ハノイリビングの田口です。
可愛らしい受付の女子に挟まれて、暑苦しい親父の出で立ちに、眉をひそめる方もおられるかと思いますが、精一杯の笑顔でこれなので、どうぞお許し下さい。
ここは2016年11月7日から診療を開始した日系総合クリニック、「Lotus Clinic(ロータスクリニック)」の受付です。
元々ホーチミンで先にOpenされていたのですがこの度、満を持してハノイに進出されました。
ハノイに日系クリニックと称する医院が出て来ていますが、純粋に100%日系で且つ複数診療の総合クリニックは、この「Lotus Clinic(ロータスクリニック)」だけです。
医療に絶大な「安心感」を求めるのは当たり前のことです。
「100%日系の総合クリニック」で、日本人医師と看護師が常駐してくれていると聞いただけで、手放しに安心です。
ベトナムとの合弁比率を、多少なりとも残した状態の運営は、自由に「日本流」を展開できなくなる可能性を秘めています。
そういうリスクは、今回ご紹介する「Lotus Clinic(ロータスクリニック)」には全くありません。
ただ、設立の大変さは推して知るべしです。
その甲斐あってこのハノイで設立が叶っている訳ですから、白井院長を始め日本側の関係者の方々の熱意と、携わったコンサルさんの粘りに、頭が下がる思いです。
そして設立場所が、何と私が住むKim MaエリアのGiang Vo通り沿いだと耳にし、とても気になっていました。
ある日、院長の白井先生よりご連絡をいただき、
「実は当院で日本式の胃のバリウム検査を始めます。
これはベトナムでは私達しか取り扱わない初めての医療サービスなんです。
今、日本人放射線技師を呼び、ベトナム人の機械オペレーターにバリウム検査の手ほどきをしているところなのですが・・・
田口さん、お金は結構ですからバリウムを飲んでいただけますか?」
バリウム検査が、なんとベトナムではどこも実績がないということを、初めて知りました。
日本では、当たり前に受けることができる医療サービスなのに、です。
この度白井先生の「Lotus Clinic(ロータスクリニック)」が、ベトナム初の導入実績病院に名乗りを上げられたことになります。
もちろん、機械だけが最新鋭でも、検査結果を正確に導き出せる専門医がいないとダメですね。
「Lotus Clinic(ロータスクリニック)」さんには、日本人消化器専門医が揃っており、抜かりなくチェックをしていただけます。
ただ、機械を操るオペレーターはベトナム人技師です。
その方の研修も兼ねて、なるべく多くの検査経験をさせてやりたいという、白井先生のご判断のようです。
「うーん、バリウム・・・
しかし、ただで胃の検査をしてもらえるんだったら、ラッキーだな」
「無料」に反応する下根な私ですが・・・
今後この「Lotus Clinic(ロータスクリニック)」が打ち出すサービスとして、「胃バリウム検査」の定期受診を受ける方が増えてくれば、疾患が深まる前に手が打てたり、極端な話、救える命も着実に増えていくのではないか。
バリウムを飲むことに抵抗はあっても、妙な使命感が後押しし、二つ返事で承諾を致しました。
今回は、私が経験したハノイでの「胃バリウム検査」の顛末を、簡単にお知らせしたいと思います。
先ずその前に、今回ご紹介する「Lotus Clinic(ロータスクリニック)」の概容と位置図をご紹介させていただきます。
なお、このクリニックはホーチミンとハノイの2都市をカバーしています。
2都市をまたいでご出張を頻繁にされる方にとって、双方に同じクリニックがあると、とても安心ですね。
念のために、ホーチミンの連絡先情報も合わせて併記しておきます。
- 【クリニック名】Lotus Clinic Hanoi(ロータスクリニックハノイ)
- 【クリニック院長】白井(しらい)先生
- 【住所】
・ハノイ : Lot 1 + Lot 2 4Floor、 D2 Bilding、144 Giang Vo St、Ba Dinh Dist、Hanoi
※Giang Vo通りのD2ビルの4階(TOKYO DELIの上になります)
・ホーチミン : The Lancaster bldg、22 Le Thanh Ton Str, Dist.1, HoChiMinh
※レタントン通り、ランカスタービル3階 - 【連絡先】※常に日本語対応ができるスタッフが出ますので安心してお掛けください
