リゾート開発に力を入れるベトナム北部Hoa Binh省で老人介護施設を開業するご提案です

Hoa Binh省の平地と山をヘクタール単位で売買していただけます

Hoa Binh省の平地と山をヘクタール単位で売買していただけます



ハノイリビングの田口です。

ハノイから西に車で1時間も走らせると、そこはHoa Binh省です。
途中に横たわる巨大工業団地、「Hoa Lac Hi-tech Park」を過ぎ、その先の一山を越えた辺りからHoa Binh省の緑と光あふれる風光明媚な景色が広がってきます。
まさに冒頭の写真のような風景が続くんです。

ベトナム北部Hoa Binh省の場所です

ベトナム北部Hoa Binh省の場所です



この赤丸印がHoa Binh省です。
ハノイの隣の省ですね。

何故いきなりHoa Binh省を取りあげたのか。
これはある日本のお客様からいただいたお問い合わせからお話は始まります。

「日本で老人ホームを運営されているお客様がいるのですが、ベトナムのハノイで同様の老人介護施設を開業したいと言われています。
田口さんのところでは老人介護施設の仲介はやっておられますか?」

JETROのご担当者様からのメールでした。
中小企業支援に尽力されているJETRO担当者様が受け持つお客様で、関東で老人ホームを数件経営されている企業様がいて、そのお客様サポートの為のお問い合わせでした。

ピンポイントで老人介護施設の仲介はさすがにやったことがなく、調べてお答えすることにしました。

綺麗な国道脇に広がる土地「売買の対象になります」

綺麗な国道脇に広がる土地「売買の対象になります」



何気にHoa Binh省の綺麗な風景をお届けしていきますが、この稿で写真としてご紹介するHoa Binh省の土地は全て「売買可能な物件」です。
間違いの無い地主との交渉が可能で、売却を真剣に検討しているオーナー情報に基づき、写真を撮らせて頂いております。
興味のある方は、ハノイリビングまでお問い合わせください。

先ず、老人介護施設がここベトナムにどれだけあるのか。
平均年齢が30歳くらいという若いベトナムで、老人ホームなどが果たして採算に合うビジネスなのかどうか。

いろいろと調べて行くと、そのレベルはさておき、意外と開業している施設がたくさんあることが分かってきました。
そしてその開業地は、ハノイ市街地ではなく、川の外。
Long Bien(ロンビエン)区やノイバイ空港方面のVinh Phuc(ビンフック)区などに点在しているようです。

採算については、次の2枚の人口構成表をご覧下さい。
最初が2018年、次が37年後の2055年のベトナムの人口構成表です。

※この表の出所は、「PopulationPyramid.net」から参照させていただいております。

2018時点のベトナムの人口構成です

2018時点のベトナムの人口構成です



2055のベトナムの人口構成表です

2055のベトナムの人口構成表です



着実に高齢化が進むことが見て取れますね。
決して若者しかいない訳では無く、「老人予備軍の中高年層」がしっかりと控えているんです。

当社の100%出資の「ダイワトラベル」の社長をしてくれているHaさんのお知り合いで実際に老人介護施設を10年近く経営している方がいるとのことで、見学に行かせてもらいました。
ハノイから車で北へ45分ほどのVinh Phuc区、ノイバイ空港をもう少し北に上がったあたりです。
緑に囲まれた広大な敷地を贅沢に使って老人ホーム経営をされていました。

部屋を見ると、4人部屋から個室まで。
個室で800$/月、4人部屋で500$/月くらいの料金です。
いろんなアパートをみてきた私からすると、あまりパッとしない、どちらかと言うと「くすんだカビ臭い」感じの部屋です。

「なんでこんなにぼやけた感じなんだろう」

ちょっと拍子抜けしてしまいました。
私のイメージは、もっとハイテクを駆使した近代的な施設で、ベトナム人富裕層相手に1,000$や2,000$くらいの料金を取る勢い。
これくらいしないと利益が取れないのでは・・・

帰りにHaさんと話しましたが、やはり「儲かっていない」そうです。
100人くらいのお年寄りを引き受けていると聞きました。
個室はごく一部なので、仮に500$/月の4人部屋に100人収容したとして、毎月50,000$の売上です。
土地を購入した際の借入金利息や、人件費、また介護設備の減価償却費など考えると、とても潤っている様子ではないことがわかります。

でもこの施設が一番有名なところらしく、それ故日本人で同じ施設をやろうと考える人達の表敬訪問を良く受けているところです。
表向きは儲かっている感じを出しているのですが、裏事情についてはため息混じりの現状を、知り合いのHaさんが耳にしています。

