深夜に騒ぐ近隣の馬鹿野郎を抑える話

Sky City Towersの全容

Sky City Towersの全容



この冒頭写真は、ハノイでも有名なコンドミニアム「Sky City Towers」です。
このレジデンスにお住まいの当社のお客様より連絡をいただきました。

「もうかれこれ1ヶ月、ずっと深夜バカ騒ぎする音が止みません・・・どうにかならないでしょうか」

今まであまり騒音がどうのこうのというクレームをそんなに多く頂くことはありませんでした。
以前1回だけ、深夜に近所から聞こえる騒音がやかましいからアパートを変わりたいという苦情をいただいたことはありました。
当社のホープ深田君が徹夜で「数日張り付き調査」を敢行してもらいましたが、結局騒音は出ず・・・
話し合いで解決したことがあったくらいです。

というよりも、そもそも日本人が住むレジデンスですから、そこそこな家賃です。
あまりローカルのうるさいベトナム人や中国人などが契約しているケースが少ないので、そんな被害は出ないんです。
ましてやこの「Sky City Towers」は、高級コンドミニアムですから尚更ですね。

ところが・・・

どうも深夜にバカ騒ぎする輩がいるようです。

「奇声を発して歌を歌いまくります。
しかも夜中の2時や3時・・・もう我慢の限界です・・・」

時間が時間だけに、長く続くと生活どころの話では無くなってしまいます。
早急に手を打たないといけない緊急事態でした。

Sky City Towers正面玄関前ロータリー

Sky City Towers正面玄関前ロータリー



2ベッドルームのリビングルーム

2ベッドルームのリビングルーム

キッチンの標準装備の電化製品

キッチンの標準装備の電化製品



一体誰なのか??
時間帯が深夜0時を過ぎてからの騒ぎです。
ちょうど寝静まっている時に騒ぎ始めます。

Sky City Towersの投資会社のマネージャと管理会社のスタッフを呼んで協議をしました。

「とりあえず、24時間監視をしていますから、お客様が騒音を聞きつけられたらSMSで管理会社のスタッフまで送信してください。それを合図に駆け上がります」

となったのですが・・・
お客様も夢の中で起こされるので、携帯からSMSを送る気力が・・・無いんですね。
お客様の場合は被害者ですし、通常寝ている時間帯ですのであまり無理も言えません。

監視スタッフに、

「悪いけど夜中の2時から3時あたり、定期巡回してださい」

とお願いしましたが、寝コケて監視スタッフも夢の中・・・

「おんどれが・・・騒音野郎と目糞鼻糞か!」

こうなったら・・・
社内会議を開き、みんなの目線が集まった先はもちろん・・・

タクシーで移動中爆睡するホープ深田君

タクシーで移動中爆睡するホープ深田君



あちゃ、写真間違った・・ごめん(笑)
そう、有事の深田君の登場です。

ホープ深田君が深夜Sky City Towersに張り付くことになりました。
もう、こうなった何が何でも現行犯で証拠をとり、投資会社並びに管理会社共々「うるさい」ことを認識させ、その部屋のオーナーに直談判するほか無いと考えました。

投資会社側も、お客様に出て行かれるのも損な話です。
また、出られた次のお客様が決まったとしても、うるさい根本原因を潰さない限り同じ事の繰り返しです。

たまたま空いている部屋を一つ貸し出してもらい、その部屋に深田君がスタンバイすることになりました。

500ドル以下のアパートにお住まいの深田君。
2.000ドルのSky City Towersの部屋に仮住まい・・・

「良い感じだね(笑)」

笑って言うと、

「いえ、仕事ですので・・・」

にやっと笑いながら答える深田君。
まんざらでも無さそうです。
もう、とにかく何でも良いから馬鹿野郎のしっぽ抑えてくれればそれで良し。

目的は、

  • 騒音の発信源となる部屋を特定すること
  • 管理会社と投資会社のマネージャ全員で厳重注意をすること

その初日。
深田君曰く、いきなり夜中の3時過ぎにどんちゃん騒ぎが始まったそうです。
部屋の特定もすぐ出来ました。
全員で急行、出てきたのはベトナム人でも韓国人でも中国人でもない、アジア人の若いガキ2人連れでした。
おそらくお金持ちの親のすねをかじるどドラ息子なのでしょう。

ガンガンに音楽を掛け、ゲームか何かに嵩じているのか、ギャーギャー騒ぎながら遊んでいるようでした。
ドアをノックして出てきた二人に注意をすると、多少小競り合いになりましたが多勢で押しているので、厳重注意の上その夜は終わりました。

・・・が、次の夜もまた同じ夜中の2時です。
何も懲りていません。
30分おきに問題の部屋の前をうろうろしていた深田君が騒音に気がつき電話をし、昨日のメンバー全員が駆け上がってきました。

その夜は1階の詰め所まで連れ出し、管理会社のマネージャが懇々と英語で注意をしました。
それで分かったのは・・・
その糞ガキ2人は近くのある店のスタッフでした。

投資会社のマネージャはその店の社長をよく知っているそうです。

「おまえら、今度同じ事やったら、社長に言って首にしてもらうぞ!
それと、次またお前らの騒ぎを聞きつければ、その瞬間から部屋の電気は元から切る、いいか!!」

もちろん、この話をするのに事前に糞ガキの部屋のオーナーには断りを入れています。
人騒がせな若者です。

フローリングがまぶしいSky City Towersのリビング

フローリングがまぶしいSky City Towersのリビング



とても良いコンドミニアムなんです、Sky City Towersって。
日本人のお客様もたくさん住んでいます。

今回のお客様も特に大きな不具合もなく、お住まいになっていただいておりました。
その直後のトラブルです。

集合住宅はこれがあるから怖いですね。
「音」とか「臭い」とか・・・
主観的なもののクレームは、一番難かしいんです。

こんな言い方も失礼なのですが・・・
他に住みたい部屋が見つかり、どうしても移りたいから「音」のせいにして、ペナルティを払わずに途中解約したいと考える「よこしまなお客様」もたまにお目にかかります。

しかし今回の場合は、半端なく誰が聞いてもうるさい騒音でした。
また、Sky City Towers側のスタッフもよく協力してくれて、

電気カットも辞さず!

と恫喝してくれました。
あとは、又騒ぎをおこしてくれれば糞ガキ共をうっちゃることはできます。

いつも横で見る深田君の贅肉も今回は頼もしく見えました

いつも横で見る深田君の贅肉も今回は頼もしく見えました



ホープ深田君、今回はよく頑張ってくれました。
一応新婚の深田君。
奥さんを説得して2晩、深夜の巡邏警備をしてくれました。

ALSOCさん、なかなか深田君使えますよ。
しかし深夜業務が続くと日中の居眠りは避けられないかと思いますが(笑)

皆さんがお住まいのアパートも、いつ同じような状況に陥るかわかりませんね。
近くに今回のような馬鹿野郎が住み始めると、上下階含め3フロアの契約者は皆同じ憂き目に遭うことになります。

もし、ハノイリビングのお客様であればそんな我慢をしていただく訳にはいきません。
当社にはALSOC深田君・・・あっいやホープ深田君がスタンバっておりますので(笑)

その深田君が、困った顔をして話しかけてきます。

「すみません、僕が2泊して帰ってこなかったことを嫁がfacebookに書いたら・・・
非難のコメントが殺到しているみたいです・・・」

知るかそんなこと・・・
この記事のリンクでも貼っつけてコメント入れとけよ。

かわいいベトナム人奥さんの尻に敷かれ気味の深田君です。

「ベトナムリスクからお客様を守る」

ハノイリビングでの一コマでした。

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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