「Concordia International School Hanoi」ハイスクール向け新校舎が完成しています

Concordia International School Hanoiのハイスクール向け新校舎

Concordia International School Hanoiのハイスクール向け新校舎



ハノイリビングの田口です。

2016年12月13日、ハノイ北部の有名なゴルフ場「Van Tri(バンチー)」に、17,000㎡もの広大な敷地を有する「Concordia International School Hanoi」の新キャンパス完成と共に移転された記事をご紹介をさせていただきました。

米国系インター「CONCORDIA HANOI(コンコルディア)」のVan Tri新校舎をご紹介します

「学習のために子ども達が必要とするものは何か」

この発想を軸に据え設計された新校舎。
全ての教室が、「場所を変える」、「部屋を分割する」など 多様な使い方が可能です。
また多くのスペースが各特定の用途に応じて設計されていて、生徒達が研究や学習を行う上で必要なものが揃えられています。

特記すべきは、新校舎があるVan Triはハノイの喧噪から逃れた郊外に位置し、空気質指数(AQI)は市街地よりも通常30程度低い値をキープしています。
育ち盛りの生徒達を受け入れるのに、緑が濃く、清らかな空気は必要不可欠です。
学校では30分おきにこのAQI値をチェックし、生徒達が校舎を出る前に、全教師にその情報が伝えられています。

空調と空気清浄機能は、日本のダイキンとパナソニックのシステムが効いています。
水質管理は、元々Van Triエリアが独自のフィルターシステムでろ過しており、更にその水をアメリカの浄化システムが働き、徹底した軟水化が実現しています。

まさに、子供達が安心して過ごす事ができる「学び舎」です。

広いグラウンドが敷地一杯に広がっています

広いグラウンドが敷地一杯に広がっています



何度かお誘いいただき、訪問をを重ねる中で、同敷地内に新たに高学年用の校舎を新設するお話は伺っておりました。
清水建設さんの施工で進めていくとのこと。
その建築が始まったあたりで、一度伺ったこともあります。

次の写真は、その時に撮らせていただきました。
生徒数の増大に合わせての校舎の増築。
現時点で生徒数は470人。
今回の新校舎ができると、MAX700人まで収容できる能力を持つことになると。

しかし、生徒の受入数をただ増やすことよりも、「教育の質」を落とさずに手厚い授業を展開できる体制維持に重きを置いておられることは、以前より教務責任者のキム先生から伺っておりました。
教師陣の補充を伴う新校舎増設となります。

この施工が完成したんです

この施工が完成したんです



今回、ある保護者の方から、

「高校生クラス向けの新校舎が完成しています。現在は生徒も休みに入っていますので、一度ご覧になりませんか」

とお誘いをいただき、私もお客様からのご質問の多い「インターナショナルスクール」の生きた情報は知っておかなければならず、早速お言葉に甘え、行かせていただくことにしました。

意匠的でかっこいい校舎です

意匠的でかっこいい校舎です



「Concordia International School Hanoi」の授業料や細かい情報は、先にご紹介した冒頭のリンク先にてご確認ください。
今回は、新設された、主にハイスクールの生徒様向けの校舎について、ご紹介させていただければと思います。

高校3年生の生徒さんが主に使うフロア

高校3年生の生徒さんが主に使うフロア


ご紹介の前に、「Concordia International School Hanoi」のハイスクールの卒業生の入学実績を簡単にまとめておきます。
Concordia(コンコルディア)は世界のトップ大学に通用する生徒を育てることを目指し開校しています。
2016年から2017年度にGrade12まで就学、卒業生を輩出してから昨年度まで、わずか3年足らずの間に出した合格実績以下にご紹介します。

昨年度までに、アメリカのトップ30に入る「New York University」に合格した生徒を皮切りに、
ペンシルベニア大学、スタンフォード大学、プリンストン大学、ダートマス大学、デューク大学、カリフォルニア大学バークレー校、カリフォルニア大学デービス校、カリフォルニア大学アーバイン校、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、南カリフォルニア大学を含む11校に加え、ニューヨーク大学、ラトガース大学、オーバリン大学やシドニー大学、カナダのクイーンズ大学、香港科技大学、エラスムス・ロッテルダム大学 などに合格を果たしています。

