極上の江戸前寿司を堪能できる「すし処 昇楽(しょうらく)」にまた行ってきました!

夕方5時から静かに店開きです

夕方5時から静かに店開きです



ハノイリビングの田口です。

2017年が静かに幕を閉じようとしています。
12月20日より東京出張。
ハノイリビングの将来に大きく影響を及ぼすことになるかもしれない大事なお客様と商談を済ませ、毎度のことながら「すし処昇楽(しょうらく)」へ。
東京に来るともうこの店を素通り出来なくなってきました。

大東京でひっそりと営業している小さなお寿司屋さんです。
当社の会長もその味の確かさ故、接待に欠かさず利用しています。

私が初めて「昇楽(しょうらく)」に来たのが2015年。
その時の寿司ネタの美味さ、日本酒の深さたるや・・・経験したことのない味わいにびっくりし、ハノイリビングのHPにもかかわらず、その食レポを投稿させていただきました。

極上の江戸前寿司を堪能できる「すし処 昇楽(しょうらく)」のご紹介

今回の記事を書くまでに、何度か来店しております。
大阪から嫁さんを連れて来たこともあります。

そのたび、料理人宇田川さんの優しい気遣いとサービスに感服させていただいております。
今日は年末日本で過ごしていることもあり、その第二弾を書いてみようと思います。

職人宇田川さんの腰の低さが光るお店です

職人宇田川さんの腰の低さが光るお店です



「すし処昇楽」の味を創り出す凄腕料理人「宇田川(うだがわ)さん」のご紹介を少し。

実は3年ほど前まで西葛西の寿司店で腕を振るっておられました。
その時から宇田川さんの味を慕って、常連さんがたくさんついていたんです。
当社の会長もその一人でした。

ところがある日、お店経営者の考えが変わり、閉店することに。
お店と共に宇田川さんの姿が常連の前から消えてしまうことになります。

宇田川さんの味が忘れられず、必死で探したお客様もおられたようです。

しかし当社の会長は知っていました。
舌の肥えた会長でさえ、舌を巻く寿司職人です。
その後は私達の会社も応援させていただき、結果今の西新橋で新しい宇田川さんの店「すし処昇楽」をOpenする運びとなりました。
2015年6月19日のことです。

セリの資格も持つ宇田川さん

セリの資格も持つ宇田川さん



なぜ、これほど宇田川さんの捌く料理は美味いのか。

答えは簡単、仕入に命を賭けているからです。
築地で仕事をしていたこともある宇田川さん。実はセリの資格も持っています。
日本全国津々浦々にある高鮮度の食材を、その季節ごと旬のまま直送させ、その日に振る舞うこだわりよう。

鮮度の高い海の幸・山の幸を、全国から集めることのできるネットワークは、まさしく宇田川が持つ大きな「資産」です。
これを駆使して生まれる料理が、不味くなる訳がありません。

今回は、折角なのでベトナムにおられる日本の皆様に告知をさせていただきます。

東京方面に戻られる方に、また、東京へ出張に行かれる方の為に。

「ハノイリビングのブログを見ました」

とお店で一言おっしゃっていただければ、ビールのサービスにプラス、その時の宇田川さんの気分と仕入れ次第ですが、何かサービスをさせていただけるかもしれません。
以下にお店の連絡先と場所を、Google Mapでお知らせしておきます。
事前にご予約を入れて頂くことを強くお勧めします。

  • 【店名】すし処 昇楽(しょうらく)
  • 【住所】東京都港区西新橋1丁目14−8 中川ビル1階2階
  • 【夜のコース料金】※飲み物は別料金です
    10,000円コース(税別)
    ・先付
    ・お造り 四種
    ・蒸し物 又は 小鉢
    ・揚げ物
    ・寿司 七貫
    ・お椀
    ・甘味
    15,000円コース(税別)
    ・先付
    ・お造り 四種
    ・蒸し物 又は 小鉢
    ・揚げ物
    ・焼き物 又は 煮物
    ・寿司 七貫
    ・お椀
    ・甘味
  • 【お昼の献立】
    ・特選上ちらし(限定15食):1,500円(税込み)
    ・上にぎり 七貫:2,000円(税込み)
    ・特選上にぎり 十貫・巻物:3,500円(税込み)
    ・懐石コース(要予約):5,000円(税込み)
    昇楽のお昼メニュー

    昇楽のお昼メニュー

  • 【予約電話先】03 6206 6699
    ※朝から仕込みをしていますので、午前中のご連絡でも結構です。
  • 【営業時間】
    ・午前11時30分から午後1時30分
    ・午後5時から午後10時30分(ラストオーダー:午後9時30分)
  • 【営業日】月曜日から金曜日(土曜日は予約時のみ)
  • 【定休日】日曜日、祝日

