ハノイリビングの田口です。
さて、今日はベトナムの大晦日です。
2014年最後の日がそろそろ終わろうとしています。
今私は家の近くにあるJoma Bakery Cafe(Lieu Giai Branch)でこの記事を書いています。
ここのWIFIはなかなか強力ですので、よく出没しています。
コーヒーもベトナムコーヒーではなく、日本で飲んでいたアメリカンコーヒーがそのまま飲めます。
また、Joma Bakery Cafeはテト期間中も常に空いています。
家に引きこもるつもりでしが、パソコンを持って耳障りの良いBGMを聞きながら、ここで静かに仕事をするほうが集中できるように思いますので、かなりの頻度で通わせていただこうと考えているところです。
テト期間中、私のようにハノイに何故か居残っている方。
一度お住まいの近くにある「Joma Bakery Cafe」に気晴らしに足を運んでみてはいかがですか。
美味しいサンドイッチやワッフル、ヨーグルトやフルーツもあります。
朝は朝食目的の方の為に7:00からOpenし、夜は21:00時まで営業しています。
テト正月期間中ずっとです。
念の為にハノイに4店舗ある「Joma Bakery Cafe」の位置図を付けておきますね。
あっという間に私も4回目のテトをベトナムハノイで迎えることになります。
本当にあっという間でした。
昨年の8月に合弁を解消して以来、特にハノイ在住の日本のお客様からよく次のような質問をいただきます。
「ハノイの賃貸くんとハノイリビングって、何が違うの?」
そりゃそうです。
今まで当社のブログサイトでも「ハノイの賃貸くん」としてハノイの物件情報や生活情報を発信していました。
急にサイトタイトルが「ハノイリビング」に変わったんです。
疑問に思う方が普通ですね。
簡単に説明しておきます。
元々「ハノイの賃貸くん」という会社は「日本人の個人」と「私の所属する日本の会社」の合弁で2012年から日系企業として設立した会社です。
3年半が経った昨年8月にその合弁先(日本人の個人)が所有する全株式を私共日本の会社が買い取り、「ハノイの賃貸くん」を単独で100%所有することになりました。
その際元合弁先から、
「ハノイの賃貸くんの名称を使わせて欲しい」
という要望を受け、それを合弁解消の条件として引き受ける事にしたんです。
私がハノイに来て3年半の時間をかけ、日本の皆様の耳や目に届く会社に育ててきました。
その名称を取り外す判断をした理由は以前の稿、「ハノイの賃貸くん」から名称を改め生まれ変わります!でも取り上げさせていただきました。
簡単に言えば、私共が今後目指していきたいビジネスは、「ハノイの賃貸くん」という名称からイメージされる賃貸業務を超えた範疇の仕事になってくることから、目標に合わせた名称変更を以前より検討していたんです。
ちょうど良い機会だったので、元合弁先に希望通り「ハノイの賃貸くん」の名称を譲り、我々は「ハノイリビング」という名前に切り替えました。
今の賃貸業務はもちろん継続しながら基盤を固め、更に皆様のハノイでの生活により役に立つ新たなサービスを展開していきたいと考えての名称変更です。
たまにお客様から、
「田口さん、ハノイの賃貸くんから独立してハノイリビングを作ったの?」
と聞かれることがありますが、全く違いますね。
独立などしておりません。
以前と変わらず同じ事務所で、同じく私の脇を固めてくれるスタッフも変わらずサービス業務をさせていただいております。
当たり前ですがTaxコードも何も変わっておりません。
独立とは真逆です。
繰り返し申し上げますが、「ハノイの賃貸くん」の株式を合弁先から全て買い取り、私の日本の会社が100%「ハノイの賃貸くん」を所有したことになります。
その後、元合弁先の要望を受け、また今後の業務拡大を打ち出さなければならないことから、「ハノイの賃貸くん」という名称を譲り、新たに「ハノイリビング」に名称変更をしたということです。
我々から株式代金を受け取ったその日本人の個人が、私共の会社から出て、新たに新規会社を設立している訳ですから、独立したのは元合弁先の方になりますね。
その新規会社の名前が「ハノイの賃貸くん」なので、皆さん混乱されているだけです。
間違わないでください。
私が「ハノイの賃貸くん」の営業全般を担当していたときの考え方、つまり「サービスの質」から「契約書の内容」、「お客様に向けたサービスに何を一番優先させるべきか」等々。
細部に至るお客様向けのサービスの考え方、これは営業会社を動かす為に必要な「ポリシー」です。
この「営業ポリシー」が営業会社である「ハノイの賃貸くん」を支える骨格となります。
以前の稿でも少しお話しましたが、私は10年間日本で不動産売買の仲介業務に携わってきました。
