ハノイでバスを乗りこなす方法（最終回） ～月乗り放題パス編～

バスシリーズ最終回です。
バスに関して、これだけの大作を投稿することになろうとは、思いもよりませんでした（笑）。

これまで、２つの記事で、ルート検索と乗車について説明をしました。

今回は、１カ月乗り放題のカードについて説明します。

「定期券のようなものはないのか・・・」

バスのヘビーユーザーなら、誰しも思うことです。
5,000ドンやそこらでも、積もれば山となります。
また常にバス代分の細かいお金を作っておかなければならないという手間もあります。

私は一度100,000ドンを出して、チケット切りのおにいさんに迷惑顔をされたことがあります。
以来、食堂やお店で大きなお金を崩して手元に細かいお金を残すことを忘れません。
（そうして食堂やお店のおねえさんに迷惑顔をされてますが・・・）

決まった１路線が乗り降り自由の定期券や、１カ月間どの路線にも乗り降り自由となるパスが、ハノイにもあります。
これをバスのチケット切りに見せるだけで乗車OKな便利なカードです。

以下が料金表です。
・１路線：90,000ドン／月（学生：45,000ドン／月）
・全路線：140,000ドン／月（学生：90,000ドン／月）

申請するのに必要なのは、お金と顔写真（３×４cm）２枚、申請書です。

申請書は各地にあるバスカード取扱所で手に入れましょう。

ちなみにこの取扱所、非常に小さいプレハブ小屋です。
拍子抜けするくらい小さいです。普通見逃します。
現に、Indochina Plazaの真向かいにある取扱所がこれです（笑）

Indochina Plaza前にあるのは、こんなに小さい取扱所です

ハノイバスさんを擁護すると、もっときれいで分かりやすい取扱所もありますよ。
たとえばLong Bien取扱所です。

LongBien取扱所です

このほか、取扱所はたくさんあります。
主だった取扱所は、地図の通りです。

バス乗り放題カードの申請用紙です。

ここで申請書をもらってきて、必要事項を書き込み、写真と共に取扱所に提出します。
記入事項は、以下の通りです。

①１路線のみのパスなら上の四角に、全路線対応のパスなら下の四角に、それぞれチェック
②名前
③生年月日
④住所
⑤申請場所（取扱所の住所）　※分からなければ取扱所の人に書いてもらいましょう
⑥電話番号

すると引換券をくれます。

だいたい１週間後くらいにパスができあがるので、お金と引換券を持って再訪しましょう。

このパスは月初から月末の１カ月有効です。

期限は月の初めから終わりまで。
たとえパスを４日に受け取っても、15日に受け取っても、月末には期限切れです。
フルに使いたい方は、前の月の下旬くらいから準備しておいたほうがいいです。

新規でパスを申請した場合、できあがったパスの受け取りは、申請した取扱所でしかできません。
が、２回目からの更新は、どこでも取り扱ってくれます。

申請書と引き換えにもらえる引換券です。パスを受け取るときは、これを持って行ってパスと引き換えます。

全線乗り放題となるパスです。

次の月のためのパス更新は、毎月25日から始まります。
お金とカードを差し出せば、取扱所の人も慣れたもので、すぐに更新手続きをしてくれますよ。
だいたい３分で終了です。
でも学生の多い取扱所は、月末の更新時期になると列もできるのでご注意を。

・・・こんな記事を悠長に書いていたら、ビッグニュースが飛び込んできました！

なんと５月からバス料金が値上げです。

しかも値上げ幅は、11～43％。
いきなり２桁値上げって、しかも最大43％って・・・鬼です（泣）。

改定後の料金表です。
・25キロ未満：7000ドン(旧5000ドン)
・25キロ～30キロ未満： 7000ドン(旧6000ドン)
・30キロ以上： 8000ドン(旧7000ドン)

【乗り降り自由パス（一般）】
・1路線：100,000ドン(旧90,000ドン)
・全路線：200,000ドン(旧140,000ドン)

【乗り降り自由パス（学生）】
・1路線：50,000ドン(旧45,000ドン)／月
・全路線： 100,000ドン(旧90,000ドン)／月

日本は消費税アップですが、ベトナムではバス代アップです。
お上のやることには、従うしかありません。
こうなったら、もとをとるべく乗り倒してやるぞ～！

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