私事で大変恐縮ですが、昨年の11月で結婚20周年を迎えました。
嫁さんにそれとなくプレゼントをあげようと思い、何が良いか考えていました。
子供たちが持っているスマホを借りて、ちまちまとゲームをよくしているようですので、
「iPhoneが良いかな」
と早速電話で聞いてみたところ、「あんまり興味無い」とのこと。
逆にこう言われました。
「ベトナム旅行が良い」
ああ、そう来たか・・・
そういえばうちの嫁さん、大の旅行好きでした(笑)
毎年夏に家族旅行に行くのが、我が家唯一の旅行らしい旅行になっています。
しかし昨年は、上の2人の子供は「学校がらみ」で不参加。
一番下の中学生の次男と3人の夏旅行となったので、ちょっと寂しい思いをしたところです。
「よし、じゃあハノイの観光ルートを考えよう」
と思い立ちましたが、そういえば私・・・
今までハノイを観光したことが無いんですね。
仕事で来ているので、アパートやオフィスの情報、そしてハノイでの生活情報には多少明るくなりましたが、観光となると・・・皆目分かりません。
と、こうなると詳しい方に聞くのが一番。
いつもお世話になっております「スケッチ」の当社担当の女性お二人に相談することになりました。
ベトナムでご結婚され、10年以上ハノイにおられる方ですので、ハノイの生き字引のようなお二人(すみません)。
別件で来社いただいた時にいろいろと教えていただきました。
ハロン湾からバチャン村へのツアープラン(バーヤクルーズ1泊2日)を企画していただきました。
このハロン湾旅行の風景は後日写真と動画付きで皆様にご紹介しようと思います。
さて、今日は嫁さんのリクエストでもある「ハノイ雑貨屋さんめぐりのルート」を皆さんにご紹介します。
もちろんスケッチのお二人からお聞きした、「日本人が喜ぶ間違いの無いお店」を中心に説明させていただきます。
ホアンキエム湖の西側一体、
- Ly Quoc Su通り
- Hang Bong通り
- Hang Gai通り
- Hang Trong通り
- Nha Tho通り
この通り沿いにたくさんの雑貨屋さんが密集しています(下記の地図を参照してください)。
雑貨屋さん以外にも、画廊、ベトナムローカル食堂、CAFEなども目につきます。
歩くルートとして、
- ハノイ大教会を見た後、前の「Ly Quoc Su通り」を北に向かってぶらぶらと歩きます。
途中有名なカフェ「Joma Bakery Cafe(ジョマ・ベーカリーカフェ)」があります。
ベトナムでは珍しい完全分煙の欧米スタイルのカフェ。WIFI完備ですのでゆったりと休憩していただけます。 - 「Hang Bong通り」まで来ると右折し、そのまままっすぐ歩くと「Hang Gai通り」に。ここでSilkのお店が密集しています。
- 少し戻り「Hang Trong通り」に入り「ミスサイゴン」の香水のお店とか、少数民族のハンドメイドのお店「Chie(チエ)」あとは渋い画廊などがあります。
- 「Nha Tho通り」に曲がると先ほどの「ハノイ大教会」が正面に見えてきますが、その通り沿いに日本人が運営している雑貨屋さん「nagu」があります。
- 移転してしまった為ちょっと離れてしまいますが、「Trang Thi通り」にある日本でも有名な「ベトナム発のカバンの世界ブランド、「ipa-Nima(イパニマ)」は必ず回ってください
これだけの狭いエリアに、今回の稿で紹介しきれない程の有名雑貨屋さんが固まっています。
が、今回は特に名前の通ったお店だけ特集させていただきます。
ベトナム雑貨ブームは以前あったらしいのですが、男の私には全く感心外でした。
今回嫁さんのアテンドを意識しながら歩いて見たのですが、これが以外に・・・楽しいんですね。
すぐに日が暮れてしまい帰宅を余儀なくされましたが、終日休みの日には朝からお昼を挟んで散策してみたいと・・・実感した次第です。
雑貨に興味が無い私のような男性の方々でも、ベトナム人の有名な画家が描いた絵画を楽しむことができます。
一度土曜日のご案内が早めに終わったので、早速現地に行ってきました。
順にカメラを入れて撮影させていただきましたので、ご紹介していきます。
◆セントジェームス教会(ハノイ大教会)のご紹介
【住所】No.40 Nha Chung St., Hoan Kiem Dist, Hanoi
冒頭の写真がセントジェームス教会、別名ハノイ大教会です。
ハノイにこんな西洋の立派な建物があったのか・・と感心してしまう、ハノイ最大のコロニアル教会建築。
1888年建築で建築当時は、おそらくハノイ市内で一番高い建物だったと思います。
多湿によるカビ等で黒く煤けた外観ですが、観光スポットとしては有名です。
ハノイにキリスト教?