その時のノウハウを生かしながら、更に賃貸業務の経験を積み、ここベトナムハノイで通用するサービスとは何か、日々考え、スタッフとも相談を重ねながらそのポリシーを固めてきました。
この「営業ポリシー」は、私の頭の中にしっかりと根を張って生きています。
この考え方を一切替えるつもりはありません。
より揺るぎないサービスにするために、新しいスタッフもどんどん採用していきます。
この私の考え方に理解をしてついてきてくれる優秀なスタッフも「ハノイの賃貸くん」時代から変わっておりません。
ローカルスタッフの営業マネージャーである「エースHongちゃん」。
彼女には主にベトナム人オーナーとの難しい交渉を任してきました。
彼女だから抑える事ができるオーナーさんはたくさんいます。
そのHongちゃんを支え、お客様のクレーム対応を一身に受けとめ、ベトナム人のハウスキーパーさんやワーカーさん、またアパートオーナーにも厳しく指示を出しながら地道にこなしてくれる「マダムHuyenさん」。
また、私の下で日本人のお客様から受ける様々なリクエストの窓口になり、細かいフォローを私に変わってこなしてくれていた「いぶし銀佐々木さん」。
また佐々木さんの書くブログは、私には無い主婦目線の切り口があります。
ハノイリビングの大切な戦力です。
これらコアなスタッフ達が、引き続き「ハノイリビング」で私の考える「ポリシー」に則って動いてくれています。
皆様の「ハノイの賃貸くん」に対するイメージはそのまま私達が大切にする「営業ポリシー」とともに「ハノイリビング」に引き継がれています。
変わったのは名称と代表取締役だけだということです。
今、元合弁先が「ハノイの賃貸くん」という名称を掲げて「V-TOWER」で営業をしているようですが、私共とは全く何の関係も無い仲介業者です。
元々「営業サービスに対する考え方」が全く違うことが発端となった今回の合弁解消です。
営業責任者の考え方でその会社のサービスの質が決まります。
その「ハノイの賃貸くん」という今の会社には、私もHongも在籍しておりません。
私達は「ハノイリビング」で引き続き営業をしております。
お間違いの無いように。
今は私のさじ加減で何でも決めることができます。
今後「確実に必要だと思うこと」は、どんどん進めて行きます。
合弁解消後、まず私が最初にしたことは、「日本商工会」への加入です。
当たり前のことですね。
しかし今までは元合弁先の反対で、加入できずにいました。
また、雑誌媒体への出費やスタッフの採用など、日本側と相談しながら進めています。
サービス業にとって、やはり「合弁」と「独資」では意志決定スピードに雲泥の差が出て来ます。
この「身軽さ」を意気に感じ、「ハノイリビング」の組織を更に強くしてきたいと思います。
日本の「師走」同様、お正月を迎える前のベトナムの人達には、
「テト越しの仕事は作らない」
と徹底してお正月までに雑務のけりをつけようとします。
ベトナムは永い間、隣国中国に苦しめられてきました。
苦難の歴史です。
そのためか、とても信仰深い方々が多いように思います。
先に挙げた写真のように、花や木を初め、贈答品を慌ただしくバイクに乗って送り届けるのは、自分自身の家以外に大半は親戚の家にある神棚に供える為です。
必ず元旦までに付け届けは完了させます。
契約書や請求書の送付は勿論のこと、オーナーさんからいただく手数料などは待っていてもオーナーさん自身が忙しいので回収できません。
しかし2人で手分けし、ニコニコしながら、
「テトが始まる前にいただきに参りまーす」
といつの間にかアポイントを取り、バイクで泳ぐようにオーナー達の自宅へ訪問をかけていました。
テト前にこのセリフがベトナム人に威力を発揮することを、Hongちゃん達スタッフはよく心得ているんです。
そして有る日Hongちゃんが、
「田口さん、テトボーナスのことなんだけどー」
はい、言ってくるのは分かっておりました。
Hongちゃんの額に、
「テトボーナスをそろそろー」
と書いて見えるくらいです(笑)
当たり前ですが、スタッフ全員に1ヶ月分のボーナスをお支払させていただきました。
これも即決させていただきましたよ。
3月に待望の日本人現地採用の男性がやってきます。
日本から手を挙げ、ハノイで腰を据えて仕事をしていただける独身男性です。
HR-Link.Vietnamの竹ノ内さんが見つけて提案してくれた人材です。
本当に、竹ノ内さんの熱心で誠実な仕事ぶりは舌を巻くほどです。
感謝の気持でいっぱいです。
竹ノ内さん、有り難うございます。
この記事を書いている最中にベトナムは新年を迎えました。
恒例の花火の豪快な音が、夜空に響き渡っています。
Chúc mừng năm mới!
今年は飛躍の年にしたいと思います。
どうぞ引き続きよろしくお願いします。
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