テト休みです。
ベトナム全土がどっぷりと休みに浸かっています。
おまけに私は日本に帰国中。
・・・ネタがありません(笑)。
で、こたつでごろごろしている子供たちを尻目に、思いつくまま書いているのが「日本食レストラン」のことです。
初めて国外に出ての仕事をさせていただいております。
おまけにベトナムの首都ハノイでです。
「海外の不便な食事」とも初めて遭遇することになりました。
まあ、しかしアフリカじゃないんですから。
日本人がほとんどいない国にいくと、さすがに苦労ひとしおだと思いますが、1万人以上日本人が生活する国に来て「食べ物がねぇ~」などとほざいていると、罰が当たる気がします。
これからベトナムに赴任されようとしている方々に申し上げたいのは、
「日本と同様に便利で、行き届いていて、食事も美味しい国を探す方が難しい」
ということです。
日本から離れて生活をすると、如何に日本が行き届いた国か、改めて実感させられます。
特に私はベトナムですので(笑)、余計にその落差の激しさを感じるのかもしれません。
特にその「サービスの充実度」と「空気の清々しさ」は、ベトナムハノイにいる時間が長くなればなるほど身に染みて実感させられます。
日本に帰る度に、
「日本に生まれてよかった・・・」
なんかおじいちゃんの縁側日記みたいになってきました。
すみません。
今日はハノイに山ほどある「日本食レストラン」について書いてみます。
使う写真は、ハノイで巡り会ったベトナム名物の美味しい食べ物です。
たくさん良い店がありますね。
日本人が運営されているお店もあれば、ベトナム人が見よう見まねでやっている店もあります。
私は日本人によくいる舌の肥えた食通でも何でもありません。
ただ、肉よりも野菜や納豆といった昔ながらの日本食が好きな、普通の中年のおっさんです。
Kim Maを中心にハノイの有名な日本食レストランには一通り行かせていただいたのかなと思います。
その経験から思うことは、
「ずっと通いたい店って、本当に数えるくらいしかないなぁ~」
というのが率直な感想です。
どこもそこそこ美味しいです。
そして日本食ですから、そこそこ高いです。
ローカルの飯屋みたいに安い「日本食レストラン」はお目にかかったことありませんし、そんな店怖くて飛び込んで行く勇気がありません。
そんなはずは絶対ないからです。
それなりの値段はしてきますね。
安さが目立ちますが、意外と美味しい日本食レストランとなると、Kim MaのV-Towerにあります「おふくろ亭」なんかを思い出します。
一時的にハノイへ出張に来た方が食べるのであれば、多少楽しみにされているでしょうから、有名で確実に美味い「割高日本食レストラン」に行くのも良いかと思います。
しかし、我々赴任者は、そんな毎日高価な日本食レストランに日参することはありません。
他の方々はどうか知りませんが、私は行きません。
もったいないですね。
お昼ご飯はもちろんベト飯の定食屋さんに行きます。
お腹いっぱい食べて、150円から200円。
これを超えることはありません。
夜は週の半分は自宅でインスタント食品か、一人鍋で山盛り野菜をポン酢で食べる。
残り半分は・・・結局どこかのお店で外食です。
お好み焼きが食べたい、こってりラーメンが食べたい、焼き魚定食が食べたい。
食べたい品に合わせて、そのお店に行きます。
そんな中でも比較的良く通う日本食レストランが何件かあります。
ほんの数件です。
じゃあその共通項はなんだろうか・・・
ちょっと考えて見ました。
やっぱり「人」なんですね。
当たり前すぎて「わかっとるわい」と突っ込まれそうですが。
仕事を終え、家に帰ってご飯を作ろうか、邪魔くさいからお店に行って何か食べようか・・・
これを我々単身赴任者は毎日考えます。
「今日は考えるの面倒だからパスして晩ご飯食べない」
ということはあり得ません。
毎晩どこかでご飯を食べないといけませんので。
そんなとき、行こうと思うお店って、わかりきったことですが「居心地の良い店」になります。
ああ、「味さえよければ居心地などいらん」と言われる方もいると思います。
しかし、そんな方でも長らくハノイでの生活を重ねていくと・・・やっぱり「居心地」を求めるようになってくると思うんです。
毎日のことですからね。
以前会社の近くでOpenした和食レストランがありました。
刺し身が新鮮で、一品一品に料理人のこだわりが感じられる品揃えです。
立ち上げ時は、日本人もカウンターに立ち、我々の相手をしてくれていました。
少々高かったですが、日本人の料理長さんがぴりっと店を締めてくれており、店員さん達もきびきびとして、まるで日本の居酒屋のような活気で楽しかったのでよく通っていました。
