ハノイリビングの田口です。
Kim Maエリアに日本人オーナーのアパートが登場しました。
「アパート丸々1棟を日本人が持っている」と言うわけではありません。
ベトナム人富裕層向けに分譲されたコンドミニアムの1部屋を、日本人が購入したんですね。
私も仕事柄、よくお目に掛かる方です。
「明るい小柄なお姉さん」。
旦那さんが日本の大学の博士号を持つベトナム人の秀才で、9年間日本で生活をされた経験の持ち主です。
日本の文化はもちろん「日本人気質」をよく理解しているベトナム人と日本人女性のカップルが、日本のお客様を想定して内装を完璧に仕上げて出てきたアパート。
「田口さん、アパート買いました。是非見に来てください」
と明るくお誘いいただいた時、「どんな部屋なんだろう」ととても興味が湧いてきて、二つ返事で快諾いたしました。
そして早速見に行ってきたのですが、一瞬見ただけで、
「そうそう、日本人ならこうして欲しいって考えるよな」
とまさに痒いところに手が届く、気配り満点のお部屋に仕上がっていました。
さすが日本人オーナーです。
分かっていますね、どうすれば良いのかを。
今日はそんな「日本人による日本人の為のアパート」をご紹介します。
購入したコンドミニアムを、日本人のセンスで内装を施し、そこにサービスアパートのようなサービスを付加してご提供する部屋となります。
では、まずご紹介する「日本人オーナーのアパート」の概容と場所をGoogle Mapでお確かめください。
- 【アパートの名前】PLATINUM RESIDENCES(プラチナレジデンス)
- 【エリア】Ba Dinh(バーディン)地区
- 【住所】Phong 801, Platinum Residences, 7 Nguyen Cong Hoan str, phuong Ngoc Khanh, Ba Dinh Dist, Hanoi
- 【賃料・面積】 2ベッドルーム(113㎡):1,000ドル(インクルードサービスは以下をご参照ください)
- 【ご紹介の部屋の階数】8階部分
- 【設備】家具・電化製品・食器一式、Waterサーバー、電子レンジ、2way(冷暖房)エアコン、金庫、洗濯物干し(2列)、乾燥機&洗濯機、お湯タンク60リットル+30リットル
- 【建物規模】21階建て190室あるアパートの8階部分の一部屋
- 【竣工年】2013年12月
- 【セキュリティ】24時間警備員が監視しています
- 【駐車場料金】
・自動車(1台目):1,500,000VND
・自動車(2台目):2,000,000VND
・バイク(電気バイクも含む):100,000VND
・自転車:無料 - 【注意事項】
・1年契約とさせていただきます(相談可)
・室内でのタバコは禁止でベランダにてお願いします
・ペット不可
家賃(1,000ドル)に含まれますサービスは以下の通りです。
- 税金
- 管理費
- インターネット(WIFI)使用料
- ケーブルテレビ視聴料
- 水道料金
ハウスキーピングサービスは含まれていません。
しかし、当社でご紹介できます。
ハウスキーピングサービスは、日本人がベトナムで住むのに、まずは欲しいサービスですね。
特に単身者の方は、ほぼ100%、
- 部屋の清掃(床ふきも含む)
- 洗濯(朝洗濯をしてその日の夕方までに乾かして畳んで返してくれます)
- アイロン掛け
- 食器洗い
このフルコースサービスを受けておられると思います。
上記フルコース料金は、プラス100ドル/月くらいをお考えください。
当社がご紹介させていただくサービスは、ハノイに数十棟ほど日本人向けサービスアパートを提供しているベトナムの会社の「ハウスキーパー派遣サービス」です。
日本人の部屋を取り扱って既に長い「ベテランキーパーさん」を派遣いたします。
「何をされたら日本人は嫌がるか」
よく分かっています。
もし、どうしても合わないとなれば、当社経由のお客様の場合チェンジさせます。
お気軽にお尋ねください。
さて、場所ですね。
次のGoogle Mapを参照してください。
Rose Gardenのすぐ近く、歩いて行ける距離です。
もう一つThe Lancaster Hanoi(ランカスターハノイ)にも近い立地です。