・ハノイ : (電話)+84(0)24-3817-0000 / (メール)h-info@lotus-clinic.com
・ホーチミン : (電話)+84(0)28-3827-0000 / (メール)info@lotus-clinic.com
※全て予約制となります - 【診療時間】※予約受付:8:30〜17:30
・月曜〜金曜:9:00〜12:30 / 14:00〜18:00
・土曜:9:00〜13:00 - 【休診日】土曜午後・日曜・ベトナムの休日
- 【診療科目】
・一般家庭医学(プライマリーケア)
・内科、外科、小児科、耳鼻科、皮膚科、眼科などの総合診療
・予防接種(A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、ポリオ、日本脳炎、水疱瘡、BCG、MMR、髄膜炎Hib、腸チフス、4種混合、5種混合、子宮頸がん、ロタ、インフルエンザ など)
・健康診断(オプション検査も自由に追加し、希望に添ったコースの設定が可能。検査結果は日本語のレポートを受け取れます) - 【キャシュレス(立替金無し)サービス可能な海外旅行保険提供会社】
・損保ジャパン日本興亜
・朝日火災海上保険
・あいおいニッセイ同和損害保険
・エース損害保険
・富士火災海上保険
・ジェイアイ損害火災保険
・セコム損害保険
・AIU保険
・ソニー保険
・三井住友海上火災保険
・東京海上日動火災保険
・セゾン自動車火災
・日新火災海上保険
・HS保険
・ゼネラリ保険
・共栄火災海上保険
※現地医療保険は一部提携あり。詳細は直接お問い合わせください。 - 【クレジットカード付帯保険提供会社】
・三井住友VISA
・UFJ
・JCB
・楽天VISA
・AMEX
・Diners(法人カードのみ) など - 【ヘルスケアサービス提供会社】
・日産ヘルスケア
・日通ヘルスケア
・日立(ルネサス)ヘルスケア
・MUFGヘルスケア など - 【WellBe会員割引について】WellBe会員さんが外来を受診した際には、WellBe会員専用の割引価格が適応されます
- 【ホームページ】http://www.lotus-clinic.com/
この名刺をタクシードライバーへ提示していただくと大丈夫です。
Lotus Clinic(ロータスクリニック)が入る建物とその前の道(Giang Vo通り)の様子をYouTube動画に収めています。
念の為ご確認ください。
では、Lotus Clinic(ロータスクリニック)の位置図(赤色のピンです)を、次のGoogle Mapでお確かめください。
同じくこのMapには、ハノイで数多くの日本人も利用する有名病院もピン表示しています。
検査当日。
恐る恐るクリニックの扉を押し開けると、受付のスタッフが溢れる笑顔と日本流のお辞儀で出迎えてくれました。
問診票を渡されますが、「バリウム検査です」と一言日本語で説明すると、直ぐに合点のいく表情で違う書類を出してくれました。
この細かいところが、日本語一発で理解してもらえる快適さ。
「はぁー、ここは日本だな」
そんな思いで書類に記入していると、日本人看護婦さんが出て来てくれました。
バリウム検査の段取りを、丁寧にお話していただきました。
更衣室があり、そこで指定の服に着替えないといけません。
早速部屋までご案内していただきます。
途中の廊下もそうですが、この更衣室も汚れているところを探すのが難しいくらい、清掃が行き届いていることがわかります。
待っている間、少し時間があったので、お手洗いに行ってみました。
なんと、便座クリーナーの使用方法を、箇条書きの日本語で丁寧に説明してくれています。
細かい隅々まで「日本式サービス」が行き届いている気配いっぱいのクリニック。
その小気味よさと、トイレの芳香剤の香しい匂いに、思わず陶然としてきました・・・
さて、更衣室に戻ると、白井先生自らお出迎えいただいてました。
ご挨拶を早々に、早速診察室に。
既にスタンバイ済みのようで、日本人技師とベトナム人オペレーターが、細かく打ち合わせをしている最中でした。
白井先生の目配せで、私は検査室へ。
上下左右に動く可動式検査台に立ちます。
検査台に備え付けのコップ置きには、気になるバリウムが。
毎度の事ながら、こいつを一気飲みする時の、あの嘔吐き感がたまらなくいやなのですが、ここは我慢です。