とちょっと意外な気もしますが、キリスト教徒(カトリック教徒)の数は東南アジアの中でフィリピンについで多いんだそうです。
フランス統治の名残なのかもしれません。
私が行った土曜日の夕方、たまたま婚礼があり、開放されていましたのでビデオを撮ることに成功しました。
ご覧下さい。
ビデオに収めることができたのは、ちょっとラッキーでした。
普通はできません。
本物の結婚式が行われていました。
週末の土日のミサの時しか開門されないと聞いています。
◆少数民族のハンドメイド商品を置く「Chie(チエ)」のご紹介
- 【住所】49 Hang Trong st., Hoan Kiem dist., Hanoi
- 【連絡先】
・0912-684-950
・0902-123-611 (Ms. Thuy)
ベトナム北西部に住む少数民族の方々の手作り工芸品のみを販売するお店。
2011年にOpenしました。
ベトナム雑貨がブームになったとき、日本人観光客目当ての粗悪品雑貨が出回っていたそうです。
そんな中できたこの「Chie(チエ)」は、全て本物の手作り品しか展示していないことから、あっという間に有名になりました。
「安心して買い物ができるお店」
と「スケッチの助っ人さんお二人」も太鼓判を押されるお店です。
もともとベトナムにはたくさんの民族の方々がおられます。
その民族ごとに独自の特産品があるのですが、産業にまで興すのが資金的な面でも難しく、折角の文化が明るみに出ないまま廃れてしまうことを防ぐ為、「ベトナム地場産業復興プロジェクト」がベトナム政府の肝いりで始まりました。
そこに日本のJICAさんが援助を行い、「ベトナムの贈り物」を支えた経緯があります。
そのJICAが援助した中の一つとしてHoa Binh(ホアビン)省マイチャウ郡にあるターイ族の織物村・ラック村や、Dien Bien(ディエンビエン)省の省都ディエンビエンフーにあるラオ族の織物村・ナサンⅡ村などがあります。
「Chie(チエ)」の店頭に並ぶ品々は、このターイ族やラオ族の方々が一つ一つ手作りで作った独特の文様の織物商品なんです。
織物以外にも小さな陶器や、折りたたんだ紙を開くと形が飛び出す折り紙など、思わず手にとって眺めてしまうような楽しい品々でした。
ビデオを撮らせていただこうと、お客様がいなくなるタイミングを計っていたのですが、結局2時間くらい外で待つことになりました。
なかなかお客様が切れないんですね・・・
来られると、大体は店員さんと長い時間話し込まれます。
ご贔屓さんの多いお店なんだなと、つくづく思いました。
撮影の許可も英語で全く問題無く通じました。
ハノイ大学を卒業された店員さんのようで、「サイトのアップを楽しみにしています」と笑顔で話してくれました。
店の商品のように、暖かい気遣いが嬉しい店員さんでした。
◆テディベアをはじめ 旅行・生活雑貨、バッグ、洋服などのアパレル雑貨屋さん「nagu」のご紹介
店の名前「nagu」は和ぐ(なぐ)。
生活の中に和みや潤いを提供したい、そんなコンセプトのお店です。
開店して10年以上経つ老舗で、商品は職人さんの手作りで作られています。
ベトナム人と日本人が共同で作ったお店。
オーナーさんは塩川さんと言う方だそうです。
2階にある子供服は日本製の生地やオーガニックコットンのみを使用しているそうです。
Vincom Centerなどにも店があり、ベトナムの代表的な雑貨店です。
ハノイの街を観光する。
そんな気分でいたのは、赴任してきたほんの1ヶ月くらいだったような気がします。
今はお客様の「ご案内」に必要な条件を満たす物件情報を集めることに関心が行ってますので、観光気分などにはなかなかなれません。
しかし単身赴任で留守にしている家を守ってくれている妻に、せめて20年間溜まった「垢」を洗い流せるくらいの「ハノイ案内」の準備をする・・・
必死になるだけの価値は有ることだと、我ながら思います。
デートの下見をしたことなど、高校生以来でしょうか(笑)。
そんな気持でカメラを回しました。
では、最後に上記であげた案内ルート以外のお店の様子を撮影した動画を参考にしてください。
途中で寄った「Hang Trong通り」にあります、香水「ミスサイゴン」の専門店。
店内に掲げてある「ミスサイゴン」をイメージした女性の絵画がとても印象的で、思わず見とれてしまいました。
- 【店名】「ミスサイゴン」の香水の店(正式名称が分かり次第訂正します)
- 【住所】40 Hang Trong Str, Hoan Kiem Dist, hanoi
値段は、安いので350.000VND(約1.500円)から890.000VND(約3.900円)といったところ。
容器がノンラーをかぶった女性のシルエットで、ベトナムのお土産には手頃でもってこいだと思います。
いろんな種類の香料を調合してくれて、チェックもさせてくれますので安心です。
以上、ベトナムハノイで日本人が好んで通う雑貨屋さんとその散策ルートのご紹介でした。
ご参考ください。
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