こう説明すれば何となく位置を掴んでいただけますでしょうか。
21階建ての全室190部屋を有するコンドミニアム、中規模マンションです。
ただ、ベトナム人富裕層に買ってもらわないといけませんから、いろいろと便利な施設を備えています。
まず、当たり前ですがスーパーが1階にあります。
「ちょっと足りないもの」くらいなら、ここで補えるかと思いますが、大きな買い物はGoogle Mapにも落としている「LOTTE Mart」へ行けば揃います。
ヨガ&フィットネスジムもあります。
ただ、これは有料です。
有料なのですが、おそらくとても安いと思います。
連絡先を付けておきますので、もしよければご確認ください。
- 【ジムの名前】SIVA Yoga Fitness
- 【連絡先】
・0462 920 877
・0989 404 868
アパートから離れたジムなど、まず通わないと思います、私の場合は。
「Elite」や「California」があったとしても、高くてとても通う気にはなりません。
そんなに良いフィットネスジム、要りません。
欲しいのは、やはりそこそこ充実している「ローカルフィトネスジム」です。
まさにここにあるようなジム、あれば便利かと思います。
特に室内プールがあるわけではありません。
もしあれば、管理費が一気に高くなりますので、家賃がつり上がってしまいます。
私の場合、衛生面が気になりますので、余程安心できるホテルのプールでないと利用する気にはなりません。
皆様はいかがでしょうか。
味の程は分かりませんが、一応Cafeはあります。
良い立地ですから、このCafeが閉店しても・・・レジデンスにお住まいの方の為に何か便利なお店は必ず来ると思います。
つぶれることを前提にしてはいけませんね(笑)。
さて、そろそろご紹介させていただく部屋に近づいて行きましょう。
まずエレベーターは4基、なんと三菱電機のエレベーターです。
通常この規模のエレベーターならシンドラーが圧倒的に多いのがここベトナムハノイの傾向です。
おそらく安いからなのでしょう。
しかし見事に日系エレベーターです。
これは非常に期待が高まってきます。
では、113㎡の2ベッドルームで1,150ドルの室内風景を先ずは写真でご紹介します。
後ほど室内動画も付けておりますので、合わせてお確かめください。
8階にご紹介のお部屋があります。
木目調の綺麗な玄関扉を開きます。
スッキリとしたタイル床がまっすぐベランダに向かって伸びています。
ベトナムのマンション設計は、
「玄関開けば部屋丸見え」
これが多く、日本人とすれば抵抗がありますね。
そこでこういう「目隠し」を玄関に付けました。
完全に「日本人の奥様目線」が反映されています。
また、リビングとダイニングの真上にフラットな電灯が付けられています。
ベトナム人が好きなオレンジ色の暗い照明ではなく、白色系の明るくシンプルな電灯です。
オレンジ色から白色のライトに変更して欲しいというリクエストは、よく日本のお客様からお聞きするんです。
「夜、暗くて読書できない」
などというクレームは聞かなくて済みそうですね。
多少無理矢理気味ですが、玄関を作ってくれています。
そしてとにかく収納には徹底してこだわった部屋になっているんです。
まずこの玄関横の収納。
御家族4人分の靴でも納まるキャパシティです。
そして壁面に高く棚があるので、いろんなものが納まりますね。
玄関を仕切るガラスの壁のリビング側、こちら側にも細かい引き出しがいっぱい付いた低い収納棚を置いてくれました。
収納棚の色は全て優しい「アイボリー色」で統一しています。
2ベッドルームです。
メインベッドルームとサブベッドルームには、当たり前ですが収納(クローゼット)があります。
その大きさは、床から天井に届くぎりぎりまで。
天井付近に無駄な空間を作らず、なるべく収納に当てています。
メインベッドルームには、それプラスbook Shelf(本棚)も用意してくれています。
本好きの我々日本人には助かる配慮ですね。
まだ収納の話が続きます。
なんと、ウォークインの収納スペースを取ってくれています。
113㎡の面積ですので、余裕がありますね。
結構広い収納スペースです。