Hoa Binh省に入ってもずっと続く本通り幹線

Hoa Binh省に入ってもずっと続く本通り幹線



老人ホームに入所するお年寄りは、一体どこからくるのでしょうか。
聞くとやはりハノイ市内からが一番多いとのこと。

月に500$や800$の料金を払えるベトナム人は、やはりハノイに住み、収入の高い家庭でないと難しいようです。
500$から800$というと、日本人学校や日系幼稚園に払う月謝とほぼ同額です。

「これ以上の料金設定をすると来なくなる」

というのが本音のラインのようです。

日本では、自分の親を老人介護施設に預けることは、本人の意志はともかくとして、今ではごく当たり前に受け止められています。
しかし、ここベトナムではお爺ちゃんお婆ちゃんと一緒に住む生活スタイルが一般的によく見かけられる光景です。
それだけに、

「親を施設に入れる」

行為は、日本ほど定着しているわけでは無く、預ける側の気持の抵抗も大きいようです。
それにもともと同居が当たり前だったベトナムで、共働きで面倒が見にくいとはいえ、毎月500$も払うのは馬鹿馬鹿しい。
こういう考えにながれてしまいます。

これを踏まえて「老人介護施設の運営」を考えないといけません。

山と平地を上手く組み合わせて買うと更に安くなります

山と平地を上手く組み合わせて買うと更に安くなります



JETROの担当者様が、老人ホームを運営しているお客様を日本から連れてきてくれました。
一度ホーチミンで開業を検討されたそうですが、たちの悪いベトナムの仲介業者に騙されてしまったようで、一度は断念したとのこと。
しかし、どうしても諦められず、ハノイで再チャレンジをすることに決められました。
結構ハノイにある老人ホームを事前見学されたそうで、感想を聞くと、

「いやー、ひどいもんです。
先ず臭いがひどい。見ると足腰の悪いお年寄りが用を足すとき、トイレまで連れて行かずに『おまる』で済ませ、あとは消臭スプレーを吹きかける。
そりゃ臭いますよ」

どうも快適とはほど遠いレベルの施設ばかりだったようです。

「先ず、日本式を広めていきたい。
私達が日本でやっている介護は、排泄は必ずトイレでやってもらう。その為に大変ですがお手洗いまで職員が付き添い、自力で用を足すことから逃げないでいただくんです」

長いキャリアを持った事業主様です。
自分達のやり方を貫けば、差別化はできると踏んでおられます。

「ベトナムで老人介護施設をやる目的はもう一つあります。
実はお恥ずかしい話、この業界には若者は見向きもしません。慢性的な人手不足なんです。
仕方なく派遣社員を入れてますが、とんでもない人件費になります。
ベトナムで開業し、ベトナム人スタッフを雇い、日本語の勉強を実務の合間に徹底的に施し、できる人から日本に出張して働いてもらいたい。
これが目的の半分を占めるでしょうか」

日本の人手不足を補う為に、ベトナムに来てサービス会社を立ち上げる。
日本に行けるチャンスがもらえるとなると、若い優秀な人材を獲得できるかもしれない。
オフショアとしてベトナムで日本の仕事をこなしてもらう働き方とは別に、直接雇用し、日本へ行って働いてもらう。

こういうお話を聞くにつれ、日本の人材不足の深刻さを実感させられます。

大通りから坂道を登り切ったところにある土地「ここも売買対象です」

大通りから坂道を登り切ったところにある土地「ここも売買対象です」



さて、話をHoa Binh省にもどします。
なぜHoa Binh省なのか、ですね。

実は今Hoa Binh省はリゾート開発に力を入れています。
ベトナムの企業でリゾートを手掛ける大資本会社が、照準をHoa Binh省に合わせています。

ベトナム企業でリゾート開発というと、その筆頭に上がるのは「Sun Group」です。
旅行好きのベトナム人に、「一番行って見たいリゾートホテルはどこ?」と聞くと、一番多い回答は、

InterContinental Danang Sun Peninsula Resort

間違い無くこのホテルが筆頭に上がってくると思います。
インターコンチネンタルホテルホテルとコラボした、ため息が出る素晴らしいリゾートホテル。
こういう商品企画力は、恐らくVin Groupも及ばないと思います。

このSun GroupがHoa Binh省の山間の数百ヘクタールを買って、一大リゾート地を開発すると言い出しています。
もともと温泉も湧く立地です。
ベトナム人富裕層相手に温泉リゾートホテルなども既に営業しています。

