今日が日本帰国最後の日。
家内がリビング横の和室で豪快に寝ています。
大学1回生の娘を筆頭に、高校1年の長男、中学1年の次男と・・・
学校の仕事で疲れる家内に、ややこしい時期の子供達を押しつけて私はベトナム・ハノイに単身赴任しているわけですので、家内には絶対頭があがりません。
ハノイの喧噪から静かな日本の自宅に帰ってくると、いつも考えてしまうのが「家族との距離を如何に埋めるか」です。
もとより「距離」は埋まりようがありません。
しかし、多感な時期にさしかかる我が子供達の歩みに、同じ「路上」で肩を並べて歩けない寂しさ・・・
子供達のタイムリーな悩みに、直接受け止めてやれない歯がゆさ・・・
これは何かに付け、思うことです。
私のハノイ赴任期間に、特段の定めはありません。
長くなるか、短期になるか・・・これはおそらく「私次第」だと思っています。
しかし東南アジアに拠点を構えて、安定した事業利益を上げるようになるには、そんな生優しい事では無く、ある程度時間は掛かると思っています。
「こいつらは父親不在のまま、多感な青春時代を歩いて行く・・・」
子供の人生に参加できない苛立ちに、たまらなく辛くなる時があります。
しかし、この「距離」を私自身が埋める工夫をしないと、気持ちが落ち着きません。
日本に帰国して久しぶりにDVDを見ました。
先日の稿でも少し書きましたが、自宅で見たその邦画は「八日目の蝉」です。
「家族の絆、親子の絆とは何か」
がテーマのヒューマンドラマです。
- 子供を想う「愛情」に大切なことは、「血のつながり」以上に「想いの深さ」であること
- 深い愛情を受けた子供は、必ずその愛情の深さだけ、幸せになれる
私がこの「八日目の蝉」を見終わって、一番感じたことです。
ちょうど子供との距離の遠さ、父親としての責任といったことを考えていた時にみた映画でしたので、何かとても重く深く、私の心の襞に染みこんできました。
「愛情の深さで家族との距離を補う」
家族の側にいないと、家族に愛情は注げないのか・・・
「注ぎにくさ」は感じますが、注げないことは無いはずです。
離れていても、家族に「背中を見せる」ことはできる・・・「八日目の蝉」をみて、すこしだけ吹っ切れたような気がしました。
- 異国で日本法人を作り、その経営上出てくる様々な問題を通して実務を学ぶこと
- 現場で苦労したたくさんの人と接して、いろんな人から生きた知識を学ぶこと
- 学んだ知識を生かして実務をこなし、結果を残すこと
ここベトナム・ハノイで経験する生きたノウハウは、苦労した度合いが大きいほど、分かり易く、説得力を持って子供たちに伝えることができます。
どこで仕事をしようが、今の目の前の問題を出来るだけ早く、正確にこなすことをやり続ける以外に、「手」はありません。
「ハノイリビング」は未だそんなに大きな企業体ではありませんが、「安心して頼める業者さん」として皆様から信頼していただけるよう頑張らないといけません。
そのための奮闘努力がそのままノウハウとなります。
社会人になった子供たちにも、実体験済みの「生きたアドバイス」として伝えることができるはずです。
今、「深く」仕事をさせていただくことが、当たり前ですが子供に対して「深く」想う愛情そのものだと思いますし、「背中を見せる」ことにつながると、自分に言い聞かせて頑張っています。
この激動の時代、間違い無く仕事をする上で子供たちは壁にぶち当たります。
その時・・・腑に落ちた分かり易いアドバイスができれば良いかなと思ってます。
あと、将来ではなく「今」・・・子供に見せられる「分かり易い親の力」は無いでしょうか。
私がベトナム語ぺらぺらになってきたら、どう思うでしょう・・・
「お父さん、ベトナムに根付いてしまうんとちゃう・・」
笑いながら、変な捉え方をするかもしれません。
しかし学校でヤツらが習っている英語がぺらぺらになってくれば、かなりインパクトがあるかと思います。
子供たちが親になれば、親の苦労もわかるかと思います。
しかし、ヤツらが家族持ちになるまで待てません(笑)
「親父・・・仕事しながら英語ぺらぺらになっとる」
帰国する度に、子供のお尻をあおることができれば、それでOK。
睡魔と戦いながら、頭かきむしって英語にかじりつくことも・・・「背中を見せる」こと。
・・・できるでしょうか(笑)
「英語くらい話せんと、面白い仕事無いぞ」
やる気のスイッチが入るまで、言い続けてやろうかと思います。
勉強しながら(笑)。
今日は物件情報ではありませんでした。
明日以降、また新しいアパート情報を発信していきます。
よろしくお願いします。
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