ハノイリビングの田口です。
きっかけは1本の電話からでした。
「高橋と言います。『Novotel Hotel(ノボテルホテル)』がそろそろGrand Openします。
是非一度お目に掛かりたいのですが、お時間ありますか」
ちょっと英語訛りのある話し方の女性。
なぜ私のことをご存知なのか、急な電話だったので暫く黙っていると、私の気持ちを察したのか、
「私がハノイに赴任する前から田口さんのブログを読ませていただいてまして、大変参考になりました。」
お世辞でも嬉しいです。
有り難うございます。
私が書いたブログが、いつのまにやらどこの誰だか分からない方々に広がっていき、その読者の方からこのようなお電話をいただく。
幸せなことだと思います。
しかし「Novotel Hotel(ノボテルホテル)」という名称のホテルは、お恥ずかしながら今まで聞いたことがありません。
快く承諾させていただき、受話器を置いた後すぐにネットで調べてみました。
なんと・・・凄いブランドホテルだとわかりました。
世界90カ国以上で3,500件以上ものホテル運営を展開している「AccorHotels(アコーホテルズ)」というホテルチェーンが、その経営主。
フランスはパリを本拠に構える大企業です。
実は、ベトナムハノイにも既に数件「AccorHotels(アコーホテルズ)」が手掛ける5つ星ホテルがあります。
「ええっ、ソフィテルレジェンドメトロポールもAccorHotels(アコーホテルズ)なの?」
オペラ劇場からすぐ近く、Hoan Kiem(ホアンキエム)区の一等地に、圧倒的な存在感を放ち続けてきた高級ホテルです。
Sofitel(ソフィテル)ブランド以外にも、
- フェアモント・ホテル(Raffles Hotels)
- ラッフルズ・ホテル(Fairmont Hotel)
- プルマン (Pullman)
- スイスホテル(Swissôtel)
- グラン・メルキュール (Grand Mercure)
と、海外畑の方には馴染みの深い有名ホテルも、しっかりと傘下に入っています。
私が生まれ育った大阪ミナミの玄関口「難波駅」に、かぶり付くようにそびえ立つ「スイスホテル(Swissôtel)」もつい最近買収が完了し、AccorHotels(アコーホテルズ)の傘下に加わったばかりだとか。
なんと、世界を股に掛けた凄いホテルチェーンだとわかりました。
その「AccorHotels(アコーホテルズ)」が、満を持してハノイ「Cau Giay地区」に放った新築ホテルが、今回ご紹介する「Novotel Suites Hanoi(ノボテルスイートハノイ)」です。
ちょっと、前置きが長くなってしまいました。
では、まず「Novotel Suites Hanoi(ノボテルスイートハノイ)」の位置図と概容をご説明しておきます。
下記地図の紫色のピンが「Novotel Suites Hanoi(ノボテルスイートハノイ)」です。
では概容をご確認ください。
- 【ご紹介アパート名】 「Novotel Suites Hanoi(ノボテルスイートハノイ)」
- 【住所】 5 Duy Tan Str, Cau Giay Dist, Hanoi
- 【竣工年】 2015年3月
- 【建物規模】17階建て全室151部屋
・地下:駐車場
・1階:グルメバー、プールバー、スイミングプール(屋外、温水)
・2階:個室付きフードエクスチェンジレストラン(am6:00~pm22:00;宿泊客以外のゲストも利用可能です)
・3階:フィットネスジム(24時間Open)、サウナスペース、ビジネスミーティングルーム(MAX215人)
・4階~16階:客室・アパートメント
・17階:ルーフトップバー、ライブラリーラウンジ、キッズコーナー - 【家賃と面積】※1年契約の場合の家賃額です
・Studioタイプ(32㎡~42㎡):2,090ドル~2,400ドル
・1bed(48㎡):2,890ドル
・1bed(105㎡;ルーフバルコニー付き):5,560ドル
・2bed(72㎡):3,290ドル
・2bed(107㎡;ルーフバルコニー付き):6,000ドル
・3bed(104㎡):4,320ドル - 【連絡先】
・受付窓口: +84 (0)4 357 66666
・受付メールアドレス: H9813@accor.com
・日本人(高橋さん)直通番号: +84 128 748 6205
・高橋さんのメールアドレス: H9813-SM@accor.com - 【家賃に含まれるサービス】
・税金(レッドインボイスを出します)
・管理費
・ハウスキーピングサービス(これは毎日入ります)
・ビュッフェ形式の朝食サービス(6:00am~9:30am;利用出来る人数はベッドルームの数。例えば2ベッドルームなら2人まで利用可)
