ベトナムハノイにあるインターナショナルスクールでよくお客様からお聞きするのは、United Nations International School of Hanoi(通称UNIS)とHanoi International School(通称 HIS)です。
もちろんベトナムローカルのインターナショナルスクールもあります。
通常、ハノイに赴任されるご家族の場合、お子様を日本人学校に通わせるか、インターナショナルスクールに通わせるか、大きな選択ですね。
- 会社から出る学校経費の基準は「日本人学校」ですので、予算を考えて日本人学校を選択されるケース
- 無理をしてでも「帰国子女枠」を獲得したいので、インターナショナルスクールへ通わせる判断をされるケース
いろいろ有るかと思います。
今回ご紹介するのはアメリカのインターナショナルスクール「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ)」です。
最近ハノイに来られる奥様が、アパートの内覧と合わせてお子様の学校の見学もスケジュールにいれて来られるケースがよくあります。
アパートのご案内中、見学に行く予定の学校の話によくなるんですが、今回ご紹介する「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ)」はその常連学校です。
UNIS同様「きちんと調べないと」と思っていたインターです。
Concordia(コンコルディア)は2016年にゴルフ場で有名な「Van Tri(バンチー)」へ新校舎設立で移転されました!
新たにVan Tri(バンチー)へ移転された「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ)」。
その新校舎の様子は、写真とYouTube動画を使い、また新しく改訂された授業料についても、次の稿で説明させていただいております。
ご参考ください。
米国系インター「CONCORDIA HANOI(コンコルディア)」のVan Tri新校舎をご紹介します
ただ、基本的な教育方針や、先生のクオリティ、またその優秀な講師陣が繰り出す授業の内容などは、こちら尋ねていただきました今の稿で詳しく説明をしております。
そのまま読み進んでください。
先日、あるお客様からメールが届きました。
数週間前に一度アパートをご紹介したお客様で、現在「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI」に日本人スタッフとしてお勤めとのこと。
「時間のあるときに是非キャンパスツアーもやっていますので、見に来てください」
なんと、調べたいと思っていた時に、日本人のスタッフさんからご連絡をいただけるとは・・・
早速訪問させていただきました。
Cau Giay区のDuy Tan通りにあるMY WAY HOTEL & RESIDENCEの直ぐ近く。
裏にFPT大学があります。
「何時も良く通る道だけど、こんなところにあったのか」
まさに今日本人の人口が爆発しているハノイ西部に位置するインター。
2年後の移転に向けて着々と準備をしながら、質の高い教育を展開している「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI」のまずは概要と位置図からご紹介します。
- 【学校名】「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ)」
- 【住所】CMC Building Duy Tan St, Cau Giay District, Hanoi
- 【連絡先】※ホームページにも記載してあります。
Tel: (+84 4)3795 8878 or 9829 or 9830
Fax: (+84 4)3795 8879
※窓口担当者(Liaさん、Monicaさん、Minaさん:Minaさんが日本人スタッフです) - 【メール問い合わせ先】
・admissions@concordiahanoi.org
・communications@concordiahanoi.org - 【設立】2010年
・幼稚園・小学校・中学校・高校生
※Grade10(高校1年生)クラスは2014年度から開設予定です。 - 【入学のタイミング】毎年8月中旬
※途中編入は何時でもOKです。今の年次を考慮に入れて学校側と相談して編入学年を決めていただきます。
※例えば小学校4年生のお子様が日本から来た場合、8月まではGrade 3(小学校3年生)に在籍し、8月からGrade 4となります。
