ハノイで「オーダーメイドでハンドメイドの靴」を作るおっちゃんの詳細情報です！

ハノイリビングの田口です。

前回の稿で「オーダーメイドでハンドメイドの靴を作る匠のおっちゃん」のご紹介をさせていただきました。
さすがに1,100,000VND（約5,940円）で自分の足に合った靴をハンドメイドしてくれるサービスは、ハノイ広しと言えども見当たらないようで、お陰様でいろんな方面から紹介依頼の連絡を頂きました。
詳細は前回の投稿記事をご参照ください。

しかし・・・

出来映えを自分で確認するまでは、自信をもって皆様にご紹介はできません。
まずは足を通して、少し使ってみてから、その履き心地を実感した後、皆様に開陳しようと思っていましたので、少し時間が掛かってしまいました。

まず、おっちゃんが約束した納期です。
「足の採寸をしてから5日後」・・・ぴったり5日後に持ってきてくれました。

ちょうどおっちゃんがハノイリビングまで「納品」の為に足を運んでくれた時、私はお客様と打ち合わせ中でした。
今回の「オーダーメイド靴」情報を提供してくれた「ベテラン新人、山ちゃん」が、呼びに来てくれましたが、すぐには出られず・・・
商談が終わって机に戻ると、

「おっちゃん、靴置いて帰っちゃったよー」

と机の上に私の「オーダーメイド靴」がありました。
立て替え払いをしてくれた山ちゃんに1,100,000VNDを渡し、早速履いてみました。

「・・・ん、あれっ？」

足を入れた瞬間、ちょっと大きいかな、そんな感じなんです。
しかし、オフィスの中をぐるぐる歩き回ってみると・・・

「なんと・・・締め付けない優しい大きさに仕上がっている！」

これが率直な感想です。
私は今まで何度も皮靴を買ってきましたが、どちらかというとちょっと大きめな靴よりも、

「多少きつくてもぴったりサイズ以下」

の大きさの靴を選んできました。
その理由は、

「革靴は履いているうちに少し伸びる」

と勝手に信じているからです。
しかしこの「思い込み」そのままで靴を買うので、履くと必ずかかとやくるぶしの皮がめくれ、足を引きずりながら歩くハメになります。
ですので、会社のデスクに座ると、真っ先に靴を脱ぎ、足の指を開放させてやるのが日課でした。

ところが・・・

おっちゃんお手製の靴を履いた瞬間、その締め付けがありません。
全く締め付けないんです。
それでいて足にフィットしている。

「この絶妙の緩さ加減はどうよ」

こんなに足に優しい締まり具合の靴は、今まで経験したことがありません。
しかし、「これは俺だけか？」たまたまの出来具合なのか、確認する為に一緒に作った山ちゃんにも履き心地を聞いてみると、

「心なしゆったり目ですね」

やっぱり同じ意見です。
そう、何度も繰り返しで申し訳ありませんが、きつくないんです。
しかし、ぴったりフィットなんです。

「これはまさしくオーダーメイドの妙か」

ちょっと今までに無い履き心地に、おっちゃんの腕が確かであることを確信いたしました。

それから約1週間、履き続けました。
私と山ちゃんの「履き心地満足度」と「おっちゃんの株」は上がるばかりです。

さて、こうなったらしっかりと皆様にも「匠のおっちゃん」をご紹介させていただかなといけません。

おっちゃんが置いていった名刺です。

「で、おっちゃんの名前、何？」

書いていませんね。
以下におっちゃんの店と名前をご紹介します。

万が一、上記の電話番号にかけても繋がらない場合は、ハノイリビングまでご連絡ください。
お繋ぎ致します。

さて、少し話は変わりますが、

「愛と笑顔の音楽の伝道師　さっちゃん♪」

がハノイに来られています。
彼女は、学校やお祭り、教会、ショッピングモール、新年会・忘年会、誕生日会・・・
いろんな場でギターを持ち、爽やかな歌声を披露してくれます。
実は、私も直越彼女から連絡をいただくまで、存じ上げておりませんでした。

「今度ハノイに行きます、歌をハノイの方々に届けたいんですが、ハノイリビングさんで歌ってもいいですか？」

私共のブログサイトをご覧になって、メッセージを頂いたのがきっかけでした。
当社内で歌われると、Hongちゃんが盛り上がってしまい仕事にならなくなるので、日系の幼稚園などをご紹介させていただきました。

折角ですので、さっちゃんへのコンタクト方法を紹介をさせていただきます。

あっという間にさっちゃんのハノイでの「歌のスケジュール」が埋まってしまったようです。
聞くと、世界中を回って歌われているとか。
全く通じない言葉の国でも、飛び込んで行かれるようです。

「私、英語も下手くそなんですけど、歌は万国共通語ですから大丈夫なんです」

そんな楽しい会話をお会いした時にさせていただきました。
その際、

「すみません、田口さんの記事に書いてあったオーダーメイドの靴、私も是非作って貰いたいんです」

なんと、おっちゃんの靴ですか。
おっちゃん、女性用の靴作れるのかな？

「いえ、ブログに載せてあったあの革靴で良いんです。私のサイズに合わせて作って欲しいんです」

さっちゃんのたっての依頼です。
山ちゃんに聞いてもらうと、小さな女性サイズの靴もOKとのこと。
早速ハノイリビングに来てもらうことにしました。

時間を合わせておっちゃん登場です。
しかしおっちゃん、1時間の遅刻・・・
大丈夫か？

何事も無かったように、いつものように靴をスーパー袋から取り出します。
・・・よく見ると、全く同じ色と型の靴が3つ、並んでいる。

「おっちゃん、この3足の靴、何が違うの？」

聞くと、全く同じだと。
おっちゃん、1足だけでいいんと違う？

吹き出す「さっちゃん」を眩しそうに眺めるおっちゃん。
手が止まっているおっちゃんに、

「いつもの紙と鉛筆は？」

「・・・・・・」

大事な商売道具忘れてどうするんよー。
大丈夫か？

山ちゃんのノートを1枚破り、鉛筆を渡して採寸の開始です。

おっちゃん、この前俺と山ちゃんを採寸した時に比べて、なんだか嬉しそうです。
俺たちのように、さっちゃんの足にぴったり収まる素敵な靴を、何とか作って上げてください。

さっちゃんの足のサイズは、確か23cmと言われていました。
それくらいのサイズでも構いません。
おっちゃんの手に掛かれば、完璧な履き心地の靴になるのは、既に証明済です。
ただ、見本の靴からの選択となりますが。

今回のように同じ靴を間違って持ってくることもありますので、選べる種類が日によってまちまちになってしまい勝ちです。
念の為、もう一度選べる靴の種類をご紹介しておきます。

さて、今度は「愛と笑顔の音楽の伝道師　さっちゃん」の靴作りに取り組むおっちゃん。
果たして「シンデレラの靴」は誕生しますか。

おそらく大丈夫でしょう。
おっちゃんは王子様になれるよ。
俺たちが保証します。
私と山ちゃん同様、履けば履くほど優しいフィット感を、さっちゃんにも是非味わっていただきたいと思います。

以上、おっちゃんが作る「オーダーメイドでハンドメイドの靴」は、実は抜群の履き心地であったお知らせでした。

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