・2階レストランの利用料金の15%ディスカウントサービス
・インターネット利用料(光高速インターネット、WIFI付き)
・セントラル給湯サービス(常に熱いお湯が出続ける、バスタブも肩までゆったりが毎日実現)
・350mlのDrinking Waterサービス
・フィットネスジム、サウナ、温水のスイミングプール利用料
・Studioタイプのお客様に限り4階と6階にある共用ランドリースペースの利用料
・フロント、コンシェルジュ、メンテナンス及びセキュリティーの24時間対応サービス
朝食付きです。
同じ「朝食付きホテル兼サービスアパート」で近くにそびえている「CALIDAS LANDMARK72(カリダスランドマーク)」は、2012年に竣工した、ご存知韓国資本のサービスアパートです。
鳴り物入りでGrand Openした後、目新しい大規模物件だったので、日本人入居率が着実に伸びていきました。
しかし、50%以上が韓国人で占められる為、何かに付け韓国人を優先するサービスに納得できない日本人が契約更新をせず、その後「櫛の歯が抜けるように」日本人が減っていきました。
私共のお客様も数組契約していただきました。
更新せずのお考えの理由をお尋ねすると、韓国贔屓のサービス以外に、
「朝食がいつも同じで、代わり映えしないし、訴えても聞き入れてくれないのが辛かった」
と伺いました。
高級サービスアパートにとって、「朝食サービス」は看板の一つです。
が、対応によっては「客寄せの最大の武器」にもなるし「退去の決め手」にもなります。
これは何度かこのブログでご紹介しましたが、私が今まで聞き知るベトナムハノイの数あるサービスアパートの中で、「朝食サービス」のクオリティの高さがずば抜けているのは、
- CROWNE PLAZA WEST HANOI RESIDENCES(クラウンプラザハノイ)
- Sofitel Plaza Hanoi(ソフィテルプラザハノイ)
- INTERCONTINENTAL HANOI WESTLAKE(インターコンチネンタルハノイウエストレイク)
- FRASER SUITES HANOI(フレーザースイートハノイ)
でしょうか。
ホテルだけの業態の、例えば「JW MARRIOTT HOTEL(マリオットホテル)」というようなホテル専業体は除いて、あくまでも「サービスアパート」運営もやっているレジデンスに限った比較です。
これらのサービスアパートのビュッフェ朝食サービスは、本当に素晴らしいと評判です。
上に挙げたサービスアパートは、5つ星ホテルを兼ね揃えていることが、何より味が落ちない理由です。
5つ星ホテルの朝食が不味いなどあり得ないことですね。
これらの「朝食Good」なサービスアパートのうち、「Sofitel Plaza Hanoi(ソフィテルプラザハノイ)」は、今回ご紹介する「Novotel Suites Hanoi(ノボテルスイートハノイ)」と同じAccorHotels(アコーホテルズ)のブランドレジデンスです。
「朝食サービスは当然外さず点数を稼ぐ」
世界中のお客様に納得してもらえる「味」を、館内の自社レストランで提供できないホテルチェーンが、ここまで名を馳せることなど出来る訳がありません。
高橋さんとの約束の日時に、早速「Novotel Suites Hanoi」へビデオを持って向かいました。
いつもINDOCHINA PLAZAへ向かう途中に必ず通る「Duy Tan通り」。
その角地に建つ「Novotel Suites Hanoi」の車寄せにタクシーを止め、入り口エントランスへ一歩足を踏み入れた途端・・・
涼しいエアコンの効いた空気と共に、ラグジュアリーな内装の中にも折り目正しい伝統を感じさせる落ち着いた雰囲気にすっぽり包まれてしまいました。
約束の時間より10分ほど早く到着した私は、暫く高級感漂う受付エントランスを満喫しようと館内を歩き始めたとき、受付正面にピンと背筋を伸ばした直立不動の女性の姿を見つけました。
入り口から入って、ちょうど真正面の位置。
いやでも目に飛び込んできます。
一瞬お互い見つめ合った後、お互いが約束の相手だと気が付くまで、さして時間は掛かりませんでした。
「田口さんですね、お顔はブログサイトで拝見しておりますので(笑)」
先ににこやかな表情で高橋さんから声を掛けていただきました。
背の低い日本人女性。どことなく日本人離れした顔立ちです。
頂いた名刺には、「Director of Sales & Marketing」とあります。
日本人女性として、AccorHotelsグループ「Novotel Suites Hanoi(ノボテルスイートハノイ)」の営業マーケティングの責任者に抜擢された訳です。
眼光鋭い眼差し・・・
ただ者ではない迫力を感じます。