室内スピーカーからバリウムを一口飲むように指示が入ります。
目をつぶって飲んだ瞬間、
「・・・んっ?? 美味い・・・?」
そう、あの味のしない、粘土水みたいな変な液体だと、構えて飲み込んだ時のギャップときたら。
「塩が効いている・・・」
さすが日系100%の総合クリニック。
バリウム剤の味にまでこだわりを出そうとしているのか。
白井先生、あなたの気配り恐るべしです。
室内スピーカーから、一気に飲み干してくださいとの指示が。
はい、もちろんお安い御用です。
これならあともう半杯くらい飲んでも大丈夫です。
程よい塩加減が心地良いバリウムを胃に流し込みながら、その予想外の美味しさに、思わず陶然としてきました・・・
余りに美味そうに飲み干しているので、先生方も不思議に思われたかもしれません。
検査が終わり、白井先生が開口一番、感想をお尋ねになると、
「はい、バリウムが美味しかったです」
全くの別角度からの回答に、思わず腕組みされる白井先生。
聞くと、どうもバリウムは美味しくてはいけないんだとか。
「ノドにつっかえるくらいのまずさが丁度良いんです。
美味しいと思って飲むと、胃腸での歩留まり時間が短くなってしまうので・・・」
てっきり「気配り」だと勘違いしてしまうくらいの「味つけ」に感動してしまったのですが、そこは改良点ということに。
そもそもそういうダメだしをし、問題を潰す為のテスト期間です。
こんな私でも微力ながらお力になれたことが、とても嬉しく思います。
後日、検査結果を白井先生から直接お電話いただきました。
「全く問題なし」とのこと。
美味しいバリウムが、功を奏したのかもしれませんが(笑)。
しかし、このベトナムにこれほどの高価な医療機器を導入し、日本では当たり前に受けることのできるバリウム検査を受ける体制を整えていただいた「Lotus Clinic(ロータスクリニック)」さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
鮮明な画像を得られる胃カメラでも、それは胃壁の表面だけの情報です。
しかしX線を使ったバリウム検査は胃壁の裏側まで透視できるので、分かりづらい病変を見つけ出すことが可能になるのだそうです。
しっかりとX線写真を撮ることができれば、あなたの微細な病変に気づき、先回り治療で大病を未然に防ぐことも、今後は可能になってきます。
この機械が、今後果たして何人の命を救うことになるのでしょうか。
「Lotus Clinic(ロータスクリニック)」では、ベトナムに赴任される方の、病気に対する事前相談も無料で受け付けています。
また、予防医療がとても大事ですので、通常の健康診断にプラスして受けたいオプション検査も充実しています。
皆さん既にご存知かと思いますが、ベトナムの労働法で社員の定期健康診断は、雇用側に義務付けられています。
2. 雇用者は毎年、被雇用者と職業訓練生に対し、定期健康診断を実施しなければならない。
※診断項目の種類、健康診断費用、診断を行う病院等の指定はなく、それぞれ会社任意です。
日本語で問診のできるクリニックですので、健康診断以外でも体調の悪いとき、先生に相談がてら診てもらえます。
大切なのは、
同じ病院で繰り返し「健康診断」と「体調不良時の診察」を受けること
です。
皆様の体の数値を一元的に管理してもらえる「かかりつけクリニック」を決めることです。
検査結果の数値の変遷が、そのまま体調異変のアラームにつながることもあるはずです。
体のあらゆる検査数値を、かかりつけクリニックに託して対策の指導を受けるべきです。
今回、その検査項目に、「胃バリウム検査」が新たに加わりました。
最強の「予防医療機器」を、これはLotus Clinicさんだけではなく、ベトナム在留邦人全員が持つことができたことになります。
「Lotus Clinic(ロータスクリニック)」は、託すに安心な日本の診療医院だと思います。
一度、白井先生にお困りの症状を御相談されてみてはいかがでしょうか。
以上、日系100%の、胃バリウム検査も対応できる「Lotus Clinic(ロータスクリニック)」のご紹介でした。
◆少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。
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