今日はあきれてぶち切れそうになったお話です。
こちらハノイの地元引越し業者の・・・信じられないサービスの体験談です。
ある人に頼まれ段ボール20箱ほどの荷物を私の部屋に移すことになりました。
面倒くさい話ですが、成り行き上しかたがなく引き受けることになりました。
引っ越し日は以前より決まっていました。
もちろんいつも私達がお客様の引越しの際に使う、地元の引越し業者を使う予定でしたが、生憎この日は業者さんもお客様対応のため多忙で、空いていませんでした。
仕方なく急遽地元の引越し業者に連絡して、荷物の移動を依頼しました。
私の部屋は150㎡の広さで部屋が3つありますし、日頃遊んでいる部屋ですので荷物の受け入れは特に問題ありません。
私もその引越しに立ち会ったわけですが・・・
その業者の質の悪さに思わず・・・絶句してしまいました。
5人くらいで荷物を運びあげていたのですが、私の部屋に入ってくるなりまず勝手に全室のエアコンをつけだします。
しかも17度とか、MAXに冷房にして回るんですね。
住人の私がいることはわかっているはずなのですが・・・お構いなしです。
一通り運び上げ、次のトラックを待つ間、5人全員が私のリビングのソファーや椅子にだらっと座り、あるヤツはいきなりリモコンでテレビをつけ始めます。
もう一人はリビングの隅においている「ウォーターサーバー」へ近づいていき、勝手に台所にある食器置きからコップを取り出し、がぶがぶ冷水を飲みだします。
もう一人はトイレへ行き・・・用を足した後、手を洗うのは良いのですが、洗った手をぶるぶる振りながら出てくるものですから、床が水滴でべちゃべちゃになっています。
おまけに足は当たり前ですが素足。
しかも全員真っ黒です。
エレベーターから私の部屋まで、中には素足のままで廊下を行き来しているヤツもいるわけですから、汚れるのは当たり前です。
床をぬらしたその上に、汚れた真っ黒な足で歩くわけですから、私のリビングのタイル床はそいつがペタペタ歩くたびに、黒い足跡で汚れていきます・・・
そしてその「トイレ野郎」はそのまま「ウォーターサーバー」へ行き、水をがぶ飲み、しかもぼたぼた床に口からこぼしながら・・・
また別のヤツは、台所のシンクで作業着を腕まくりし、ひじから下をお皿を洗う洗剤を勝手に使ってごしごし洗い出す始末。
お客の台所のシンクで・・・です。
この一連の動きは、その場に家主の私が腕組みして立っているにもかかわらず、全く気にせず、自分の家のリビングのように平然としているんですね。
いや・・・びっくりしました。
怒りたくてもベトナム語がわからないので、言葉を掛けれません。
あまりに腹が立ったので、全室のエアコンをすべて消して、すべての窓をあけてやりました。
5人の汗臭いにおいもたまらなかったので。
残念ながら、かなり質の悪い引越し屋を選んでしまったようです。
「引っ越し屋は高くても日系にお願いした方がいいよ」
ハノイに住む日本人からよく聞くアドバイスです。
私達にしてみれば、お金を払って「サービスを受けている」つもりなのですが、彼らにしてみれば、「ただ日当の為に荷物を運んでいる」だけなんですね。
「お客様に施すサービス」
こんな感覚は・・・皆無です。
よく見ると、指導する立場の人がいないようです。
皆、めいめいお互い注意しあったり、などということは、ありません。
私の知人に電話をして聞いてみると、
「そういう程度の低い業者は、道で仕事がなくたむろしている連中を安く雇い、そのまま頭数あわせで引越しの仕事へ向かわせるんだよ」
その話を聞いて、怒りも静まってきました。
仕方がないことなんです。皆生きていくことに精一杯なんですね。
しかし、差し向けられる側にしてみれば、たまったものではありません。
間違ってもお客様の家に・・・差し向けることなど絶対できません、恐ろしくて。
相手に喜んでもらって、その結果いただくお給料の額が決まってくるのが「サービス」というもの。
そんなサービスに当たり前にこだわるベトナム社会がくるまで、結構時間がかかりそうです。
皆さん、もし引越しをされる際は、できれば多少お金はかかっても日系の業者さんに依頼されたほうが、無難だと思います。
もちろん当たり外れはあるのでしょうが・・・。
しかし、「基本外れる」と思っていたほうが良いかと思います。
日本の感覚でいると、間違いなく腹が立ちますから(笑)
私が受けた経験など、体験する必要など全くありません。
引越しの際は、くれぐれもご注意してください。
また、もしまともな業者をご希望の方は、「ハノイリビング」までお問い合わせください。
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