もちろん英語の能力が高くかなり勉強の進んでいるお子様の場合は上級クラスの授業を科目別に受けることも可能です。 - 【授業言語】英語
- 【学費】この稿の後半を参照ください
- 【スクールバスの有無】有り(利用希望される場合年額20.000.000VND;約940ドル)
- 【食堂の有無と利用料金】有り(80.000VND/1 Lunch。お弁当持参も可)
- 【クラス編成と1クラスの定員数】
※現在仮校舎の為クラスはGrade 9(中学3年生)までです。
※高校生クラスについては姉妹校(上海校、香港校)は既にGrade12(高校3年生)までありますが、ハノイ校は受け入れ態勢がありますが生徒数が少ない為、現在Grade9(中学3年生)までです。
2014年はその子たちがGrade10(高校1年生)になりますのでGrade10まで受け入れ可能となります。
もちろんGrade11、12の開設希望者数が増えるのと平行して受け入れ体制も作っていくとのことです。
・Preschool(3歳から:定員16人/1クラス)
・Reception(5歳から:定員16人/1クラス)
・Grade 1(小学校1年生:6歳から:定員20人/1クラス)
・Grade 2(小学校2年生:7歳から:定員20人/1クラス)
・Grade 3(小学校3年生:8歳から:定員20人/1クラス)
・Grade 4(小学校4年生:9歳から:定員20人/1クラス)
・Grade 5(小学校5年生:10歳から:定員20人/1クラス)
・Grade 6(小学校6年生:11歳から:定員20人/1クラス)
・Grade 7(中学校1年生:12歳から:定員20人/1クラス)
・Grade 8(中学校2年生:13歳から:定員20人/1クラス)
・Grade 9(中学校3年生:14歳から:定員20人/1クラス) - 【在籍生徒数(2013年9月時点)】世界19カ国約140名
- 【在籍日本人生徒数(2013年9月時点)】6人
- 【課外活動】いろんな活動があります。
・サッカー、・バスケットボール、・バレーボール
・ボーイ・ガールスカウト
※ボーイ・ガールスカウト活動は、CONCORDIAの生徒さんだけで無く、ハノイにいるお友達も参加して頑張っているようです。
続きまして、場所をご確認ください。
より大きな地図で CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ) を表示
今回ご紹介する「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI」。
ここハノイ校はまだ開校して3年足らずですが、圧倒的な知名度を上げているのは、姉妹校の上海校と香港校です。
- 香港インターナショナルスクール:2600人
- コンコルディアインターナショナルスクール上海:1200人
上記2校。
Waitingは当たり前。
娘さんの入学が決まった日、祖父母様も総出で家族そろって入学手続きに学校へ来られた時のお話です。
合格した娘さんの妹(弟)ちゃんは、未だお母さんのお腹の中です。
そのお腹を指さしながら、おばあちゃんがCONCORDIAの手続き担当者に、
「もうすぐ生まれる次の孫の枠を今から抑えることはできませんか、いくらでも払いますから」
と懇願したという話が・・・まことしやかに伝えられています。
のどから手が出るほどの・・・超人気校です。
ではどうしてこんなに人気があるのでしょう。
当たり前ですが、学力の高さです。
世界の有名大学への進学率が半端なく良いからなんです。
アメリカの4年制大学への進学希望者を対象に行われる全国共通試験があります。
エスエーティー(SAT)と呼ばれるんですが、このSATの平均スコアーが各学校毎に発表されます。
Web Site「SATSCORES」より抜粋しました。やはりハイスコアを要求される大学はハーバード大学ですね。
アメリカの最難関である「ハーバード大学」の合格ラインのスコアは上記のサイトにあるように「2070点から」です。
ちなみに2012年度SATスコアの全国平均は1498点(Critical reading:496点、Mathematics: 514点、Writing: 488点の合計)です。
CONCORDIAの姉妹校である「CONCORDIA上海校」のSATSCOREの平均は「2013点」、「CONCORDIA香港校」のSATSCOREの平均は「1968点」ですからハーバード大学に手が届く学力を有する生徒さんがかなりの数在籍していることになります。