Sun Groupのリゾート進出の報を受け、今度はホーチミンに拠点をおく「Phu My Hung Development Corporation」が、同じくHoa Binh省にリゾート開発を手掛ける発表をしました
現時点ではまだプロジェクトの進展はありませんが、綺麗な水源地の畔の405ヘクタールもの土地の開発とのことで、実際我々も見に行ってきました。
その時の動画をご覧下さい。

「Phu My Hung Development Corporation」が開発する周りの土地も売買対象です。
リゾート地のすぐ脇にある老人介護施設ってどうでしょう。
お爺ちゃんお婆ちゃんに会いに行ったついでに、リゾートホテルに1泊し、家族で楽しむ。
車で1時間足らずの距離が近く感じることができるかもしれませんね。

Hoa Binh省はハノイの水瓶です。
実はハノイの水道水は、このHoa Binh省からあふれ出る新鮮な水を、直ぐ隣のハノイに水道管で引っ張ってきているんです。
緑豊富な上に水源地としても役割も果たすHoa Binh省。
何とハノイから車で1時間もかからないところにあるんです。

ハノイ市街とHoa Binh省をつなぐハイウエイ

ハノイ市街とHoa Binh省をつなぐハイウエイ



そのアクセスを支える高速道路が、既に延びています。
ハノイから途中、ベトナム最大規模の学研都市「Hoa Lac Hi-tech Park」を過ぎると、あっという間にHoa Binh省に着きます。

この綺麗な山間部に、私達は老人介護施設用の土地を探してみました。
いろんな筋からの情報で、間違いの無い土地を仕入れることができます。

結構山間の土地が鈴なりにつながっているので、いくらでもあると思いがちだと思いますが、ほぼ政府系の方々が抑えているんです。
どこまでも、「土地を持てる人は儲かる」構図を、今回の土地探しでも改めて思い知らされました。

今回は「土地を買う」ご提案です。
その地主との交渉を始め、安心してお取引していただけるスキーム作りは当社で致します。
また、ライセンス獲得のための手続きもお手伝いさせていただきます。

今回日本から来られたお客様の為に、数件の土地をご案内させていただきました。
当初は「老人介護施設をそのまま居抜きで借り受けたいんですが」と言われていました。
しかし、そんな調子の良い手頃な賃貸物件など、そうはありません。

「であれば土地から買うのはどうでしょうか?」

賃貸ならオーナーの思惑で経営を継続できなくなるケースも出てきます。
毎回契約更新の度に家賃交渉が必要で、利益がでていると分かればどんどん家賃をふっかけてくることが、容易に想像されます。

「もし安値で土地を購入できるのであれば」

とご提案させていただきました。

今回ご提案させていただいた土地の紹介動画をご覧下さい。

なんと、購入していただく面積の最小単位は、1ヘクタール(10,000㎡)からです。
「そんな広い土地要りませんよ〜」
とお客様はひっくり返っていました。

しかしです。

土地代はいくらかと言いますと、2,000万円から4,000万円です。
この価格の差は何で生まれるかと言いますと、

平地部分と小高い山の部分が有る場合、平地だけだと高くなり、山間の面積割合を増やして行けば行くほど安くなります。
これは、平地で作物を栽培されている農家の方へ支払う「立ち退き賠償額」が、売買価格に乗ってくるからです。

「それくらいだったら」とお客様も真剣にご覧になられました。

1ヘクタールもあれば、足を運んでくれたご家族の宿泊滞在用ホテルであったり、スタッフの日本語教育のための施設や寮なども併設できます。
色々と夢がひろがっていきます。

ベトナムで老人介護ビジネスを立ち上げる為には、老人介護だけを収益の手段として取り組むと、黒字化するために長い期間を要すると思います。
老人介護施設の運営と並行して、その介護ビジネスのコンサルをやったり、介護要員育成の為の「働く場」を料金設定をして貸し出したり。
いろいろと知恵をだして運営をかんがえなければなりません。

勿論人材確保の為の一手も同時に打てる魅力もあります。

もちろん、外資がベトナムの土地を買うわけですから、完全な所有権ではなく「50年長期使用権」になります。
また、ベトナムの土地を購入していただく為には、ベトナム法人を立ち上げていただかないといけません。

安全な取引をご提案できます。
土地の持ち主との交渉や、権利関係を綺麗にとりまとめ、土地を所有する間違いの無い「会社」を設立し、その会社を買収していただくというスキームになります。

ご紹介させていただいたYouTube動画などをご覧いただき、老人介護施設以外のリゾート施設誘致などもありかと思います。
お気軽に御相談ください。

以上、ハノイの隣町「Hoa Binh省」に老人介護施設を誘致するご紹介をさせていただきました。

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
カテゴリー: 不動産購入   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

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