お聞きすると、まさにきら星のような超有名大学への進学実績を積み上げておられます。

今回の新校舎は、生徒数の増加を背景に、またこういう世界の難関大学へチャレンジする学生をサポートする為に新設された、最新鋭の設備を兼ね揃えた校舎です。
広い体育館を始め、科学実験や研究作業を合同で行えるエリアや美術室なども備わっています。

保護者様、「Ambassador」を買って出てくれた生徒さん、本当に貴重な情報ありがとうございます

保護者様、「Ambassador」を買って出てくれた生徒さん、本当に貴重な情報ありがとうございます



私を先導してくれたのは、保護者の方々が積極的に参加されている「Parents Ambassador」のお二人の保護者の方、そして高校生の可愛い二人の「Ambassador(アンバサダー)」さんの計4人です。
以前は高校生の女の子Ambassadorさんがお一人(今回もまたアテンドしてくれました)だけでしたが、今回は同じ女の子と保護者様を含めて総勢4名。

ちょっと恐縮してしまいますが、折角なので私が見聞きしたことを、写真をご紹介しながら、なるべく写実的に、そのまま感じた事も合わせてご紹介できればと思います。

巻末には、校舎内を撮影したYouTube動画を付けていますので、ご参考にしてください。

なんと1階に私が毎週末に利用している「Joma Cafe」がさりげなく入っているんです!

なんと1階に私が毎週末に利用している「Joma Cafe」がさりげなく入っているんです!



生徒さん達や先生も「Joma Cafe」の美味しい飲み物を楽しまれています

生徒さん達や先生も「Joma Cafe」の美味しい飲み物を楽しまれています



1階エントランスに入ると、いきなりアカデミックで静かな雰囲気に、思わず口を抑えてしまいそうになります。
生徒さんが今は居ないからか、静まりかえっています。

なんと、「Joma Cafe」が見えるではないですか!

さりげなく、1階にテナントとして入る「Joma Cafe」。
オーナーさんのお子様が、このConcordia(コンコルディア)で学んでいるそうで、そのきっかけからか、この度新校舎内への出店となったようです。

先生とのホームルームの際に使う「階段兼集会スペース」、イメージはサパの段々畑

先生とのホームルームの際に使う「階段兼集会スペース」、イメージはサパの段々畑



私は、今回の訪問を通して、どうしても知りたかったことがあります。
それは、

多感でまだ子供の生徒達を、しかも文化の違う色んな国籍の子供達を、どうやって自発的な勉学に向かわせるのか

日本の詰め込み暗記中心の勉強は、その型にハマらない生徒だと辛く、授業以外のクラブ活動や友人との語らいが楽しく、それがどちらかと言うと学校へ行くモチベーションになる。
それが私の学生時代の学校風景でした。

分からない事を理解できる喜び、できないことができるようになる高揚感

クラブ活動ではこの達成感は、練習の成果として成績に表れるので感じやすかったですが・・・
勉学でこの喜びを実感できたことがあるかというと、成績順位に大したアップも無かった私には、ついぞ味わうことなどありませんでした。

何の為に勉強をするのか

この自問に対しては、

良い大学に入り、安定した会社に就職できる切符を獲得する為

なんだろうとなぁ、と漠然と考えていたのを思い出します。

親がそうなら子も同じ。
我が子に、「勉学の先にある我が夢へ近づいて行く高揚感」を味わうきっかけを、多感な学生時代に与えてやれなかった悔いは、消えることはありません。

このコンコルディアというインターナショナルスクールには、親を巻き込み、共に子供の成長を見守る体制が、しっかりと確立されているんです。

順にご説明していきます。

高校生達が使う体育館「さすがに広いですね」

高校生達が使う体育館「さすがに広いですね」



教務責任者のキム先生が言われていた、コンコルディアの教育方針を思い出します。

「他人(クラスメート)と比較するのではなく、本人がどれだけ成長したか、ここを見ています」
「良い成績を収めるためだけでなく、人生で成功するためにどうすべきかという教育にも多くの時間を注ぎます」