続きまして、場所です。
次のGoogle Mapをご覧下さい。



日々メニューは変わります

日々メニューは変わります



では、今回も私が食した夜のコースメニューに沿って、皆様に写真をご紹介させていただきます。
もう一度「お品書き」をお知らせしておきます。

【15,000円コース】

  1. 先付竹の子
  2. お造り
    寒ブリ
    ミンク鯨
    平貝
    金華鯖
  3. 小鉢生しらす沖漬け
  4. 焼き物ワカサギ潮焼
  5. 小鉢地鰹
  6. 揚げ物河豚(ふぐ)白子とタラの芽の天ぷら
  7. 寿司

    槍烏賊
    マゴチ
    小肌
    小柱
    中とろ
    雲丹
  8. お椀原水なめこの赤だし

では順にご紹介します。

1.先付(つき出し):竹の子



先ず席に着くなり、出してくれたビールが、「八海山泉ビール」

八海山泉ビール、これがまた美味い!!

八海山泉ビール、これがまた美味い!!



「八海山って、あの日本酒の銘柄ですよね」

思わず宇田川さんに聞いてしまったのですが、そう、あの日本酒の銘柄「八海山」がビールも出しているんですね。
ワインレッド色のとても濃厚な味。
そのビールと共に出て来た先付「竹の子」。

八海山泉ビールと共に出てくる先付「竹の子」

八海山泉ビールと共に出てくる先付「竹の子」



あっさりとした淡い味付け。
しかし出汁の味はしっかりと主張させている。

食材の風味をそのまま生かした優しい味です。

2.お造り:寒ブリ、ミンク鯨、平貝、金華鯖



お造り「寒ブリ ・ミンク鯨 ・平貝 ・金華鯖」

お造り「寒ブリ ・ミンク鯨 ・平貝 ・金華鯖」



上品な盛り付けです。
どれもベトナムでは絶対口にできない品々です。

ここ昇楽で鯨を食べるのは初めてでした。
軟らかい、しかし歯ごたえのある食感。
鮮度が良いので、味もまた格別です。

ミンク鯨の刺し身です

ミンク鯨の刺し身です


3.小鉢:生しらす沖漬け



沖漬けにされた生しらす「味がしっかりしていて絶妙な味」

沖漬けにされた生しらす「味がしっかりしていて絶妙な味」



熱いご飯に乗せて食べても美味い

熱いご飯に乗せて食べても美味い



イクラのように口の中でつぶすと、ふわーっと沖漬けの味が上がってきます。
これもまた、良く出汁が効いています。
辛口の日本酒が飲みたくなる、そんなアテになる一品です。

宇田川さんが「生しらす沖漬け」を、お客様と冗談を交わしながら小鉢に取り分けている「手元動画」を、参考までにご覧ください。


4.焼き物:ワカサギ潮焼



ワカサギ潮焼「軟らかくて塩が利いた一品」

ワカサギ潮焼「軟らかくて塩が利いた一品」



さて、焼き物が出て来ました。
ここまで来るのに、八海山泉ビールを2本、そして日本酒の熱燗を数本よばれています。
良い感じに酔っ払ってきました。

サクッと一口、頭からかぶり付きます。

ワカサギ潮焼「軟らかく塩分の効いた焼き物です」

ワカサギ潮焼「軟らかく塩分の効いた焼き物です」



「ワカサギは塩焼きが一番素朴でワカサギ本来の味が楽しめますよ」

宇田川さんの言葉と共に、出された塩焼き。
よく肥えたプリプリのワカサギです。

何とも言えない味。
富士山から吹き下り、澄み切った山中湖面を伝い、暖房で汗ばんだ額を拭い取る涼風のような爽やかな味。
締まった白身の味。
レモン汁だけで充分味わえます。

5.小鉢:地鰹(じがつお)



地鰹を捌く宇田川さん

地鰹を捌く宇田川さん



ワカサギの焼き物のあと、もう一度小鉢が出て来ました

「地鰹(じがつお)?」

思わず宇田川さんに聞いてしまいました。
鰹(かつお)って回遊魚のイメージがあります。
しかし地鰹というと、地元の磯に根魚として落ち着いた鰹のことで、季節によって脂の乗った極上品が上がるそうなんです。