ダイニングスペースからキッチンへ、これが動線です。
洗い場と火を使う場所が分かれています。
もちろんプロパンガスではなく、電気のクッキングヒーターです。
お皿立てとか小物を収納する「ちょっとした便利なキッチンツール」がさりげなく準備されています。
奥様目線が効いています。
キッチンの奥にドアが有り、屋根付きのベランダへ出ることが出来るんです。
外には「東芝の洗濯機」と「Electroluxの乾燥機」がセパレートで設置されています。
雨が降っても濡れないバルコニーです。
2ベッドルーム、2バスルームの構成です。
その内メインベッドルームにはバスタブが付いています。
ただ、バスタブのあるバスルームの天井に設置されているお湯タンクの容量は60リットルですので、「バスタブ並々お湯をはって肩まで浸かる」のは厳しいかと思います。
もう一つサブベッドルームにもシャワーがあり、そこは天井裏に30リットルのお湯タンクが別に設置してくれています。
ただ、バスルームには窓がついていますので、「湿気を飛ばす」ことができます。
バスルームの窓は有り難いですね。
カビをある程度抑えることができます。
これも日本人なら当たり前のリクエストだと思いますが、
「カーテンはレースのカーテンと遮光カーテンの2枚重ねで」
昼間から遮光カーテンはあり得ないですよね。
通常はレースのカーテンを使って、「明るさは保ちながらも目隠しをする」のが普通です。
夜は遮光カーテンで休む、至極当然な生活習慣だと思いますが、これがなかなか2枚のカーテンを付けてくれているアパートは意外と少ないんです。
もちろんここは外す訳がありません。
さて、何気ない気配りですが、とても大事な機能を最後にご紹介します。
アパートにゴキブリが出る場合、どこから入ってくるのか・・・
いろんなアパートを見てきて思うのですが、
「玄関扉と床との隙間から」
これが一番多いと思います。
最近の玄関扉は後付けで隙間を塞ぐ「ブロックふた」のようなものを一番下に取り付けられているケースをよく見かけます。
この玄関と廊下の間に床から突起させたタイルが、玄関扉を閉めるとちょうど「ブロックふた」のような役目を果たすんです。
「内装工事の際、付けてもらったんです」
しかしあなたは何者ですか?
よくここに気が付きますね。
「日本人の奥様目線」があちらこちらで炸裂しているお部屋です。
では、もっと敷地外の風景から室内の様子を立体的に把握していただくために、次のビデオ動画をご確認ください。
いかがでしょうか。
実は2016年に入り、オーナーは思い切って家賃額を下げました。
当初は1,150ドルだったのを、キリの良い金額の「1,000ドル」に揃えてくれたんです。
この動画撮影時はまだ1,150ドルだったので、1,150ドルを連呼していますが、正確な家賃はジャスト1,000ドルです。
お間違いの無いように。
Ngoc Khanh(ノッカイン)通りから一歩入ったアパートでRose Gardenまですぐ近く・・・
ハノイに長い人なら、このフレーズを読むと、
「ああ、ブンチャーの美味しい店が並んでいるところか」
とため息をつかれる方もおられるのではないでしょうか。
私はHongちゃんに連れられて、何度も食べに行きましたが、美味しいです。
不味いブンチャーなど、食べたことはありませんが、このアパート近くにある「Ngoc Khanh通りのブンチャー街」は有名です。
先ほどのビデオでも聞けたかと思いますが、玄関ノブに付けられた可愛らしい呼び鈴。
間違ってもベトナム人オーナーはこんなもの付けませんね。
日本人の奥様くらいかと思います。
何度か取材で部屋に入らせていただましたが、そのたびに出迎えてくれる呼び鈴の音。
なぜだかとても癒やされるんですね。
「そっと静かに閉めなきゃ」
そんな気持にしてくれます。
また聞こえる音で、誰が帰ってきたのかわかったり・・・
一度付けると外せなくなるような気がします。
この呼び鈴のような優しい気配りで満たされた綺麗な新築アパートです。
ご契約していただく方が、初めての入居者となります。
ピンと来た方、ご連絡お待ちしております。
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