今日お話しすることは、真面目にハノイでビジネス展開を考えている、頭の忙しい方には関係の無い話です。
また、ご主人と一緒に帯同してこられた奥様方には、眉をひそめたくなるような話かもしれません。
ほんの一握りの人の失敗談・・・
そう思いたいのですが、私の周りの人達からちらほらとよく聞く話なんです。
こんな話を企業ブログで紹介するのもどうか・・・と思ったのですが、現状を分かっていただきたいという気持で書かせていただきます。
仕事が終わった後の、プライベートな時間のことですから、
「大きなお世話だよ」
と思われる方もいるかと思います。
私個人の独り言だと思って、興味のある方だけ読み進めてください。
ここからは実際私の知人から聞いた実話です。
ハノイもホーチミンもそうですが、夜になると日本人向けのラウンジに明かりが灯り、連日たくさんの日本人で賑わっています。
ラウンジと言っても、大学生のような女の子と二人でカラオケを歌ったりおしゃべりをしたり、ただそれだけなんですね。
日本でラウンジとなると、夜の仕事を生業として、それで生計を立てているプロの女性が、新地や銀座などにたくさんいるかと思いますが、こちらのラウンジは主に日本語を勉強している学生さんが、勉強の延長でお客さんとおしゃべりしながら仕事をしているような感じです。
私もハノイに来た当時、お客様とご一緒させていただいたことがありますが・・・
日本語を勉強しているとはいえ、みんなどんぐりの背比べで、おおざっぱな話しか通じず、細やかな会話ができないので何を話せば良いのか分からず、時間を持て余したことがあります。
しかし、仕事で疲れた日本人の為に、知恵を絞って憩いの場所を提供してくれる真面目なラウンジオーナーさんもいるんです。
慣れないラウンジレディーさんの為に、肉親以上の暖かい気配りをして、気持ちよく働いてもらえるよう、日々粉骨努力している日本人オーナーさんも知っています。
でも、たくさんの女性達を抱えていると・・・避けることができないことかもしれません。
ベトナムで外国語を理解できる人は、就職も非常に有利です。
若い人達が自分の将来を切り開く為に、一番具体的で手っ取り早い手段は、
「外国語をマスターすること」
です。
なので必死に勉強します。
日本人とみれば恰好の練習材料です(笑)
日本人向けラウンジで働く女性達は、昼間に勉強した日本語を「実地で磨く」為に勤めているところがあります。
しかし・・・
そんな純粋な気持ちで仕事をしている女性ばかりではありません。
中には、日本人を「お金」としか見ていない人もいます。
日本からベトナムに来て、ベトナムの若者達に日本語を教えている先生方がいます。
ハノイでも有名な日本語教育機関で、お給料はそんなに高くはないと思うのですが、ベトナムの若者達の為に日本語教育に情熱を注いでおられる若い先生達がいるんです。
先日その先生方と知人と一緒にお鍋を食べました。
その時のお話です。
その日本語の先生がぽつりと言われました。
「ラウンジの女の子達もたくさん勉強に来るんですけど・・・夜の仕事が遅いので勉強がはかどらないんですね」
そりゃそうでしょう。
夜の12時ごろまで毎日ラウンジにいる訳ですから。
「そんなラウンジ勤めの生徒さんともfacebookでやりとりするんですが、急に『日本に来ています!』ってメッセージを送ってくるんです。写真を付けて・・・」
日本に行きたいと言うベトナムの若い人はたくさんいます。
行って何がしたいのか、聞くと
「桜がみたい、富士山が見たい」
とても単純というか、純粋に目を輝かせて、私達からすれば控えめな希望を話すんです。
しかし日本への往復航空チケットは約90.000円。
ベトナムの大卒初任給は工場ワーカークラスで約15.000円くらいですので、どれだけベトナムの若い人達には高いものか・・・
簡単に手が出る金額ではありません。
「話を聞くと、埼玉の日本語学校に1年間入学するって・・・日本で生活しながら1年間学校に通うのに最低100万円はかかることは知っているんです。どこからそんなお金が・・・?」
ここまで先生の話を聞いて、おそらく分からない人はいないと思います。
ラウンジに来たお客さんが航空券代から学校の入学金まで、全て出しているんですね。
いわゆるラウンジの女性達が言う「サポーター」がついた状態です。
お互いが納得の上であればそれも有りなのかなとも思います。
現にベトナム人女性と結婚する日本人男性はいますから。
結婚を前提に、日本での留学を支援してあげているのであれば、それは男性の甲斐性ですね。
しかし・・・
たまたまそのfacebookの女性を知っている私の知人がため息をつきながら教えてくれたのですが、
「この子は同時に三人の男性をサポーターに持ち、資金援助を受けている」
のだそうです。
また、別のラウンジ女性は、気持を持ってくれている日本の独身男性を田舎の両親に会わせて、結婚を意識したその男性から日本への渡航料を払ってもらい、同時に複数の男性(サポーター)から日本の留学代を払ってもらっている・・・
そんな子もいます。
今日は都庁前で、今日は横浜の中華街で・・・
日本に渡ったラウンジレディー達が、勉強そっちのけで、日を変えて複数の男性サポーターと会い、そしておそらくその男性達に撮ってもらった笑顔の写真をfacebookでどんどん発信してきます。
それを見る他の友達ラウンジレディー達は、
「次は私の番よ」
サポーター探しに熱が入るわけです。
・・・おぞましい話です。
「愛よりお金」と割り切る夜の女の子達。
でも、どこの国の若者も、お金が欲しいのは同じですね。
ただ、ここまで意図的に引っかけ引っかかるのも・・・横で見ていて暗然となります。
ベトナムドンより遥かに価値のある日本円がターゲットで、それを持つ日本人男性をもてあそぶ女性達。
そして遊ばれていることに気がつかない、日本人男性達・・・
こんな話は結構耳に入ってきます。
多額の無駄なお金を女性に使ったことを武勇伝のように話す日本食レストランのオーナーさんなど・・・
ベトナム人女性と幸せな結婚をする日本人男性がいる反面、
- 高い授業料を払わされている日本人男性
- 楽して大金を手に入れてしまったために、コツコツ積み上げていくような仕事が出来なくなるベトナム人の女の子
こんな人達もまた密かに増えています。
日本でもベトナムでも同じで、
- じっくりと自分のキャリアを高めていこうと努力する人達と
- 手っ取り早くお金稼ぎをしようとする人達と
必ずいますね。
ただ、ベトナムで後者のラウンジレディーさんに出くわした場合・・・
出くわしたかどうかは、後にならないと分からないかもしれませんが・・・
自分で危険を察知して、対応していただくしかありません。
「iPhoneが欲しい」
「スクーターが欲しい」
「お金貸して欲しい」
「助けて欲しい…」
こんなフレーズが出て来たら要注意です。
サポーターとして、したたかに「ロックオン」されている可能性がきわめて高いと思います。
軽く考えないでください。
「サポーター」になりたくない方、ご注意を。
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