プリプリの地鰹

プリプリの地鰹



口に入れるととろけそうな鰹・・

口に入れるととろけそうな鰹・・



なんと表現すればいいのでしょうか。
臭みが全くなく、一度舌に乗せるとそのまま蕩けてしまうほど軟らかい。
しかも味が濃い。

こんな鰹、初めて食べます。

季節に寄っては「地鰹」の方が脂が乗っていると。
これも宇田川さんの食材仕入の勝利だと、実感しました。

6.揚げ物:河豚(ふぐ)白子とタラの芽の天ぷら



揚げ物「河豚白子とタラの芽の天ぷら」

揚げ物「河豚白子とタラの芽の天ぷら」



揚げ物「河豚白子とタラの芽の天ぷら」、絶品です

揚げ物「河豚白子とタラの芽の天ぷら」、絶品です



揚げ物が出て来ました。
粗塩と共にです。

河豚(ふぐ)の白子にタラの芽の天ぷら。
白子(しらこ)というのは、魚類の精巣を食材とする際の呼び名です。
「河豚の白子」なんて、今まで選らんで注文したことがありません。

それに「タラの芽」も同じ。
もっちりした食感が春を伝える食材として人気があり、「山菜の王様」とも言われる食材です。

知らないものには手が出ませんが、ここ昇楽で出されると、全て安心で豊潤な料理として楽しませてくれます。

河豚の白子「もうこの世の物とは思えないほど濃密な味」

河豚の白子「もうこの世の物とは思えないほど濃密な味」



河豚の白子を一口パクつきました。

中から濃厚な白子があふれ出てきます。
口の中いっぱいに白子の味が染み渡っていきます。

さすがに腰が抜けそうになりました。
信じられない美味さ・・・
思わず宇田川さんを見つめてしまいました。

「別に、普段通りですけど」

「別に、普段通りですけど」



飄々と次の寿司を握っている宇田川さん。
お客の反応など、既に織り込み済だと言わんばかり。
憎たらしいほどのレベルの高さ。

「白子がこんなに美味いものなのか」

もう脱帽の美味加減です。

7.寿司:玉、槍烏賊、マゴチ、小肌、小柱、中とろ、雲丹



さて、いよいよお寿司屋さんのお寿司が出て来ます。
メインディッシュの登場です。

玉と槍烏賊

玉と槍烏賊



槍烏賊「もうコリコリです」

槍烏賊「もうコリコリです」



マゴチ、新鮮でした

マゴチ、新鮮でした



子肌「江戸前の人気寿司です」

子肌「江戸前の人気寿司です」



小柱

小柱



小柱の美味さときたら・・・

小柱の美味さときたら・・・



中トロ

中トロ



雲丹

雲丹



食材仕入には盤石の安定感の「昇楽」です。
どこを切っても、最高級の旬な食材を鮮度を落とさずに入れている宇田川さんが握る「江戸前寿司」。
美味くないはずがありません。

写真でしかお伝え出来ないのが残念ですが、見た目以上の味であることは間違いありません。
1つずつ目をつむりながら、噛みしめるように食べました。
そして箸を止めて、ゆっくりと日本酒を味わう。
ゆっくりとです。

日本のどこかの海から上がった鮮魚が、正しい加工を施され、お店まで届く過程を想像しながら、噛みしめて食します。

雲丹はどこで仕入れているのか、溶けるような味わいです

雲丹はどこで仕入れているのか、溶けるような味わいです


8.お椀:原水なめこの赤だし



原水なめこの赤だし

原水なめこの赤だし



日頃絶対に口にできない食材がたくさん出て来ます。
また、日々食べる常連ネタも、宇田川さんの手に掛かれば、全く違った味わいになります。

「こんな美味い子肌、食べたこと無い・・・」

こんな風になるんです。

最後の赤だしを静かにいただきながら、「次回いつ又来れるかな」そんな思いにさせてくれます。
このレベルを常に維持してくれているので、いつ、誰をお連れしても、絶対に外しません。
大切なお客様を接待する為の和食店としても、充分価値はあると思います。

テレビに良く出る、有名な料理人のお店なら、こんな金額で収まることはありません。
10,000円〜15,000円でこのレベルの江戸前寿司を味わえることが凄いと思います。

なぜ可能なのでしょうか。
理由は至ってシンプル、毎日宇田川さんが全てを仕入れ、全ての味を創っているからです。
宇田川さんが味の司令塔です。
彼が目を光らせている間は、味が落ちることなどあり得ません。

東京に来れば「昇楽(しょうらく)」で食事をする

これを楽しみに日々頑張りたいと思います。
皆さんも是非、足を運んでみてください。

繰り返し申し上げますが、予約を必ず入れてからお運び下さい。

以上、前回に引き続き「東京西新橋」にある、絶品の江戸前寿司を堪能させてくれるすし処「昇楽」のご紹介でした。

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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