以前、アメリカのインターナショナルスクール「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ」のご紹介をさせていただきました。
ベトナムハノイに赴任されるご家族の中で、日本人学校以外の修学の機会を求めて、ハノイで入学可能なインターナショナルスクールをお探しになるご父兄がおられます。
国連が運営主体のUnited Nations International School of Hanoi(ユナイテッドネーションズ・インターナショナルスクール・オブ・ハノイ)が有名ですが、アメリカンインターナショナルスクールの筆頭と言えば「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ」が挙げられます。
以前の取材の際は、「インターナショナルスクール」という素晴らしい子供の為の「選択枝」があることを気づかされました。
そしてちょっと・・・後悔の念に駆られたことを思い出しました。
「もっと早くに知っておけばよかった・・・この世界」
私も家内も小さい時から家の近くの小学校から中学校へ、そして学区内の公立高校へ、そして実家から通学可能な大学へ・・・
当たり前のように、何の疑いもなく歩んできた学校生活でした。
最近の公立学校にはおられるかもしれませんが、外国人の先生。
それすら経験がありません。
多感な学生時代に日本人だけの、いえ、中でも濃い~関西人だけの世界で生活してきたものですから、どうしても外国人、とりわけ西洋人に直接お会いすると、なんとも言えないストレスを感じます。
西洋人とフリートーク・・・
何を話して良いのかさっぱり分かりません(泣)
Joma Bakery Cafeなどでラフな恰好であぐらをかき、ヘッドホンで音楽を聴きながらMacでタイピングしている若い西洋人の女性なんかを見ると・・・宇宙人に見えてきます。
ボーダレスの時代、外国人と仕事をすることが当たり前の時代に、日本人と日本語の殻に閉じこもって日々仕事をしている私は、おそらく西洋人から見ると、とても偏った人種に見えていることと思います。
小さい時から外国人の友達とふれ合って生活をしておれば、多少なりとも・・・
金髪の切れ者ビジネスマンと、丁々発止のやりとりをしている自分を見かけるのはいつも・・・夢の中です(泣)
以前、「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI」の取材でお世話になったMinaさんから、
「感謝祭のPartyをしますので、お時間あれば是非どうぞ」
お誘いいただきました。
お借りしていたUSBディスクをお返しする約束も延び延びになっていたこともあり、久しぶりにインターナショナルスクールの自由な雰囲気に触れたい気持もありましたので、お言葉に甘えて参加させていただきました。
今、実際お子様を「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI」に通わせているご父兄から、入学検討中の親子連れ様まで、たくさんの日本人が参加されていました。
初めて来たはずの日本人ゲストのお子様。
既に入学されている各国の髪の毛の色が違う子供たちと、瞬間友達になっていました。
言葉は通じなくても、遊びは世界共通です。
お互いの体にタッチしたりされたりして、キャーキャー言いながら騒いでいます。
「子供に国境は無い」
何の見栄も衒いも肩書きも無い子供たちの自然な姿を眺めながら・・・
年を取る度に他人との自然なふれあいを妨げる「鎧」を一枚一枚着重ねている自分自身を思い、
「今更どうにもならんわな・・・」
鎧のお陰で成り立つ人間関係に慣れきった今の生活を、切り替えることは難しく・・・
鎧をピカピカに磨くことくらいが関の山の私です。
壇上でスピーチが始まりました。
「CONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI」の生徒さん達の成果発表です。
ネイティブ英語ですので、良く意味が分からない様子をみてMinaさんがそっと通訳をしてくれました。
「子供たちがボランティアをして、ベトナムの農村部にある学校に寄付をしたんですよ」
子供たちがボランティアをしてお金を集めたそうです。
「小学生の子供がどうやってお金を集めたんだろう??」
Minaさんが教えてくれました。
「長い決められたコースを歩ききったらお金をもらう・・・そんな約束をご両親として一生懸命歩いてコツコツ貯めたお金なんです(笑)」
アメリカのインターナショナルスクールですが、ベトナムの貧しい農村部に出かけたりして、直接学校見学をするんですね。
子供なりに、
「何とかしてあげたい」
その思いが発端となり、ボランティアに気持を向けるんです。
自発的に。
その金額と寄付をした具体的な内容の発表に、割れんばかりの拍手が起きていました。
小学校の低学年のうちから、「誰かの為になる幸せ」を自然に教えているんですね。
ボランティアはアメリカの代表的な精神の一つです。
こうやって育んでいくんですね。
拍手喝采に目を輝かせて一緒に手を叩く小さな子供たちが、とても印象的でした。
「Happy New Year」、「Happy Christmas」、までは分かりますが、「Happy Thanks Giving」というのは知りませんでした。
アメリカの代表的な休日です。
七面鳥を感謝祭(Thanks Giving Day)に食べるという習慣も知りませんでした。
てっきり、クリスマスに食べるんだと勘違いしていました。
何たる無知・・・
11月第4木曜日が「感謝祭(Thanks Giving Day)」なんですね。
「イギリスからアメリカに移住した人々が、移住後初めての収穫を神に感謝したことを記念する日」とあります。
移住当時はニワトリよりも、野生の七面鳥(ワイルドターキー)がわさわさいたそうです。
感謝祭にターキーを食べる習慣は、移民時の環境に寄るとのことだそうですが、詳しくはよく分かりません。
詳しく説明できるアメリカ人も少ないとのことです(笑)
オバマ大統領がホワイトハウスで恒例の七面鳥恩赦式を行い、「ポップコーン」「キャラメル」と名付けられた2羽に食卓に並べられないよう「恩赦」を与えた・・・と日経新聞にありました。
オバマ大統領が二人の娘さんと並んで、重さ約17キロの七面鳥「ポップコーン」に向かって右手を挙げ、「食べないよー」と宣言するんですね(笑)。
ジョークの国アメリカならではの演出です。
感謝祭の日、全米で約4600万羽の七面鳥が消費されるそうです。
端午の節句に食べる「ちまき」どころの話ではありません。
ものすごい数です。
一番「感謝」をしているのは、「全米の食材業者さん」かもしれませんね(笑)。
ビュッフェ形式で好きなものを選ぶと、和洋越ごちゃまぜのお皿になってしまいました。
友達を作る天才である子供たちと、そのボランティア活動に感心させられたひとときでした。
Minaさん、ご招待有り難うございます。
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