テト期間中水が出ない!?ではSAKURA HOTEL(サクラホテル)の大浴場へ

綺麗に清められた脱衣場「日本と変わらないですね」

綺麗に清められた脱衣場「日本と変わらないですね」



ハノイリビングの田口です。

テト休みの期間に入り、ゆったりと時間が流れています。

「一年中こんな調子だったら良いのに・・・」

と平和ぼけが始まった矢先・・・
頭から冷や水をぶっかけられるようなトラブルに巻き込まれました。

夜の9時過ぎ、部屋のインターフォンが鳴ります。
私の部屋のインターフォンが鳴る時は、決まって次の2通りしかありません。

  • 予め決められた作業をしにワーカーが入ってくる場合
  • 私が強烈な二日酔いで動けないでいるとき、マダムHuyenさんが薬を持ってきてくれる場合(この役目は決まって年配のHuyenさんと決まっているようです)

とっさに身構えてしまいます。
上の2パターン以外にインターフォンが鳴るということは・・・
120%ろくな事ではないことは直感的に分かるんです。

恐る恐るドアを開けると、そこにはいつものベトナム人営業担当と見覚えの無いご年配の日本人男性が立っていました。
もごもご下手くそな英語でベトナム人担当者がしゃべる上から被せるように、その日本人男性が、

「天井から水がダダ漏れですよ、・・・まったく」

ちょうど私の部屋の真下にお住まいの方のようです。
私共のお客様ではないので、少しほっとしましたが、状況を聞くと一大事です。
何より水のトラブルはここベトナムハノイのアパートでは結構あるんです。
先ずやらなければいけないことは、

「どんな手段を使っても、水を止める」

これしか有りません。
結局ワーカーが私の部屋に入っていろいろ調べていましたが、特に私が水を大量に使ったりはしておらず、原因が分からないまま一旦部屋の外へ出て行きました。
下の階の日本人の気持ちを察すると、迷惑な話で腹が立つのも無理はありません。

去年私も同じような目に会いました。
夜中の3時頃だったでしょうか。

流れの強い川を行く当てもなく流されているような頼りなさ・・・
そして目前に現れた風景は、川が切れ、大きな瀑布となり、轟音と共に滝壺に流れ落ちている・・・

夢うつつの中で、その川の滝壺に叩きつけられる大音量がやけに耳について離れない。
違和感を感じながらしばらく耳を澄ましていると、どうもベッドに寝る自分から直ぐ近くで、その大音量が起きている・・・

夢から現実に引き戻された私は、ベッドから飛び起き、音のするバスルームの扉を開けると・・・
轟音と共に天井裏のお湯タンクから、大量のお湯が流れ落ちています。
お湯タンクは当然熱湯ですので、バスルームが湯気で何も見えません。

バスタブに落ちた熱湯がはじけ飛んで来て、火傷しそうです。

「なんじゃこりゃ」

直ぐに1階で寝ている守衛さんをたたき起こし、部屋に来てもらい、対応してもらいました。
その時の処置が、お湯タンクから全量のお湯が出尽くした後、水を元から栓をする、つまり「断水」状態にすることでした。
水の処置をする為に、水の元栓を締めないといけないのは当たり前ですね。

そうすると・・・
トイレに行っても水が流れません。
手も洗えません。
「停電」は開き直って寝れば良いのですが、「断水」は排泄が出来なくなるので厄介です。

「今回も同じような処置になるんかいな」

長年の勘は当たるもので、暫くしてまたインターフォンが鳴り、ワーカーが入って来てやった処置は・・・やはり水の元栓を閉めることでした。

「やれやれ・・・やられた」

どうすることも出来ません。
私が住む部屋の縦のラインで排水管異常があったようです。
ということは私と同じ部屋に住む全ての階の住民の水が断たれたことになります。

私が住むアパートは100%日本人の単身者で占められています。
しかし、テト休日に入り、私が見かけた同じアパートの住民は、天井ダダ漏れの憂き目に遭ったそのご年配の日本人が初めてです。
テトにハノイで過ごす日本人など、ほとんどいないのはご存じの通りです。
ただでさえ不便な時期に・・・まさに泣きっ面に蜂で、もう笑うしかありません。

テトだから排水管トラブルになるということではないのでしょうが・・・
対応が確実に遅くなるのは間違いありません。

水の元栓を締められた瞬間、お腹が痛くなってきました。
トイレが使えないと分かって直ぐ、これはもう条件反射です。

昼にシャワーを浴びたきり。
シャワーは諦めても、排泄は諦められません。
とっさに思いついたのが、

「会社のトイレを借りよう」

歩いて数秒、私の住むアパートの目の前にオフィスがあります。
ああ、素晴らしきかな食住近接(笑)
オフィスにあるKim Maに居を移したことが、これほど助かったと実感できたことはありません。

さて、翌日目が覚めた私は、銭湯へ行くことに決めました。

テト期間中のトラブルです。
いつ直るか知れたものではありません。
というか、「即日対応」など期待してはいけません。
「今日一日修理はできない」と判断して腹を括ることにしました。

朝の7時30分、さすがにテト期間中に開いている銭湯がハノイにあるのか・・・
時間は10時くらいまで待たないといけないだろうとぶつぶつつぶやきながら、どこに行くか思案をしましたが、当然ここはSAKURA HOTEL(サクラホテル)以外の選択肢は思いつきませんでした。

