ハノイにはたくさんの美容室がありますが、皆さん、どこに行かれていますか？
ローカルの美容室もなかなか器用に切ってくれますが、言葉が通じないことや、微妙な感覚の違いで失敗という話も、たまに聞きます。
そこで日本のスタイリストさんがいる美容室に行くことになります。
ハノイには何カ所か、日本語の通じる美容室があります。
今回は、その中でもKim Maにある美容室「ルチア」さんに実際に行き、その腕前を試してみました。
「ルチア」内部です。白と黒、木で統一された、清潔感ある雰囲気です
ちなみに私の髪は当時、肩から３～４cmくらい長くなっていました。
美容室に行くのが億劫でしばらく行かなかったので、前髪は自分で切っていました。
恥ずかしながら、素人カットのギザギザの状態です。
「ルチア」さんは、予約制です。
21時まで営業してくれているので、仕事帰りでも行けますね。
この日、出迎えてくれたのは、原田さんという女性美容師の方でした。
明るいちゃきちゃきの方です。
私の注文は
「伸びきった髪を切ってほしいですが、束ねるくらいの長さはキープしてください」
というものでした。
面倒な注文ですいません。
しかし、原田さんは慣れたもので
「そうですね。これからの暑い時期は、首筋に髪がつかないように結ぶのがいいですよね」
と、やさしく答えてくれました。
まずはベトナム人アシスタントによる、シャンプーから開始です。
「失礼します」
一言断ってから、ゆっくりとあおむけになってシャンプー。
ちなみに、日本ではシャンプーであおむけになる時、椅子の背もたれごと倒しますが、ベトナムにはこうした背もたれがあるタイプの椅子がないのか（？）、シャンプーしてくれるスタッフが私を支えてくれながら、あおむけになりました。
それも、急に後ろに倒れないよう、とても気を使ってくれます。
このほかにも、
「（倒した時の姿勢は）大丈夫ですか？」
「お湯は熱くないですか？」
本当に日本の美容室と変わりません。
そして原田さんによるカットです。
普段の髪の分け目や、私の好みなどを聞き出しながら、てきぱきと切ってくれました。
私は髪には無頓着で、流行のヘアスタイルなんていうのもよく分からないのですが、できあがったら毛先をすいて、全体的にふわっとした軽い感じに仕上がっていました。
ざっくり切るだけと思っていた私には、正直求めていた以上でした。
「ルチア」さん外観です。隣の「Sai Sai」も、同じオーナーさんです
「ルチア」さんでは、パーマの使う薬剤も日本製のものだそうです。
ベトナムのものは強すぎると聞いたことがあります。
頭皮のことを考えると、やはり日本人向けの美容室が安心ですね。
髪を切りながらの雑談で聞いたことですが、ここのオーナーさんはベトナム人の女性だそうです。
大変な努力家で、日本語も懸命に勉強して今はペラペラ。
事業もいくつか展開しており、「ルチア」さんのすぐ隣にある「SaiSai」という日本食レストランも彼女の経営なんだそうです。
キャリアウーマンですが、最近妊娠されて、キャリアマムになったようですよ。
さっぱりして帰る時には、タクシーも呼んでくれます。
「ルチア」さんでは、Morningというタクシー会社を愛用されているようで、その日もこのタクシーで帰りました。
入り口までお見送りしてくれた、原田さんはじめ「ルチア」のスタッフさん、ありがとうございました！
「ルチア」
【メニュー】
・カット（シャンプー、ブロー込み）：女性は35ドル、男性は30ドル
・カラー（シャンプー、ブロー込み）：リタッチ、ショート共に35ドル～
・パーマ（シャンプー、カット、ブロー込み）：65ドル～
・ストレートパーマ（シャンプー、カット、ブロー込み）：70ドル～
・縮毛矯正（シャンプー、カット、アイロン仕上げ込み）：80ドル～
※薬剤の使用料で料金が変わります。
【営業時間】
平日：11：00～21：00
土日：9：00～19：00
【定休日】
毎週木曜、第１・３水曜日
【住所】
553 Kim Ma Str, Ba Dinh Dist, Hanoi
【予約】
093-992-5599（原田さん）
094-991-6199（岡田さん）
ハノイには、この他にも日本の美容室が何軒かありますよね。
次は他も試してみようと思います。
より大きな地図で 日本人スタイリストのいる美容室 を表示
そんなブログ記事を書いていたら、ローカルの美容室から電話が。
「なぜ、最近来ないの」
ずいぶん前、付き添いで行って、ちょっとだけ前髪カットを試してみただけの美容室なんですが・・・。
積極的すぎる営業攻勢に、私もさすがに
「他で切ったから」
とは言えませんでした。
あのローカル美容室の、のんびりした感じが懐かしくなったら、また行ってみようかな・・・。
