ベトナムの家庭の味「XOI（ソイ）」を食べました！

先日の日曜日。
Hoan Kiem（ホアンキエム）区にあるサービスアパートで、朝一にお客様のチェックアウトがありました。
ローカルスタッフのHong（ホン）さんと一緒に立ち会いをし、無事引っ越し終了。
次の仕事まで時間が空いてしまいました。

「Hongちゃん、腹減ったな」

そういえば時間が無く、朝ご飯を食べていなかったので・・・腹ごしらえをしたくなりました。

「あなたoi、朝ご飯食べてないの！」

嫁さんのようなHongちゃんの突っ込みを受けながら、アパートの周りをぶらぶら歩いていると、すぐ近くにベトナム恒例の「道端のご飯屋さん」を見つけました。

「XOI NONG」と書かれた看板ですが、もちろん意味がわかりません。

「XOI（ソイ）よ、あなた知らないの？」

どうもまた知らないベトナムの家庭料理に出くわしたようです。
冒頭の写真が「XOI（ソイ）」で、「XOI NONG」は「熱いXOI（ソイ）」と言う意味。

Hongちゃんのお兄さんが大好物らしく、ベトナムの家庭料理の一つのようです。
ちょっと高いレストランで食べるベトナム料理よりも、こういう「道端のご飯屋さん」で出されるベトナム料理の方が、「庶民の定番料理」と言う感じがして分かり易いですね。

大概はお母さんと子供さんでお店を切り盛りしているご飯屋さん。
私達の「XOI（ソイ）」をお母さんが盛りつけて、娘さんが給仕をしてくれました。

一口食べて、

「うわっ、うま！！」

ああ、また来たと言う感じ。
日頃日本食レストランで、鉄火丼とか生姜焼き、お好み焼き・・・
いつも同じようなメニューを食べている私にとって、久々にベトナムに居ることを思い出させてくれる、ベトナムの家庭の味に触れた気分。

「フォー（PHO）」に始まり、「Bun Cha（ブンチャー）」、「Chao（チャオ）」と、安くて美味しいベトナムの家庭料理に出会う度に、ベトナムを好きになれます。

「あなたoi、1年間で３つだけ？」

もっと私達のベトナム料理に突っ込んで来てね・・・
そんなHongちゃんの物言わぬ声を感じながらも、しかしあっという間に完食してしまいました（笑）。

いろんな種類の「XOI（ソイ）」があるのかもしれません。
が、このお店で食べた「XOI（ソイ）」は・・・まずご飯が日本の餅米のようなもちもち感があるんです。
というか、これはおそらく餅米だろうと思うんですね。
いつものベトナムライスではない食感。
その上に、長い時間を掛けて煮込んだ豚肉と卵（トッピングは自由に選べます）を置き、その煮込みだし汁を掛けて出来上がりです。