ちなみにUNISのSATSCOREは「1737点」です。
※UNISのホームページにあります「UNIS HANOI ANNUAL REPORT2011-2012」の12ページに掲載されています。
※HISさんのホームページも探してみたのですが、掲載がありませんでした。
お伝えしたいことは、今回ご紹介しています「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ)」の講師陣が、この両姉妹校から集まってきているんです。
CONCORDIAの教師陣のDoctor’s degree (博士号)の取得率は驚くことに90%です。
他のインターでは大体30%前後とLiaさんが言われていました。
如何にレベルの高い先生方が集結しているか、ご理解いただけるかと思います。
ご紹介していただいたMinaさんに連れられて、校舎の中を見させていただきました。
授業中の風景もご紹介いただいたのですが、先生は皆ベテランでかなりの経験を積まれた方々です。
「新米の若葉マークです」
というような先生は一人も見かけません。
なんと言いますか、お若い先生でも30代でしょうか。
顔つきは落ち着いた雰囲気で、長い教員実務の経験に裏打ちされた「安心感」を感じさせるような先生方ばかりです。
平均教員実務年数がなんと18年。
そんな「熟練工」のようなパワフルな先生方が、ハノイ校の立ち上げに奮迅されています。
教育方法は完全に「アメリカ式」です。
3歳児から高校生まで抱える一貫した教育プログラム。
各年次に合わせて、また生徒のレベルに合わせた教材を、経験豊富な先生が一人一人の生徒に与えます。
「今の実力のちょっと上」くらいのレベル。
頑張って取り組めば読みこなせる範囲の教材を与えて、「やってごらん」と優しく見守ってくれます。
生徒のやる気を引き出す手法は、まさに熟練の域です。
プレスクールからハイスクールまで・・・
その時々の年齢と生徒の意識に合った教育を、しっかりと積み上げていき、最終学年になると「ハーバード級の実力」が身についている仕組み。
長年アメリカで培われた「成功者を生み出す教育プログラム」。
CONCORDIAの姉妹校で、それは実現しています。
他のハノイのインターから転校してきた生徒さんがいたそうです。
理由は、
「今のインターの数学の授業では、帰国した際ついて行けなくなりそうだから」
じわじわとCONCORDIAの教育レベルの高さが知れ渡ってきているようです。
もちろん、受験戦争をあおり立てるような教育ではありません。
小さい時から、
「本当に大切なものとは何か」
をきちんと教えるプログラムが基本だそうです。
Preschool(3歳~4歳児)の授業で。
子供が水筒を机の上にこぼしてしまった時、先生が「どうしたらいいかな」と子供に聞きます。
子供たちは、
「ティッシュで拭く」
「ハンカチで拭く」
「紙で拭く」
口々に言います。
そしてみんなの出した意見の通り順番に拭いてみる。
「どうですか?」
これがCONCORDIAだけに限った教え方だとは言いません。
これに近いやり方で幼児教育をしているスクールもあるでしょう。
申し上げたいことは、それを教える「教師の質」が大切だということです。
「自分で考えさせてやらせる授業」
徹底したアメリカ式の教育です。
こんな授業が、学校のあちこちで、ベテラン先生のもとで繰り広げられているんです。
さて、英語の実力がどれほど必要なのか。
一番気になる点をご説明します。
「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI」の入学試験は、簡単な算数と英語の2科目です。
Minaさん曰く、算数は簡単な加減乗除ですので日本の算数レベルを身につけているお子様は、そんなに苦労する程ではないようです。
問題が英文ですから、問いの意味が分からないお子様は、横で先生がついて優しく意味を教えてくれるようです。
問題は英語ですね。
校長先生の部屋で試験をするそうです。
まずはペーパーテスト。次に校長先生との1対1の面談。
これで決まります。
Minaさんが言われるに、やはりインターナショナルスクールですので、英語が全く分からないレベルだと難しいとのことです。
そりゃそうです。
全て英語の授業ですから。
1クラス定員20人となっています。
EALとして英語の補修を別個受けることができるのは、1クラス4人までだそうです。
英語の補修サポートはしてくれますが、やはり数に限りが有ります。
