最近エースHongちゃんが「かすかな関西弁」を話すようになってきました。
もちろん当社のローカルスタッフの中でも一番日本語が達者ですし、私も彼女と話をするときは、つい地の関西弁が出てしまいます。
この前アパートの取材に出かける時、出発時間を確認するため私に、
「1時半な」
さりげなく軽い関西弁を話されて、思わず「おおっ」とHongちゃんを見返してしまいました。
ベトナム人から関西弁で話しかけられたのは初めてでしたので、何かとてもおかしくなり、
「もっと使ってよ、関西弁」
というと、
「わからへん」
にこっと笑って得意の関西弁単語を出してきます。
一応使い方は間違っていないので、感心してしまいました。
関西出身のお客様のご案内の際、これは使えると変な手応えを感じた私は、その日昼からずっと彼女と「さりげない関西弁講座」となりました。
「動詞に『へん』とか『や』とか付けると関西弁ね」
そんなことを言います。
よく聞いとるな・・・
その彼女と仕事が終わった場所が、ちょうどHoan Kiem(ホアンキエム)区のオペラハウスの辺りでした。
のども渇いていたのでHongちゃんに、
「ココナッツジュース飲もか?」
私はココナッツジュースが大好きです。
自然の恵みというか、木にぶら下がっているあの実の中に、こんなあっさり味の清涼感溢れる液体が入っているとは・・・
間違っても中国産のココナッツは無さそうですから安心して飲めます。
しかしHongちゃんは、
「ここだったら・・・美味しい飲み物あるから行きましょう!」
どうも飲みたい他のジュースがあるようです。
「ココナッツジュースより美味しいの?」
「YES!」
彼女が上機嫌なときは、必ず「はい」が「YES」になることを知っている私は、Hongちゃんの後をついていくことにしました。
そして到着した店は、ヒルトンオペラホテルの直ぐ近く、「Thu Nga」という名の路上の店でした。
概要と地図をご参照ください。
- 【お店の名前】Thu Nga
- 【おいしい飲み物の名前】Che Thai(タイ風チェー)
- 【住所】8 Hai Ba Trung St、Hoan Kiem Dist、Hanoi
- 【営業時間】午前8時から午後24時
- 【お値段】40.000VND(約200円)/1杯
場所はこちらです。
より大きな地図で 「Che Thai(タイ風チェー)」の美味しいお店「Thu Nga」 を表示
聞くとかなり前から営業しているようです。
Che(チェー)の老舗、そんな店。
Hongちゃんも昔ベトナム情報誌「スケッチ」の編集担当の方から教えて貰ったお店だそうです。
頼むと直ぐに出て来ます。
まず冒頭の巻頭写真のような状態で運ばれてきます。
もっと冷たく食べたい人の為に、継ぎ足し用の「氷」もコップに入って持ってきてくれます。
そして、ひたすらかき混ぜると・・・
こんな風になります。
入っているものをよく見ると、
小豆があって、青いつぶつぶのゼリーのようなものが・・・
すみません、素材の名前が出て来ません。
が、とてもあっさり味で美味しいです。
昔スタッフが事務所に人数分買ってきてくれたことがありました。
あちこちにこの「CheThai(タイ風チェー)」を売っているようですが、発祥はこのお店のようです。
ですので食べるなら「本家本元で」ということで、私達がイスに座った後、次々とお客さんが入ってきました。
観光客も結構いましたね。
日本なら「ところてん」のような位置づけの食べ物でしょうか。
ちょっと飲み物で同じようなものが思い当たりません。
・・・いくら考えても「焼酎の水割り(レモン汁入り)」しか思いつきません(笑)。
あの黒蜜のたっぷり掛かった「ところてん」。
僕は大好きなんですが、あれに近いかな・・・とちょっと思いました。
ベトナム名物「路上店」です。
しかしもう20年以上も営業しているそうですので、そういう意味では安心ですかね(笑)。
本当にのどが渇いてしょうが無いときは、やっぱり僕はココナッツジュースだと思います。
ちょっとのどを潤したいな、とおやつ感覚で飲みながら食べるのは、「CheThai(タイ風チェー)」。
何度も申し上げますが、甘いですがあっさり味です。
男性でもいけると思いますがどうでしょう(笑)。
何やら「Che(チェー)」にもいろんな種類があるみたいです。
かなり古い記事ですが、スケッチさんの、
「お薦めのチェー屋はここだ!ガイド93人が選ぶハノイのチェーベスト3」と言う記事で何種類かのChe(チェー)が載っています。
今回ご紹介したお店は、第2位だったようです。
2008年時は「7.000VND」だったんですね。
なんと5年で6倍に・・・
やっぱりベトナムは、高インフレ率で走っている国。
女子学生なんかに人気のある食べ物がそんなに値上がりするというのも、凄まじい話です。
帰りのタクシーの中で、ふと明日のご案内予定のお客様の話に。
「明日の2.000ドルのお客さん、物件出してる?」
「わかれへん(笑)」
おいおい、そこで使わんといてよ。
冗談なのはわかってるけど・・・
俺、そんなに「わかれへん」連発してるのかな?
私がいつも日本語の話せるベトナム人から、
「ベトナム語は話せますか?」
と聞かれて何時も返す言葉が、
「cảm ơn Tình yêu(愛をありがとう)」
「Uyên Linh」の歌の題名を下手くそに発音して失笑を取っているのですが・・・
彼女もそのノリなんだろうと(笑)
「Hongちゃん、関西のお客さんの前で大阪弁話せると、契約取りやすくなるかもな」
「わかりましぇ~ん(笑)」
関西弁のボキャブラリーを増やすことなど、彼女にすればどうってことない感じです。
「任せといてください!」と「頑張りまっせ!」
を関西出身のお客様に話せるようにしてやろうと思います(笑)
以上、中途半端な関西弁を話すスタッフに教えてもらった、半端なく美味しい「Che Thai(タイ風チェー)」のご紹介でした。
あっさり味の記事ですみましぇ~ん。
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