括支払い(Option1):Single Payment
- 年4回支払い(Option2):Quarterly Payment
の2通りの支払方法があります。
まずは次の料金表をご覧下さい。
※1USD=23,400VNDで計算をしています。
前のご紹介記事では、国連学校UNIS(United Nations International School of Hanoi)との学費比較をさせていただきました。
最近はロンビエンのイオンモール近くに英国式インターナショナルスクール「British International School Hanoi(ブリティッシュインターハノイ)」も、着実に日本人の生徒数を伸ばしてきています。
他にもシンガポール系のインターや、ベトナムローカルだけど、とても低料金でネイティブな英語を学べるインターナショナルスクールも出て来ています。
私の立場ではサポートをさせていただく関係で、お客様のご予算、ご希望のエリアに合わせてご紹介できるインターも知っておかないといけません。
逆にどこのしがらみも無い、公平な立場を生かして客観的な目線で皆様に偏らない情報をお伝えしていきたいと思います。
前任のエリさんから子供たちが取り組むボランティアについてお聞きした内容を、添えておきます。
「ボランティア活動が今とても盛んなんです。
郊外の貧しい農村地帯の学校で遊具を作ったり、子供達がボランティアで集めたお金で毎年文房具を寄付したりしているんです」
困っている人々に手を差し伸べる教育、これは日本より海外の学校の方がより充実した取り組みをしているように思います。
いろんな角度の教育を、子供に施すことができるのは、やはり海外のインターナショナルスクールならではのメリットだと思います。
Concordia(コンコルディア)は、着実にその路線を行くインターナショナルスクールです。
Kim Stephanes先生と前任のエリさんの2ショットです。
このキンバリー(通称キム)先生、アドミッションのトップをしているアメリカ人です。
彼女が基本試験官として試験を行います。
お子様と一番最初に直接相対する先生です。
とても柔和な表情で、お子様をリラックスさせてくれるそうです。
コンコルディアにチャレンジしようとお考えの皆さん、お子様によーくこの写真を見せておいてください。
どのGradeに挑戦しようとも、必ずこのキム先生の面接をパスしなければなりません。
なかなかお忙しいキンバリー先生にお会い出来たので、私が以前からお伺いしたかった「卒業生の大学入学実績」についてご質問させていただきました。
今年から、いよいよ大学入試を迎える生徒さんが出てくるタイミングだそうです。
ということは、今年以降、毎年実績が具体的に見えてくる訳です。
「そうですね、有名な大学だけピックアップして申し上げますと、ニューヨーク大学(NYU)、コロラド大学、それにヒラリー・クリントンが卒業したウェズリー大学などには、既に生徒は合格しています」
キム先生が真顔でさらりと回答してくださいました。
なるほど、Concordia教育の成果がじわりと滲み出した様子です。
着実に有名大学への橋渡し校になりつつある自負が、キム先生の表情から伝わってきました。
CONCORDIA(コンコルディア)から世界の有名大学へ。
この実力を支えているのが、コンコルディアの「AP(Advanced Placement)コース」です。
ここは前任のエリさんからも詳しくお伺いしております。
「APは、アメリカのSAT(日本のセンター試験のようなもの)を運営するCollege Board(SATを運営する非営利組織)が行なっているカリキュラムです。
成績・能力によってクラスが選別され、APクラスに所属することになった一握りの優秀な生徒だけが、APテストを受験することができます。
コンコルディアはアメリカンスクールですので、高学年生にはAPプログラムに挑戦してもらっています」
世界の教育メソッドは、やはりアメリカ、ヨーロッパで確立された感があります。
その教育メソッドを支える教育プログラムで代表的なものが、
この2つです。
どちらを採用するかは、勿論学校側の任意です。
ちなみに、United Nations International School of Hanoi(国連学校UNIS)と、British International School Hanoi(BIS)、そしてHanoi Internatioanl School(HIS)は、IB(国際バカロレア)を採用しているようです。
もう少しエリさんからお聞きしたことを、そのままお伝えしておきます。
APプログラムとIB(国際バカロレア)の違いについて、以下のエリさん情報をご参考ください。
加えて116カ国、1000校以上がAPコースを実施しています。
参考までに、IB(国際バカロレア)は、150カ国以上の学校がIBコースを実施しています。
IB認定校は、平成29年4月1日現在、世界140以上の国・地域において4,819校あります。
認知度はIB(国際バカロレア)のほうが高いですが、実力は拮抗しています。
IB(国際バカロレア)は6科目で1セットですが、APは1科目だけの受講も可能なため、科目選択の自由度が高いところがIBと大きく異なる点です。
APコースは全部で30科目以上ありますが、扱われている科目が高校によって違います。
コンコルディアで受けられる科目(コース)も毎年変わります。
大学入学後に単位が認められるかどうかは、1年間の授業終了後、毎月5月に実施されるAPテストの結果に基づきます」
エリさんのお話をお聞きしながら、少し思い出してきました。
確か高校に在学しながら、大学の難しい単位を取得できる仕組みがアメリカにはあり、秀才達は高校で単位の先行取得をすることで、大学でのダブルメジャー(主専攻を2つ同時に取得すること)を目指している・・・