英語がわからなければ授業について行けませんね。
しかし、CONCORDIAの先生は同じような英語圏でないアジアの生徒を長い間相手にしてきた実績があります。
言葉に不慣れな子供たちの扱いは、プロ級だと思います。
また、校長先生の面談も、英語のスキルと同時に好奇心や何事にも興味のある子供なのかどうか、この辺りを重視して選ばれるようです。
お聞きして思ったのは、UNISとの違いです。
UNISは子供と同じくらいご両親の英語力をチェックします。
また、ご両親のボランティア活動など、国連学校ならではの「選考基準」がありました。
はっきり言いますが、CONCORDIAにはご両親の素養を推し量るチェックなどありません。
あくまでも「子供の学力のみ」を審査します。
何より日本語での問合せが普通にできますので、入学のための入り口で感じるストレスはUNISに比べてかなり低いと思います。
CONCORDIAはUNISのような「国籍枠30%」という縛りは特にありません。
強いて言うなら「50%」だそうです。
2010年開校ですから、未だ3年です。
立ち上げですので、今は国籍枠の縛りを入れるより、「勉強に前向きな子供を入学させる」ことに主眼を置いておられるようです。
HISにいた韓国の生徒さんがたくさん移ってきたそうです。
今は韓国の生徒さんが40%ほどになり一番多いとのこと。
学校側もある程度考慮し、韓国人の方の入学は抑え、他国の生徒を入れることに重点を置いているそうです。
140人の生徒数。
日本人は6人です。
国籍比率を教えて貰いましたので、ご参考にしてください。
- 韓国人-約38%
- アメリカ人-約27%
- ベトナム人-約10%
- 日本人-約5%
- ヨーロッパ-約5%
- その他-約15%
一番多い学年は、2013年9月の時点で
- grade 1(小学校1年生):19人
- grade 2(小学校2年生):19人
意外と小学1、2年生が一番多いんですね。
定員の20人に迫っています。
CONCORDIAの給食メニューは前もってホームページで発表されます。
向こう1週間分のメニューが分かる仕組みになっているんです。
お子様の好みに合わせて「今日は給食、今日はお弁当(笑)」という選択も可能です。
※上記の写真は、CONCORDIAホームページの「LUNCH MENU SEP 23 – 27」より抜粋させていただきました。
先日CONCORDIAのビデオ撮影をさせていただいた際、CONCORDIA様のご好意でランチをお子様達と一緒にいただく機会がありました。
その日はポークの日。
冷えてぱりっとした野菜も選びたい放題、美味しいスープにポークの炒めご飯、そしてバナナに牛乳。
お腹いっぱいになりました(笑)
横でMinaさんが、
「うわー、完食ですね」
驚かれていました。
各クラス毎に生徒と、先生とで一緒に食べる昼食。
しかしお行儀が悪い子は、厳しい先生の注意が飛んでいました。
血気盛んな「いたずら世代」の子供たちが、友達と楽しくしゃべりながら、しかし真面目にご飯を食べている光景が、とても印象的でした(笑)。
また、申込みの際に必要なものと、手続きの流れです。
CONCORDIAのホームページにも記載されています。
- Application Fee(手続き申込み金):300ドル
- 申込み用紙の記入(ホームページにて閲覧できます)
- 学校の推薦状(英語翻訳が必要)
- 2年間の学業成績表(英語翻訳が必要)
上記の書類を送り、送金し、CONCORDIA側からの回答を待ちます。
そして、通知がくればハノイまで足を運んでいただき、試験を受けて貰います。
そして審査の結果合否をメールにて通知してきます。
さて、では気になる学費をご説明します。
CONCORDIAのホームページには学費の記載がベトナムドンでアップしています。
下記の学費表はベトナムドン表記ですのでピンと来ないかと思います。
EXCELでUSDに変更してまとめて見ましたので見てください。
上記のベトナムドン表記の学費表を、USDに書き直したのが次の表です。
1USD=20.870VNDが為替レートとホームページには記載されていますので、このレートで計算しています。
UNISの学費(USD表記)と並べてご紹介します。(上がCONCORDIA、下がUNISです)
そんなに大きな違いは無いかと思います。
※UNIS Hanoiのホームページに掲載されている「Tuition and Fees 2013-2014」のPDFファイルより抜粋(単位:US Dollars)
まず必要な学費の全てをまとめます。
