ハノイリビングの佐々木です。
以前、日本国際眼科病院について、レポートをしました。
日本の眼科病院が開院間近。日系のメガネ店もオープンします
その際、病院と同じ建物内に、「メガネのパリミキ」がオープン予定であることをお伝えしました。
それから数カ月経った2015年1月、ついに店舗「Paris Miki Vietnam」(パリミキ・ベトナム)がオープンしました。
現在のところは、あくまでプレオープンのような形で、グランドオープンではないそうです。
が、待望の日系メガネ店ということで、さっそく店舗を見に行ってきました。
メガネ店が位置しているのは、東京国際眼科病院ビルの1階です。
受付を通り過ぎた奥の方に位置しています。
病院の待合室を通り過ぎてお店に入っていく形になりますが、もちろん、病院患者でない人でも、入ってみることができます。
中にはずらりとメガネのフレームが並んでいました。
全部で400本ほど、サングラスも含めると約500本はあるそうです。
うち、半分程度は日本製です。
メガネはレンズ込みで800.000VNDから、作ることができます。
日本で作るのと比べると安いですが、300.000VND程度からできる、ベトナムのローカル店と比べたら高めです。
しかし、安いものには理由があります。
型が古かったり、光の透過率が良くなかったりなど、価格は質に反映されます。
中には、メガネ業界にいる人ですら
「今時、こんなものが?」
と驚くほど古いものも、ベトナムでは現役で流通しているそうです。
古いものが良くないというのではありませんが、ある程度の質のメガネを使用しないと、目がかえって悪くなりそうで心配です。
そこでパリミキ・ベトナムでは、日本の大手メーカーによる「ジャパン・クオリティ」のものにこだわって取り扱っています。
レンズは、中国もしくは日本にある日本メーカーから取り寄せ、フレームに合わせたカットは店舗で行います。
店舗が保有しているレンズであれば、その日にメガネができあがるケースもありますが、1~3週間の製作期間を要することもあるそうです。
目の状態や機能、好みなどによって、選ばれるレンズも千差万別なので、日本などからの取り寄せが必要になるケースも割合あるのではないかと思います。
店舗には日本人スタッフが常駐しています。
レンズや取り寄せ期間などについては、スタッフに相談してみましょう。
フレームは、パリミキ東南アジア各店で人気のあるものから、パリミキ東京渋谷店で人気があるタイプまで、幅広く取り揃えてあります。
東南アジアでは、カラフルなフレームの人気が高いそうです。
しかも、ふちの表と裏で色が違うタイプのものが結構ありました。
表面と色が異なる裏側がちらりと見えた時、おしゃれセンスを感じられるというわけですね。
色も、青や赤、紫など、色とりどりで、見ているだけで楽しい気分になりました。
日差しの強い、暑い気候には、よく合いそうです。
一方、渋谷店で人気があるものとは、いったいどういうものでしょうか。
私はおしゃれに疎く、渋谷にも、とんと足を運んでいないので、正直こちらが興味津々でした。
なんと、レトロ調でした。
昔、おじいさんたちがかけていたような、ふちの太いメガネです。
1950~1970年代のアメリカのファッションから取り込んだデザインだそうです。
「ファッションの流行は繰り返すんだな~」
と思いました。
これを今の若者がかけたら、相当おしゃれなのだと思います。
このほか、子ども用メガネもあります。
またブランドは、パリミキオリジナルブランドから海外有名ブランドもあり、選択肢は広いです。
素人はデザインばかりに目が行ってしまいますが、フレームは機能的にも進化しています。
ゴムメタルをご存知でしょうか。
ゴムメタルというのは、チタンの一種で超弾性合金のことを指しています。
ゴムという名の通りよく曲がり、チタンなので人体への影響もほとんど心配がありません。
とくに、金属アレルギーを起こしにくいそうです。
そして、なんといっても軽いです。
ゴムメタルは、高級車のサスペンションに使う計画もあったそうです。
コストが合わず、車への搭載は中止になったようですが、そんな優れた金属によるフレームも、パリミキ・ベトナムで購入できます。
手にしてみると、本当に軽量です。
そして、ふちがU字型にぐにゃりと曲がります。
とても弾力性に富んでいるんです。
掛け心地が自然で、よくフィットしそうでした。
誤ってふちを折るということもなさそうです。
メガネのフレーム素材も、こんなに進化しているんですね。
実際にメガネを作る手順ですが、最初は誰でも目の検査から始めます。
視力に合ったメガネを作らなければならないので、当然ですね。
目の検査は、最新鋭機器を揃えている日本国際眼科病院の設備で行います。
その後、フレームやレンズを選んでいくという手順です。
どの商品に決めるかは、価格との相談でもあります。
価格は基本的に、もっとも手ごろに作られる「スタンダード」から、フルオーダーとなる「プレミアム」まで5段階。
これらの価格は、レンズの機能にもよります。
薄型レンズ、非球面、レンズをきれいに保つクリーンコート、カラー入りなど、色々な機能を追加すれば、それに比例して価格が上がっていくわけです。
今時のレンズは、ゆがみを補正したり、乱視の方向を加味してひずみのコントロールを行うなど、かなり進化しています。
上を見るときりがありませんが、ベトナムでここまで最新鋭のメガネを入手できるのは、パリミキ・ベトナムの特徴なんです。
今はベトナムに流通していなくても、使ってみると
「本当に便利だな」
と感じられるものや、これからベトナムに普及していくであろうもの、そうしたものを取り揃えています。
日本の店舗という安心感に加え、最新鋭のメガネが揃う商品力を最大の売りとしているんですね。
さて、ここまでメガネを中心に書いてきましたが、コンタクトレンズも、もちろんあります。
SEED社製のみですが、ワンデーから1週間、マンスリーなど、期間別に使い捨てタイプを常備しています。
洗浄液など、コンタクトケア用品もありますよ。
ハードレンズは今のところ、置いていないそうです。
埃が多い、ベトナムの気候を考慮してのことです。
コンタクトレンズを購入する際は、まずは日本人スタッフに相談してみましょう。
パリミキ・ベトナム(Paris Miki Vietnam)
・住所:1F, 32 Pho Duc Chinh, Ba Dinh, Hanoi(日本国際眼科病院ビル内)
・電話:093-222-8180(日本語)、04-3715-2666(英語、ベトナム語)
・営業時間:8時~12時、13時~19時
・定休日:ベトナムの祝日、テト
今回、店舗に入った時、日本人スタッフの三原さんから、メガネのクリーニングと調整をしていただきました。
手垢のついたメガネも、ピカピカです。
こうしたサービスは無料だそうです。
また、他の店舗で買ったメガネのレンズが合わなくなった場合でも、レンズの相談や、交換に応じてくれます。
三原さんに、メガネクリーニングと調整をしていただいた時、
「このメガネは、購入からそれほど長期間経っていませんね」
ずばり、言い当てられました。
そうです、1年ちょっとしか経っていません。
プロは見ただけで分かるんですね。
「そうなると、あんまり手入れしてないことも分かるだろうな~」
手垢のついたメガネフレームを思い出して、ふと考えました。
いつ、なんどき、プロにメガネをクリーニングしてもらう機会が出てくるか分かりません。
そんな時でも恥ずかしくないよう、普段からメガネの手入れは行っておこうと思いました。
プロが常駐する、日本のメガネ店です。
安心して、行ってみてください。
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