これが言えるということは、一人一人の生徒ごとの「目標設定」をしているということになります。
クラスで1番になることよりも、本人が最大限の努力をすること、ここを重視する教育。

しかしこれが「絵に描いた餅」にならず、手厚くサポートできるには、教師陣の相当な実力と熱意が必要です。
コンコルディアの教職者は、

  • 平均18年の教師としての勤続年数を持ち
  • 90%がマスター以上の資格を持ち
  • 80%がアメリカで教育を受けた生粋のネイティブ

本場アメリカで実績を積まれた優秀な教師陣が、最前線で指揮を取り、現時点の高い教育レベルを支えておられます。
また、先生方の離職率も10%以下なので、生徒に対して安定した学習環境を提供できていると言えます。

「アメリカの大学は、入学試験で満点を取れる生徒や高校で完璧な成績を収める生徒よりも、様々な経験を積んできている生徒を重視します」

このお話は、私をアテンドしていただいた「Parents Ambassador」のご婦人のお一人から伺いました。
アメリカでの就学生活が長く、アメリカの有名大学で学ばれた経験をお持ちです。

日本ではエリートでも、アメリカの尺度ではそれはまだエリートではない。
成績は勿論なのですが、プラスして、

人生で成功するためには、今何をしなければならないか

これを自問自答し続ける姿勢を持つ学生が「優秀者」だという評価、アメリカにはこういう考え方が根付いていると言うんです。
「成功する為に考えて行動する」
その行動の1つが「勉強」で有るべきだという考え方。

「コンコルディアには、この教育方針を強く感じます」

そう仰っていました。

職員室、カウンセラー室が1階にあり、高学年の生徒になるほど頻繁に相談に来るそうです

職員室、カウンセラー室が1階にあり、高学年の生徒になるほど頻繁に相談に来るそうです



子供が静かに勉学に向き合い、成績を伸ばすための努力を続けながら、将来の夢を想う。
この姿勢が自然に身につくためには、学校と親の緊密な連携サポートが必要だと、キム先生は言われます。

「私達はお子様の入学面接の時に、ご両親ともいろんなお話をします。
今までの子育てで大変だと思ったこと、またとても幸せに感じた事、それにボランティア活動についてなど、たくさんお伺いします」

これは、同時にご両親が自分の子供の教育に対して、どれだけ前向きなのか。
また、子供(生徒)の成長に真剣に取り組む際に、どれだけ密に連携できる親なのか。

ここを重視すると言われます。
「学校に任せっぱなし」だった私には、なんとも耳が痛い話です。

また、学校側の生徒へのサポートは、「専門カウンセラー」が担います
もちろん各教科の先生もいますが、カウンセラーは、生徒の進路相談や志望大学の情報伝授、また苦手教科の克服方法など、生徒一人一人にオーダーメイドな対策をアドバイスする教育のプロフェッショナルです。

この「カウンセラー体制」は他のインターナショナルスクールにもあります。
ただ、どこまで機能しているのかは、外見では分かりません。

「ボランティア活動を立ち上げたい。先生どうすれば良い?」
「先生、数学の点数最悪〜、どうしよう・・・」

こんな相談に対し、生徒の自信につながるように優しくアドバイスをし、達成感を感じてもらえるように持っていく。
Grade10に上がると、頻繁にカウンセラー室に通う生徒が増えてくるようです。
お二人の高校生アンバサダーさんの話を聞くと、相当フル活用していることが分かります。

生徒とカウンセラーとの打ち合わせ会議室「生徒のボランティア活動にも活用されます」

生徒とカウンセラーとの打ち合わせ会議室「生徒のボランティア活動にも活用されます」



「私最初コンコルディアに来た時、『わぁー、インターナショナルスクールだぁー』って、この雰囲気に圧倒されちゃったんです。
どっちかというと自分から積極的に、というタイプじゃなかったんですけど・・・」