支払順に書いていきます。
- Application Fee:6.261.000VND(300ドル)
※申込み願書を送るときに同時に送金します。
※UNISと同じ金額です。 - Enrollment Fee:16.696.000VND(800ドル)/1生徒につき
※入学金です。ご兄弟での入学の場合は学校側にご相談してみてください。
※UNISと同じ金額です。 - Annual Capital Fee:52.175.000VND(2.500ドル)
※毎年全学年の生徒に一律にかかる「年間基本学費」です。上記の学年ごとの学費と足した金額が正式な年払いの金額となります。
※UNISは、「Kindergarten 1(幼稚園年少組:4歳):1.000ドル/一人」、「Kindergarten 2(幼稚園年長組:5歳)~Grade12(高校3年生:17歳):2.000ドル/一人」
Annual Capital FeeがUNISと比べて少し高い感じがします。
しかし、総じてUNISとほぼ同じような学費だと思います。
また、上記の入学関連費と年間学費以外にかかる費用を以下にまとめておきます。
- スクールバス利用料:20.000.000VND(958ドル)/年間
※UNISは900ドル/年間です。 - 昼食代:80.000VND(3.8ドル)/1回のLunchにつき
- ユニフォーム代:325.000VND(15.5ドル)/ポロシャツ1枚に付き
※上のポロシャツだけは指定です。
ことさらUNISと比較する訳ではありませんが、父兄の方からのご意見として、
「UNISに比べてCONCORDIAは高い」
とよく言われるそうです。
「そんなに変わらないと思うんですけどね」
とMinaさん。
そう、私も今回調べてみてそう感じます。
大した違いはありません。
そもそもこの手のインターナショナルスクールは「学校のカラー」というものが色濃くあります。
その「カラー」に対してお金を払うんだと思いますので、その差が若干高い、低いという議論はあまり意味がないかと思います。
外国人の先生方と各国の生徒達。
その様子を外から見ているだけでは同じようにしか見えません。
しかし、学校の優劣を決めるのは、やはり「教育内容」とそれを支える「先生方の質」ではないでしょうか。
その目に見えにくい「きめ細やかさ」が、実は議論の対象になるべきだと思います。
わかりにくいですけどね。
「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI」はアメリカンスクールですから、もちろんコンピューター教育にも力を入れています。
小学生の頃からホームページの作り方の授業もあるそうです。
ここにご紹介する動画は、CONCORDIA在学中の小学生の女の子が「家族とベトナムの紹介」というテーマで作成したものだそうです。
ご参考まで。
※CONCORDIAのホームページに掲載されているCommunityページの「LIVING IN VIETNAM」より参照させていただきました。
いかがでしょう(笑)
すごいですね。
プロも顔負けの仕上がり具合です。
まあ、全てをこの女の子が作成した訳ではないでしょうが、一生懸命ナレーションを入れてくれています(笑)
こういう「成果物を発表する授業」も力を入れているということです。
マンダリン(中国語の標準言語)を教えているインターも珍しいそうです。
世界で英語の次に利用人口の多い言語・・・
改めてお聞きして、「そうなのか」と気づかされました。
父兄の方の活動についてご説明します。
まず、特に当番とか、PTA活動として強制的にかり出されるというような集まりは全くありません。
全て父兄の方の自主性に任されますし、現に参加されていない父兄もたくさんおられるようです。
では、具体的にどんな集まりがあるかと言いますと、
- 各種学校行事のお手伝い(時間のある方だけで良いようです。強制は一切ないとのことです)
- 父兄だけのハノイ市内観光ツアー
- 月に1回「コーヒーモーニング」と題した会。
※お母様方が集まりコミュニケーションをとる会(通常15人ほど) - 校長先生の家でのお茶会
- オータムフェスティバル(秋祭り)やクリスマスの発表会など
ただ、毎年8月、学校がスタートする前の「Family Orientation(保険の確認、バスの有無を確認等書類提出の為に集まる)」ぐらいですが、後日提出も可能ですので絶対参加ではありません。
また「Back to School night」という学校スタートから1-2週間後の夜に父兄向けの会があります。
