ハノイリビングの田口です。
3月26日に日本からベトナムハノイに久しぶりに戻ってきて、今日で丁度隔離生活の折り返し地点。
あっという間の出来事でした。
昨晩遅くに玄関の呼び鈴が鳴り、出ると、これを差し出されました。
防護服に身を固めた若い男性が、これを指さしながら最後、親指を立てて立ち去って行きました。
「折り返し地点に来ました、おめでとう」
お菓子かい・・・
ワインだったらよかったものの。
いやいや、気持だけで充分です。
ホテル側の心づくしに感謝です。
さて、今日は折角「隔離生活」という、、一生で一度あるかないかの貴重な経験をさせていただいておりますので、生活上気が付いた点などをピックアップしていきたいと思います。
今後、まだまだこの2週間ホテル隔離は続くかと思います。
冒頭のYouTube動画は、先日室内を撮りながら、、ご説明をした映像です。
この動画も合わせてチェックしてみてください。
日本の感染者がなかなか下げ止まらない状況ですので、ベトナムとしては仕方なく続けざるを得ません。
今からどんどん日本の企業人様がベトナムに入って来ると思います。
まだまだ続く「2週間ホテル隔離」を今後受ける予定の方々の為に、その注意点をまとめてみました。
ホテル隔離中のPCR検査について
先ず、日本からベトナムに入る前に、日本でPCR検査を受けないといけません。
私が大阪で受けたクリニックは、陰性証明書を出してもらって「3万円」でした。
その陰性証明書は、日本にいるときに、ベトナムの公式サイトへアクセスし、「医療申告管理申請」に様々な情報を入力しなければいけないのですが、その際陰性証明書の写真データーを一緒にアップ送信します。
「日本で取った陰性証明書って、いつ提出するんだろう?」
結局、このオンラインでの写真送信以外、オリジナルを提出するタイミングはありませんでした。
今、スーツケースの中に入ったままです。
ベトナムに到着して、隔離ホテルで2回PCR検査を受けます。
最初はチェックインしてすぐに。
そして最後は、2週間経つ直前に。
この2回のPCR検査で陰性であれば、無事野に放たれます。
基本誰とも接触することはないので、ホテルでの感染はほぼ100%あり得ないです。
このベトナムに来て受ける2回のPCR検査が陰性なら、先ず問題ないかと思います。
しかし、ベトナムに入り営業活動をこなす場合、会社の方針として、更に自宅での「1週間自主隔離」を敢行し、会社の経費でもう一回PCR検査を受け、陰性であれば「営業開始OK」と言う基準を独自に設けて活動されている日系企業もおられます。
隔離ホテルに備わっていて欲しい最低限の機能について
これは私の経験でお話させていただきますと、
- 先ず、窓が開閉する部屋を選んだ方が良い
- 当たり前ですが、禁煙か喫煙か、事前に選んでおくこと
- 差し入れがどこまで可能か、できれば聞いておいた方が良い
部屋の窓が開かないのは、辛いです。
私の部屋は「禁煙」なので、窓が開かないのか・・・わかりません。
廊下に出て、非常階段の扉を開け、外のらせん階段の踊り場に出ることはできますが、基本監視カメラが動いているので、即電話が鳴ります。
自由に動けないとうことを、しっかりと認識しないといけません。
差し入れの自由度は、ホテルに寄り異なります。
最悪、持って行かなくても、現地到達できれば不便はかなり解消できます。
私のホテルは食べものの持込は禁止ですが、後ほどご説明する「WIFIルーター」や「ハンドクリーム」などの持込はOKでした。
あと、差し入れていただきたいものとして、筆頭は「お酒」ですね。
しかし、お酒の持ち込みも、私のホテルはNGです。
ホテルにルームチャージとして、ビールやワインを注文することができるから、と言う説明です。
しかし、高いですね。
日本からある程度持ち込まれた方が良いかもしれませんが、これも現地調達で、会社のスタッフさんに持ってきてもらってもOKなホテルなら、スーツケースが身軽になりますね。
洗濯サービスがあるのか?無料か有料か?これは大きい!
私の隔離ホテルは、「1日4枚まで無料」と言う基準です。
玄関扉の前の廊下に置いておけば、洗って畳んで持ってきてもらえます。
パンツにシャツ、そしてズボンで3枚です。
1日これだけで充分かと思います。
この洗濯サービスが付かない隔離ホテルも有ると聞きます。
その場合結構な衣服を持ち込まないといけないか、自分でバスルームで手洗いするか、しないとけません。
洗濯用洗剤とか準備していかないとダメですね。
ここは聞いておいた方が良いポイントです。
ホテルの「火力」がどこまで揃っているのか?
基本は、「お湯を沸かす電気ポット」のみ、私がお世話になるホテルがそうです。
ちょっとグレードが上がると、プラス「電子レンジ」。
ここまでかと思いますが、更に高級なホテルになると、IHクッキングヒーターなどが着いてくるところもあるようです。
基本食事は、ホテルが出すものだけに抑えて、余り食材をごちゃごちゃ持ち込ませないようにしているような気がします。
「隔離ホテル内で自炊」というのもどうでしょうか?