物静かなタイプのアンバサダーさんが、照れながら話してくれました。
しかし、気が付いたら自分からどんどん友達やカウンセラーの先生に相談できるようになっていたというんです。

確かに、見ず知らずの大人を校内アテンドしながらQ&Aをこなす「Ambassador(アンバサダー)」を買って出て、今まさに私の目の前でやっている訳です。
自分から積極的に、です。

Grade11(高校2年生)と12(高校3年生)のお二人。
進路を聞いてみると、

「私はアメリカの大学で学びたい。なので今からAPコースを7つは取りたい」
「私は日本の〇〇大学で勉強したい」

目を輝かせながら、はっきりとした回答が返ってきます。
もちろんアンバサダーを引き受けた時から、聞かれるであろう質問の準備はしているとは思います。
しかし、そうは言っても答えが具体的なのには驚きました。

「なぜ大学進学をするのか、なぜその志望校なのか」

その動機付けが徹底的に話合われている。
自分がやりたいことを決め、それを実現させるために具体的な進路を決める。
もちろんその判断の過程で、プロの専門カウンセラーの指導を何度も受けて、固めて行きます。

私の目の前にいる2人のコンコルディアの学生さんは、やりたいことを実現させる為の明確な進路を既に持っている高校生なんです。
学校の教育の厚みを実感させられました。

「とにかく受かった大学へ行く」

これは私です。
「つかみ取った」のではなく「ひっかかった」感が拭えません。
エライ違いです。

高級フィットネスジム並の整った校内ジム

高級フィットネスジム並の整った校内ジム



エリートフィットネスジムも顔負けです

エリートフィットネスジムも顔負けです



体育館の広さに驚かされましたが、校内にあるフィットネスジムも高級でした。

「私は、このフロアで小学生にダンスを教えているんです。
大学進学の時に、先生に良いDescription書いて欲しいから」

もう一人のアンバサダーさんが、ペロッと舌を出して教えてくれました。

キム先生が言う、「クラスで1番になることよりも、本人が最大限の努力をすること、ここを重視する教育」が自然と行われている感じです。
「内申書の高評価」が目的であっても、小さい子にダンスを教えることで身につく知恵もあるはず。
こんな「プチチャレンジ」の機会が、生徒の前にたくさん敷かれているんです。

「自ら考え、自ら動き、自らつかみ取る」

成功するためには必須の基本動作かと思います。

演劇や音楽の専門の教室もあります

演劇や音楽の専門の教室もあります



最後に、保護者の方からお聞きしたお話です。

「コロナの時、授業が思うようにできず本当にどうなることかと心配でした。
他のインターに行った友人に聞くと、結構な数の人員整理が断行されたところもあり、再開後の教室運営もままならないお話など、入ってくる情報はネガティブなものばかり。
しかし、コンコルディアは産休で国に戻られたほんの一部の先生以外は全員ハノイに残り、直ぐにオンライン授業を実施してくれました。
あの時ほど頼もしく思ったことはありません」

教師陣の離職率が10%以下のコンコルディア。
長らく同じ先生が教鞭を執ってもらえることは、何より生徒には安心材料になると思います。

優秀な教師を引きつける魅力が、恐らくコンコルディアにはあるんだろうと思います。

いかがでしょうか。
具体的な数字を交えたご説明というよりも、今回はまさに学校側と真正面に向き合っている「保護者」と「生徒さん」から出てくる「率直なご意見」に触れて私が感じたこと、
そこに集中して書かせていただきました。

では4人様から受けた、至れり尽くせりの学校紹介のあと、私がもう一度1人でカメラを回して校内を撮影したYouTube動画を付けておきます。
校内の様子をお確かめください。
参考になれば幸いです。

1つ、私の表現で「保護者」と言わなければいけないところ、「父兄」を連発しております。
お聞き苦しい点、お詫び致します。

また、コンコルディアも新校舎のプロモーションビデオを制作されています。
私のご紹介動画と合わせてご覧下さい。

「Concordia International School Hanoi」制作の新校舎プロモーションビデオ

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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