そこでは校長先生の話を聞いたり、自分のクラスの担任の先生と話す機会が設けられるのですが、参加されていない方も多いようです。
参加して、我が子が頑張る学校のことを理解したいというお考えの強い方、あるいはそういうことに興味を持たれている方だけが参加されているようです。
あくまでも、皆様のお考え次第です。
さて、最後にCONCORDIAの2年後に迫った移転の件です。
今のCau Giayにある学舎は、UNISに比べると・・・やはり小さく見えてしまいますね。
現状UNISは900人ほどの生徒数で、CONCORDIAは未だ140人ほどです。
ハノイでの設立が新しいので仕方がありませんが、2年後に郊外へ移転してから800人まで増やす予定だそうです。
位置は上記の地図。
ゴルフ好きな方なら当然ご存じだと思いますが、韓国が開発したVan Tri Golf Clubの真横です。
より大きな地図で CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ)の郊外新学舎 を表示
直ぐ隣にハノイの高級ゴルフコース(Van Tri Golf Club)があります。
その横に同じく韓国が街作りをします。
その中に「Concordia International School Hanoi」が入ります。
なぜこれが日本では無く韓国の開発なのか・・・
と言う気もしますが、この広大な敷地と環境を得て、おそらく「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI」は全てにおいて香港や上海の姉妹校に肩を並べることになるんだろうと実感します。
今は近隣のスイミングプールや、サッカー場を利用しながらの授業です。
ハノイ市内から少し距離はありますが、その距離を埋めるメリットはやはりCONCORDIAを支える先生方の超一流のクオリティかと思います。
そしてこの新校舎が備われば、鬼に金棒だということですね。
新校舎の簡単なイメージ動画があります。
音は全く出ません。
映像のみですが、ご参考にしてください。
いかがでしょうか。
思いつくままCONCORDIAのことを書かせていただきました。
ほぼ半日、Minaさんの先導で校舎の隅々まで見学させていただきました。
お忙しいのに、貴重なお時間を割いていただいた日本人スタッフのMinaさん、また、貴重な写真資料などを惜しみも無くご提供くださったLiaさん、Monicaさん、そして授業準備中にも関わらず、熱心にCONCORDIAの教育レベルを説いていただいた先生方、本当に有り難うございます。
人づてで聞く話より、やはり実際に見に来て先生方の様子や授業風景、帰り際に先生方とハイタッチをする生徒さん達の楽しそうな表情・・・
先生の子供に対する「想い」で成り立つ教育の現場。
そんな様子を一コマ一コマ見学させていただき、改めて純粋に「良い学校だな・・・」と実感いたしました。
ご参考になれば幸いです。
では、雨降りの日でしたが、CONCORDIAの校内を簡単に撮影したビデオ動画をご紹介します。
生徒さんの顔はなるべく撮らないようにしているので、授業の雰囲気をお伝えできないのが残念ですが、ご参照ください。
最後に生徒さんが実習の授業で制作した花かごの写真で締めくくらせていただきます。
◆少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。
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大変参考になりました。ありがとうございました。ただ誤字が気になりました。
1.こじんまりと→こぢんまりと
2.ハイスコアを欲求される大学→「欲求」は「要求」
3.Master’s degree (博士課程)→「Master’s degree (修士号)」か「Doctor’s degree (博士号)」「Doctorate (博士号)」
4.新米の若菜マークです→「若菜」は「若葉」
5.お忙しのに→お忙しいのに
6.事業風景→授業風景
※
1.「作成した訳では無いでしょうが」「日本では無く」の「無い」「無く」は「ない」「なく」がいいです(補助形容詞なので)。
2.「位置が上記の地図。」は「位置は上記の地図。」がいいです。
牽牛星様、
貴重なご指摘、有り難うございます。
大変助かります。
早速、訂正させていただきました。
書いてた後、何度か見返すのですが、やはり気が付かないものですね。
我流の日本語ですので(笑)。
また、今後ともよろしくお願いします。
田口