「おそらく約束の時間より10分以上前から、その姿勢で私の到着を待たれていたに違いない」
思わずこちらの背筋が伸びる思いです。
「ではまず客室からご紹介しましょう」
エレベーターホールへ進みながらお話しされる高橋さん。
それとなく、今のお客様の入居率をお聞きしたところ、
「はい、ほとんど一杯です。残っている部屋は今日お見せする4部屋だけです」
思わず耳を疑いそうになりました。
今年の3月にGrand Openしたばかり、今までまだ4ヶ月ほどしか経っていません。
ところが全室151部屋ほぼ全てが契約済みだと。
もちろん短期のホテルユースのお客様も含めてでしょうが、それにしても凄い勢いです。
その時はまだお家賃の額を提示してもらえていなかったのですが、一瞬グレードの割りにはもの凄く安いアパートではないか・・・
そんな勘ぐりをしてしまいそうな入居率です。
受付ロビーと同じ1階に、スイミングプールがあったので、客室へ行く前に見せてもらいました。
屋外ですが、水は温水ですので、1年中利用可能です。
では、ここで今日見させていただきました室内の部屋をご紹介します。
- 「Novotel Suites Hanoi」1ベッドルーム(48㎡)の室内の様子
- 「Novotel Suites Hanoi」2ベッドルーム(72㎡)の室内の様子
- 「Novotel Suites Hanoi」Studioタイプ(42㎡)の室内の様子
高橋さんに見せてもらった順に、室内を撮影したビデオ動画をご覧下さい。
この「Novotel Suites Hanoi(ノボテルスイートハノイ)」のバスルームの特徴として、
全室「洗い場」と「お手洗い」がセパレートになっている
ことです。
今となれば高級サービスアパートには欠かせない気配りですね。
では、ホテルの周りの雰囲気と、1ベッドルームの室内風景をご確認ください。
見ていただいた部屋は、「ルーフバルコニー付き」で高いタイプです。
ただ、室内の仕様は大体同じですね。
では、2ベッドルームの室内風景をご確認ください。
絶妙な間取りです。
室内動画でそこをご確認ください。
いかがでしょうか。
かなり高いグレードの室内であることが分かるかと思います。
「グレードが良いのは分かるけど・・・少々高くない?」
家賃額は少し置いておきましょう。
あとでご説明します。
室内を見た後、「Novotel Suites Hanoi」の共用施設をご紹介していただきました。
フィットネスジムは24時間営業です。
何時に来て頂いても、汗をかくことができます。
ここらあたりの設備は遜色ありませんね。
17階に上がり、真っ先に見せてもらったのは、「ルーフトップバー」です。
「通常はお酒をゆっくり楽しんでいただくスペースです。
すぐ横にある屋外のテラススペースと繋がっているので、屋内外を利用したパーティーを団体様で予約いただくことが多いんです」
しっかりとした間違いの無いイベントスペース。
特に大切なお客様グループを招待する際、利用に耐えられる場所を探すとなると、こういう高級ホテルが保有するイベントスペースしかないように思います。
ベトナム資本の高級サービスアパートでは、細かい気配りが行き届きません。
まず無理ですね。
必然的にNovotel Suitesのような世界標準のホテルが、その注文をこなすことになります。
キッズスペースが用意されていました。
スペースは小さいですが、同じ17階の横にゆったりと散歩できるテラススペースもあります。
ただ、どうでしょうか。
このNovotel Suites Hanoiにご家族帯同者が来るでしょうか。
ご予算がかなり高い方でないと、厳しいですね。
2ベッドルームの72㎡で3,290ドルです。
3ベッドルームの104㎡で4,320ドルです。
3,200ドルあれば、近くのINDOCHINA PLAZA HANOI(インドシナプラザハノイ)へ行けば、130㎡以上の3ベッドルームに住むことができます。
日本人学校へのバスは、まだNovotel Suitesには来ていないと思うので、家族連れで日本人学校へ通わせるお子様がいるご家庭は、今のところ目が向かないかと思います。
逆にご夫婦のみであれば魅力的なアパートに映りますね。
全体的に単身者が大方を占める構成になるように思います。
高橋さんに一通りホテル内を案内していただきました。
ちょうどお昼時。
2階のビュッフェレストランへご招待頂きました。
その日はコカコーラ様がホテルの会議室でビジネスミーティングをされていたようで、私達がレストランに入る際、鉢合わせになりました。
大柄の欧米人達が、レストラン横にあるビジネス用ランチスペースへ吸い込まれていきます。
「このCau Giay地区に働く西洋人の方々から、建築途中よくお問合せをいただきました。