「ベトナムステイに日本のおもてなし」

このキャッチフレーズで「大浴場つき」が売りの今日本人に一番目立つハノイのビジネスホテルです。
毎度当社の日本の社長が定宿にしているホテルで、読んで字のごとく日系です。

「営業していてくれ」と祈りながら電話をかけると、きちっとした日本人が応対してくれました。

「はい、外部のお客様の大浴場のご使用は140.000VND(約700円)になります。
時間は朝の6:00からOpenしておりますので、今からでも大丈夫ですよ。
バスタオルやハンディタオルはサービスで付いておりますので、手ぶらでお越し下さい。
また、横にある日本食レストランのご利用は115.000VND(約580円)でお好きなメニューをお選びいただけます。
ご希望の場合は1階受付でお申し付けください」

完璧な対応です。

700円・・・そんなの安い安い。
今すぐお風呂に浸かれるなら1.000円でも払いますよ。
異国の街ハノイで困ったときの親切な日本サービスほど、身に染みる有り難さはありません。
私共も参考にさせていただかないといけないところです。

10時まで待たないといけないと思っていたので、今すぐお風呂に入れるというのは有り難い・・・
SAKURA HOTEL(サクラホテル)なら、私の住む535 Kim Maから歩いて数分の距離です。
行きがけにもう一度オフィスのトイレで舌打ちをしながら用を済ませた私は、小雨がそぼ降るKim Ma通りを足早にホテルまで向かいました。

ではKim Maに住む「断水アパート」の住民が、間違い無く利用することになるSAKURA HOTEL(サクラホテル)の位置図と連絡先をご紹介しておきます。


  • 【ホテル名】SAKURA HOTEL(サクラホテル)
  • 【住所】16 Lieu Giai Str, Ba Dinh Dist, Hanoi
  • 【連絡先】04-7106-5678
  • 【Web予約】http://www.sakurahotel.net
  • 【利用のメリット】
    ・大浴場付き(朝の6:00AMからOpen;外部者利用料は140.000VND
    ・日本食堂付き(外部者利用料は115.000VND
    ・日本語の通じるスタッフと日本人が常駐
    ・INAX製のシャワートイレが標準装備
    ・日本語番組(民放、CS、BS放送)の視聴可
    ・インターネット完備(WIFIとLANケーブル両方の利用可)

なお、大浴場利用で気をつけていただきたいのは、

男性専用の浴場

だということです。
おそらく圧倒的に男性客が多いんでしょう。
女性と時間帯を分けて運営しているのかなと思いましたが、そうではありません。
残念ながら女性のお客様は浴場は利用できません。
女性客は、To Ngoc Vanにあるはノ湯がお勧めです。
・・・ちょっと遠いでしょうか。

思ったよりも広く整っていました

思ったよりも広く整っていました



きちっとロッカーも完備されていました。
日本のスーパー銭湯ほどの設備はありませんが、清潔感の溢れる脱衣場です。

バスタオルも体を洗うハンディタオルも完備されています

バスタオルも体を洗うハンディタオルも完備されています



バスタオルもハンディタオルも備え付けです。
体を洗うタオルは、日頃皆さんが利用しているものを持って行った方が良いかもしれません。
ホテルのハンディタオルじゃ、サイズが小さく、背中が洗いにくく、ちょっと頼りないんですよね。
これは私個人の実感ですが。

ゆったり浸かれる大きなバスタブ「日本人男性がメインです」

ゆったり浸かれる大きなバスタブ「日本人男性がメインです」



結構大きな湯船です。
そして温度が良い感じの「熱さ」です。
このあたりのツボは外していません。

ハノイホテルのサウナにあるお風呂に何度か行ったことが有りますが、なんと言うか・・・
こういう言い方は不適切かもしれませんが、サウナで汗をかいた後、かけ湯もせずに飛び込むベトナム人を見ているので、浸かる気にならないんですね。

しかしこのサクラホテルはほぼ100%日本人客で占められていますので、湯船に浸かった瞬間、日本の銭湯と同じ感覚になれます。
とても清潔感を感じました。

漫画もびっしり並んでいます

漫画もびっしり並んでいます



漫画がずらり。
「one piece」や「MAJOR(メジャー)」といった人気コミックが所狭しと並んでいます。

オフクロ亭にも負けないくらいの品揃え・・・かな。
私はあまり興味がありませんが。

                    ・
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ほかほか気分になりアパートに戻ると、守衛さんがベトナム語で私に話しかけてきます。
手を洗う仕草をして、指で「OK」サインなのでどうも直ったみたいです。

「意外と早かったな」

前日の夜9時過ぎから翌日の10時過ぎには復旧させたことになります。
テト期間を考慮に入れると、なかなかの手際の良さです。
守衛さんにお礼を言い、部屋に戻って真っ先にしたことは・・・トイレを流すこと(泣)。
それと、昨日食べたお皿を洗いました。

断水を経験して思う水の有り難さ。
ハノイの水は汚いなどとぼやいていても、使えなければやっぱり不便です。
当たり前の事ですが。

ハノイのアパートは新しいアパートでも、今回のような水のトラブルは結構多いです。
私も今のアパートで断水を経験したのは、1年で2回目です。
緊急時に利用できる近場のトイレの確保だけは、抑えておいた方が良さそうです。

明日はあなたの番かもしれません。

・・・お粗末でした。

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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