「田口さん、もしお一人だったら一緒にご飯食べてあげましょうか?」
マダムHuyenさんがお昼過ぎに真面目な顔をして言ってくるので、思わず吹き出してしまいました。
冒頭写真の向かって左から、佐々木さん、Hong(ホン)ちゃん、Huyenさん。
真ん中のHongちゃんは、長く「ハノイリビング」を支えてくれている「若きローカルマネージャ」。
その左右にいるのが、最近入社の二人です。
「今日はみんな化粧だから、写真を撮るチャンスね」
Hong(ホン)さんの一言で、撮影タイムになりました。
日本のOLさんだったら、社内での写真撮りなんて・・・なかなかシャッターチャンスが難しいのですが、
この3人は並んだその場で「この笑顔」です。
3人が揃ったのが今年のテト明けの2月1日。
まだ1ヶ月も経っていませんが、仕事の連携からプライベートまで、「抜群の戦力」に早くもなってくれています。
毎日、早口のベトナム語が飛び交う職場。
何を話しているのかさっぱりわかりませんが、早速みんな笑顔の「仲良し3人組」なのでほっとしている毎日です。
私達の仕事は、ベトナム・ハノイで日本人のお客様向けに「賃貸住宅」「オフィス」の斡旋をさせていただく仕事です。
お客様が日本人ですから、商習慣としてそんなに日本と変わらないのでは・・・と思われるかも知れません。
しかし、その日本のお客様にご紹介する物件は、ベトナム人オーナーの所有する「不動産」です。
そのベトナム人オーナーとの契約を仲介させていただく訳ですので、当然そのベトナム人オーナーとの交渉業務が出てきます。
もちろん日本のお客様からいただく要望もございます。
その擦り合わせにはベトナムのローカルスタッフの存在が欠かせません。
- 日本から来たお客様にご案内の約束をオーナーと確認する
- 訪問時にお客様が使う設備、家具のチェックをオーナーと確認する
- 日本のお客様が気に入ったお部屋の値段交渉
- 契約書を作成し、内容を理解してもらいオーナーからサインを取る
- ご入居後、お客様から受ける様々な問い合わせを説明し、オーナー責任の場合は修復交渉をする
- 契約期間満了時、新家賃額のオーナーとの交渉
不動産を購入するようなオーナーさんは、ベトナムではごく一握りの富裕層です。
階級社会のベトナム・ハノイで「雲の上の存在」であるそんなオーナーに対し、物怖じせず堂々と交渉ができるスタッフがどれだけ貴重な戦力となるか。
「日本人スタッフ常駐だから安心」
確かにそうですが、ベトナム人オーナーとの交渉をしっかりこなせるスタッフがいないと、何も決めることができないのも事実です。
オーナー側も本音に近い交渉には、やはりベトナム語の堪能な外国人ではなく、同じベトナム人との会話を望むはずです。
大切な自分の不動産を貸し出すお話ですから、「気持ちが通じている」という実感の持てない交渉には乗ってこないのは当たり前です。
だから、「気持ちの通じる」交渉が可能なローカルスタッフに、交渉を委ねなければなりません。
優秀なローカルスタッフがいて、初めて私達の不動産取引が可能になります。
日本から赴任してこられる皆様に対する、「痒いところに手が届く」きめ細かい対応、
そして、不動産ビジネスを真剣に考えるベトナム人オーナーとの駆け引き交渉・・・
この2つが揃って初めて満足していただけるサービスをご提供できます。
彼女達がいつも家から持ってくるお弁当は、日本の若い男性社員と同じ「ドカベンサイズ」です(笑)
モリモリ食べる彼女達を見ていると、何とも頼もしい限りです。
何も目に見える自社商品を持たない私達不動産仲介業者です。
しかし唯一の商品は、「お客様に喜んでいただくサービス力」・・・ただこれだけです。
私は思うのですが、
お客様に安心・満足していただく為に、まず自社のスタッフが安心・満足して働いていること、
まず我々スタッフが幸せな思いで仕事をしていないうちは、お客様に満足していただく結果は残せないと思います。
家族を幸せな思いにさせていない社員が、「お客様に満足していただく為には」などといっても、何の説得力も無いのと同じです。
家族一つ満足させることのできない者が、サービスでお客様を満足させることなどできない、そう私は思います。
冒頭の写真にありますスタッフさんの笑顔。
彼女達が安心・満足して生き生きと働いてもらうのが、我々日本人スタッフの責任だと思います。
また、それがお客様への「満足サービス」に繋がるのだと確信しています。
どうぞ、ご安心してお問い合わせください。
お待ちしております。
◆少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。
↓ 1クリックよろしくです!
にほんブログ村