「田口さん、そう、その通りです。
APプログラムというのは、APのテストを無事にパスし、成績評価が一定の基準に達すると、大学の授業単位(Credit)を修得したとみなされるんです。
詰まり、APテストの成績が良ければ、大学の単位を高校の時点で取得できてしまう。
また、自身の実力を証明するのに一番確かな数値にもなります。
これが最大のAPの特徴ですね」
エリさんの説明を聞いて、
「そうか、その秀才君達はアメリカの高校でAPプログラムを複数科目取得することで、大学で本当に専攻したい勉強に時間をかけていたんだな」
私の合点がいった表情を見ながら、エリさんは更に話を継いでくれます。
「APは1年を通して授業を行います。
これとは違い、IBは2年間のプログラムになります。
IBは、1教科でも不合格をとると国際バカロレアの修了資格は授与されませんが、APはテストの結果次第で1科目からでも認められます。
先ほど申し上げましたが、日本ではIBがAPに比べて認知度は高いですが、APも世界的に認められています。
特にアメリカの大学では広く知られており、米国大学への進学を考えているお子様はAPコースを取得することを考えるのではないでしょうか。
ただし、大学の1・2年次と同レベルのクラスを受けるわけですから、すべての生徒が受講できるのではなく、あくまでも上位の成績優秀者のみが受けられるコースとなっています。
本校も、高学年生にはAPプログラムを履修させ、合格科目を1つでも多く取り、有名大学へ挑戦してもらう取り組みを続けています」
長く就学できれば・・・
こういうインターナショナルスクールのメリットを享受することができるんですね。
羨ましい限りです。
ハノイ校は開校して7年ほどですが、圧倒的な知名度を上げているのは、姉妹校の上海校と香港校です。
- 香港インターナショナルスクール:2600人
- コンコルディアインターナショナルスクール上海:1200人
上記2校。
Waitingは当たり前の超進学校です。
この2校で教鞭を振るっていた実力派教師陣の方々が多数ハノイ校に赴任され、ハノイ校の底上げに尽力されています。
レベルが上がらない訳がありません。
Cau GiayのDuy Tan通りにあった旧校舎の時から、Concordia(コンコルディア)を取材させていただいております。
日本人窓口も、ミナさんからエリさん。
そして、今回新たに窓口になられた真由美さん。
その真由美さんは、次のような資料を見せてくれました。
これは、「Mapテスト」と言うアメリカ全土で受ける共通テストです。
一番右端にある、緑色のグラフの特出した高さをよく見てください。
英語や数学と言った科目に合わせて、そのテスト結果が棒グラフで表示されています。
常に3本のグラフが伸びていますが、これは、
- ALL(えんじ色):全世界の平均スコア
- Vietnam(グレー色):ベトナムだけの平均スコア
- Concordia(緑色):Concordia(コンコルディア)Hanoi校だけのスコア
なんと、このコンコルディアのハノイ校の成績が全ての学年で他を上回っているんです。
「この成績結果が、私達の指導方法に間違いが無いことを示しています」
キム先生も胸を張って語っておられました。
最後に・・・
真由美さんとの話合いの途中、可愛らしい日本人の女の子が、制服姿で入って来ました。
コンコルディアの高校1年生だそうで、学校見学者をアテンドする「アンバサダー」さんだと言うんです。
自ら志願して、私達大人にコンコルディアの良さを伝える「語り部」のお仕事を買って出てこられました。
真由美さんはニッコリ笑って二人きりにしてくれました。
暫くその高校生の女の子と2人で校内を歩きました。
その時、可愛らしい語り部さんから聞いたことがとても印象的でした。
「私ね、色んな国籍の友達がいて、良く皆で話をします。とても楽しい。
でも、日本人の友達だけで話をしても、なんて言うか・・・あんまり面白くない・・・」
なぜと聞かれても、恐らく答えられないでしょう。
宙の1点を見つめながら、ボソリとつぶやく彼女の本音が、思わず転がり落ちたような瞬間でした。
外国人に取り囲まれると、非常に疲れる普通の日本人である私にとって、日本人より外国人の友達と一緒にいる方が楽しいという高校生の女の子取り囲むConcordia(コンコルディア)という環境がとても羨ましく感じました。
毎度毎度思うこと。
「もっと早く我が子に経験させてやりたかった」
後の祭りですが(笑)。
毎回来る度に、なにかしらバージョンアップしていると感じるConcordia(コンコルディア)。
素晴らしい先生方と、校舎の周りの深い自然。
そして決して偏っていない国籍比率のお友達から吸収できる「生きていく為に必要な力」。
全てが整った環境が、色んな学年の子供達に、年相応の「知恵」を熟成させていく。
草木が根に養分を蓄積させるように。
初めてベトナムのハノイに来て、日本人学校ではないインターナショナルスクールに我が子を入れる算段をする訳ですから・・・
できる限り下調べと準備は必要かと思います。
そんな方々のお役に立てれば幸いです。
では、先日私がエリさんのご協力で、新校舎をビデオ撮りさせていただいたYouTube映像をご覧下さい。
以上、米国式インターナショナルスクール「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ)」の新校舎のご紹介でした。
◆少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。
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