ハウスキーピングサービスは室内に入ってきません。
常に部屋の呼び鈴を鳴らし、洗濯モノは無いか?汚れ物は無いか?トイレットペーパーの交換は大丈夫か?と、少し離れて聞きに来てくれますが、絶対に室内には入ってきません。
詰まり、キッチン周りの清掃ができないので、なるべく部屋を汚して欲しくないという考えから、自炊させない手筈なのではないかと思います。
私のホテルはお鍋やフライパンもありません。
お湯ポットだけなので、お鍋に入れてグツグツやらないといけない「塩ラーメン」は作れません。
「熱湯を注いで3分」式のカップ類ならOKですね。
ホテルのWIFIはそれほど強くない場合の対処方法
これは前回の稿で取り上げました。
隔離ホテル「ご飯も美味しい」「室内も綺麗」しかしこれだけは絶対に我慢できん!
隔離中はテレビも日本番組などついていません。
専らパソコンのYouTubeが唯一の娯楽になります。
ここでWIFIが遅いと、もう最悪ですね。
初めてベトナムに来られる方の場合、こちらに会社も友人もいない方はどうしようもなく、我慢するしかないでしょう。
私の場合、こちらに会社がありますから、スタッフに言って「無制限WIFIルーター」を持ってきてもらえます。
先日当社のお客様で、2週間隔離の後、ご紹介しているサービスアパートにチェックインしていただく予定の方からの要望で、
「もし、WIFIが遅い場合は無制限WIFIルーターを持ってきてもらえませんか」
とリクエストをいただきました。
もちろん、当社でお客様用にキープしている「無制限WIFIルーター」を有事の時は差し入れ致しますとお約束しました。
この「無制限」というのが肝心です。
毎日17GBくらい通信します。
無制限でないと途中で一気に重たくなり、使い物にならないと思います。
営業の厳しい折、ホテル側も必要経費は極力絞る方向ですので、契約インターネット料金は、一番安価なタイプにしている可能性が高く、はっきり言って使い物にならないくらい遅いネット環境かもしれません。
これは大事なツールです。
「あーもってくれば良かった」と思うモノ
1週間過ごして思う、「もってくれば良かった」と思うアイテムをまとめておきます。
- 割り箸:意外と「ナイフ・フォーク・スプーン」ばかりで、お箸を持ってきてくれません。お箸が無いと不便です
- 歯ブラシと歯ブラシチューブ:最初に「ウエルカム歯ブラシ」が2つおいてありましたが、2週間はそれでは心許ないです。チューブも1日分しかないので、足りません。
頼めば持っていてくれるのかもしれませんが、どうせベトナムでの生活の為に、新しい歯ブラシとチューブは持ってくれば良いかと思います - 爪切り:これは必須です。意外とないです。持込OKであれば持ってきてもらえますが・・・
しかし爪切りくらい、日本から持参しましょう。軽いモンですので。 - 肌荒れ対策:エアコンで冷房をする季節になっているので、肌がカサカサになります。
ハンドクリーム(ニベアみたいなもの)を1つ持ってきておいた方が良いかと思います
アルコール消毒などは、卓上においてありますので、持って来なくてもいいですね。
あとは、ウエルカムコーヒーや紅茶がおいてありますが、ベトナムコーヒーなので甘いんです。
熱湯は作れますので、皆さんの好みに合わせたドリップ式のものをご持参されても良いかと思います。
この「2週間ホテル隔離」がいつまで続くのでしょうか。
ベトナムハノイもついこの前、大手高級サービスアパートの一室で邦人の方がお亡くなりになり、調べたらコロナ感染をしていたことが判明し、騒然としたのは記憶に新しいかと思います。
その後の対策が、またしっかりとしていました。
そのサービスアパートをそのまま2週間外出禁止にし、お客様とアパートスタッフ全員にPCR検査を実施し、感染していた人は即別ホテルへ隔離。
早急な対策で、ハノイ市中の感染者を完全に抑え込みました。
また、ハイフォン方面で広がった感染も、街全体をロックダウンし、徹底した封じ込め作戦で現在は自由に行き来OKになっています。
ハノイの街中も「カラオケラウンジの営業が解禁に」。
ここまでくると、コロナ前とほぼ同じ状態に戻りました。
現在ベトナムは感染者発生ゼロの状態を続けています。
すごい対策ぶりです。
しかし日本は・・・
もうひとやま来そうですね。
そのひとやまとオリンピックが重なりそうな予感・・・
大阪過去最多の1日666人!
3日続けて600人超え!
というニュースが速報で流れている同時期に、既に聖火リレーランナーは今も走っているんです。
頭を抱えたくなります。
「ワクチンパスポート」が必須な日がそう遠からずやってくると思います。
とにかく、どのような状態になっても、人の行き来だけは止めて欲しくありませんね。
日本のコロナ対策に期待するしかありません。
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