『いつオープンするの。早く恃むよ』って何度も急かされました。口に合う食べ物が無いらしく、相当困っておられましたね」
ここからすぐ近く、歩いて1,2分の場所に、つい最近までCONCORDIA INTERNATIONAL SCHOOL HANOI(コンコルディアインターナショナルスクールハノイ)が有りました。
今はノイバイ空港へ行く途中のVan Tri Golf Club(バンチーゴルフ場)の敷地内に引越されたのですが、アメリカやヨーロッパから来られた先生方はまだ近くにお住まいなんです。
「コンコルディアの先生方も、このNovotel(ノボテル)のGrand Openを心待ちにされていました。今でも頻繁にお越しになるんですよ」
やっぱり美味しいのでしょう。
私も食事をごちそうしていただきましたが、どれも安心できる深い味わいでした。
この2階のレストラン一つとっても、この実力ですので恐らくハノイ西部でも屈指の本格レストランとして認められていくことと思います。
開店時間は、営業午前6時より午後10時まで
席数は152席有ります。
アパート契約者ではない部外の方でも、お気軽にご利用していただけます。
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最後まで私を丁寧にエスコートしていただいた高橋さん。
私がビデオを持ち、部屋のご紹介を始めた時も、決してビデオに映らないよう、忍者のような身のこなしで物陰に隠れて頂きました。
綺麗な英語と少し訛りのある日本語・・・
よくよくお聴きすると、なんとご出身はモンゴルだと教えていただきました。
・・・どことなく日本人ばなれしたお顔立ちの理由がわかりました。
なんとも個性的で魅力的な営業責任者さんでした。
高橋さん、貴重なお時間有り難うございました。
最後に家賃のことです。
お気づきの通り、高いですね。
勿論家賃額に見合う完璧なサービス力とHospitalityがセットで備わっていることは間違いありません。
ただ、
「近くにある5つ星レベルのサービスアパートと比べてどうなのか」
です。
ちょうど比較対象として、同エリアにある最適な物件は、
CROWNE PLAZA WEST HANOI RESIDENCES(クラウンプラザハノイ)
だと思います。
ホテルは5つ星です。
このCROWNE PLAZA(クラウンプラザ)の家賃は、以下の通りです。
- Studioタイプ(40㎡):2,200ドル
- 1Bed(56㎡から59㎡):2,600ドル
- 1BedプラスWorking room(68㎡):2,950ドル
- 2Bed(92㎡):3,150ドル
- 3Bed(133㎡):4,200ドル
そして上記家賃に含まれますサービスは以下の通りです。
- 税金
- 管理費(敷地内のプール、フィットネスジムなど施設利用費)
- 年中無休のハウスキーピングサービス(週7日:毎日の清掃・お皿洗い:洗濯は含まれていません)
- 電気代(1bedで50ドル/月、2bedで100ドル、3bedで150ドル)
- 年中無休の朝食(ビュッフェ形式:5つ星ホテルのレベルです)
- スイミングプール、フィットネスジム、サウナ、ジャグジー利用料
- 水道料金
- インターネット利用料(光高速インターネット、WIFI付き)
- ケーブルテレビ視聴料
朝食のレベルでは、ひょっとすれば「Novotel Suites hanoi」を抜いているかもしれません。
単純に比較をすると、やはりNovotelの家賃の高さが際立っています。
どうでしょう。
もし皆様の中でどうしても部屋を見たいと思われる場合は、ご一報ください。
そして契約をご判断される前に、家賃額の交渉を当社でさせていただきます。
Publicな家賃額と実際の契約家賃額とは、多少差があるかと思います。
今後高橋さんとのやりとりで、明らかになってくることです。
今はこういうご説明の仕方しかできません。
「Novotel Suites Hanoi」に限らず、どのサービスアパートも同じですが、数多く契約実績を付けることができている仲介業者が、一番交渉力があるということです。
まだ開業Openした新規ホテルですので、どの仲介業者も実績を積み上げてはおりません。
これからの我々の努力次第で、魅力的な家賃を皆様にご提案できるように致します。
少しだけお時間をください。
以上、個性的な高橋Directorが窓口のHigh Qualityなサービスアパート、「Novotel Suites Hanoi」のご紹介でした。
◆少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。
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