しかし、だんだん日本人の料理長さんとも顔を合わすことが少なくなってきました。
ローカルスタッフだけが仕切る日本食レストランは、皆さんよくご存じのあのダラーっとした「学園祭の学生店」のような緊張感の無い「ていたらく」に成り下がってきます。
先日寒い日があり、さすがに熱燗が飲みたくなってその店にいきました。
「熱燗で2合」と注文して出てきたのは、おちょこ1杯分くらいしか入っていない徳利の熱燗。
おそらくこぼしたんだと思うんです。
ちょっと奮発していい銘柄のお酒だったので、さすがにこれは無いと思い、ホール担当のローカルスタッフを呼び注意しました。
と、その時新しいお客さんが入ってきたので「いらっしゃいませ~」のかけ声と共に私の元を離れました。
・・・で、二度と私のそばに来ない。
完璧に無視です。
大人げないとは思いましたが、我慢ができず、大声で怒鳴りました。
顔色を変えてすっ飛んできたそのホール係に、
「どうするんだよ」
と冷たい表情で質問すると、憮然とした表情で、
「私が作って持ってきます」
と答えました。
結局まともな2合の熱燗をもってきたので良かったのですが、その時のホール係の男の子は、こんな心境だったんでしょう。
「スタッフが下手こいたんだからしょうが無いでしょうが。
私は忙しいんですが、仕方がないから私作る」
まあ、ベトナムのハノイに来てサービスがどーだ、こーだと上から目線で偉そうにわめき立てても無意味です。
日本人と同じサービス感覚を持ち合わせたベトナム人など、ほぼ皆無ですので。
最初から「日本基準」で店に入り、眉間にシワを寄せて怒鳴り散らす日本人など、毛嫌いされるだけで、お互い何のメリットもありません。
しかし、お金を払うのは自分自身ですので、私は納得の行かないサービスを受けたら単純にその店に二度と行かないと決めています。
- オーダー違いを素直に認めず、対応が遅い
- 店員が始終ぺちゃくちゃおしゃべりばかりしている
- 店にやたらとゴキブリや蚊が多い
- ネコや犬が平気で店内をうろついている
- 自分より後に来たお客さんに料理が行き渡る、しかし「遅くなりました」の謝罪無く平気に遅れて料理を持ってくる
大体こんな対応の日本食レストランは、もうダメです。
最後に書いた「オーダーの順番を守らない」場合など、オーダーしたメニューの内容で前後するという特別な理由が感じられなければ、そのまま黙って店を出ます。
外まで追いかけてきて謝る店員もいますが、絶対戻りません。
そして二度と行きません。
これ以上我慢するつもりもありませんし、相手の店も意味不明な日本人に手をこまねく必要も今後ありませんしね。
自然、行きつけの日本食レストランは、常時きちっと日本人が目を光らせてくれている店か、意識の高いローカルレストランに限定されてきます。
それで良いと思っています。
先の写真にある「関東炊き」は、私がよく贔屓にさせていただいております、鉄板焼き居酒屋「じぇじぇもん」さんの特別メニューです。
このじぇじぇもんには常に「山中さん」という日本人店長がいます。
長年ベトナムハノイでレストランをされています。
いろんな苦労の先にある今のサービスです。
何度か行くと、私が好きな関東炊きを作って出してくれたりします。
心地よい時間を過ごさせていただいております。
- 【店名】鉄板焼き居酒屋「じぇじぇもん」
- 【住所】23 Tran Duy Hung Str, Cau Giay Dist, Hanoi
- 【連絡先】
・店電話:04-6282-8666
・店長(山中さん)直通:094-815-1331 - 【営業時間】※もちろん土日も開業
・11:00~14:00
・17:00~22:30
残念ながら、長くお世話になった「じぇじぇもん」は閉店となっています。
ハノイのKim Maに住む私からすると、まさに隠れ家的な良いお店でした。
本当に残念です。
じぇじぇもんの美味しい味を証明していた「出前弁当」もCloseです。
重ね重ね残念です。
またどこかで復活した時は、いち早くこの紙面でご紹介致します。
また、後日この「じぇじぇもん」さんの特集を書きたいと思います。
なぜ居心地が良いのか(笑)ですね。
他の日本食レストランも日々切磋琢磨されています。
私が実名入りで良い悪いと、私の主観だけで偉そうに書き示すのはあまりに傲慢だと思いますので、あえて控えさせていただきます。
良いと思うお店だけ、ご紹介していこうと思います。
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