「ハノイでハーレーダビッドソンの需要はあるかな」
先日、日本の社長が言っていました。
「どうだろうな・・・そんな贅沢なもの」
いくらベトナムにバイクが多いとはいえ、それは実用のため。
ハーレーのような高価なものを乗り回す余裕は、いかにもなさそうです。
そこまで趣味が多様化しているのかどうかも、正直分かりません。
ふと思って、首をかしげてしまいました。
そんなことがあってから数日後、Keangnam Hanoi Landmark Towerに行く用事がありました。
ついでにその辺りをブラブラしていたら、とある道路沿いのビルに「LAMBORGHINI HANOI」の文字が。
どうもランボルギーニのショールームのようです。
じつは私、車のことはさっぱり分かりません。
「SUV」「4WD」など言われても、ちんぷんかんぷんです。
が、そんな私でも「ランボルギーニ」くらいは聞いたことがあります。
その名前にただよう“高嶺の花”感も、なんとなくかぎつけられます(笑)
ネットで調べてみたら、イタリアの高級車のようです。
黄色や赤などの色、平たい車体、鳥の羽のように大胆に開くドアが非常に派手。
まさに「スーパーカー」という名にふさわしい外観です。
ショールームを見つけた時、こんなものもあるのかと珍しくて中をのぞいてみましたが、中はもぬけの空でした。
車など1台も置いてありません。
体育館のようにだだっ広い空間だけ。
拍子抜けしましたが、中に若い男性がぽつんと1人立っているのを見つけました。
そこで、さっそく入って声をかけてみました。
ここは確かに、ランボルギーニのショールームになるようです。
オープンは8月の予定とのことでした。
「ランボルギーニとは関係のないベトナムの会社が、輸入だけしているのかな?」
と思いきや、ランボルギーニ社の正規の代理店であるとのこと。
ちなみに事務所は、ショールームから程遠いLong Bienにあるそうです。
その会社のスタッフである彼が、何もない所にぽつんといるのは、
「ショールームの準備をしているんです」
ということでした。
ベトナムには、ランボルギーニのような高級車のファンが多いんでしょうか。
聞いてみたら
「そりゃ多いですよ」
とのこと。
このショールームで少し前、ランボルギーニの車を何台か持ってきて、お披露目イベントを行ったそうです。
そこにもたくさんの車ファンが集結したとのことでした。
「ファンであることと、買えることは違うでしょうね」
と、思ったことをそのまま口にしてしまったら、
「まぁね」
と言って笑っていました。
でも考えてみると、日本でも同じですね。
高級車のファンが、必ずしもそれを買えるわけではありません。
当然ですが、買えるだけの財力がある層が需要を支えています。
ここハノイでも、道路を見渡すと、ベンツやレクサスが走っているのを見かけます。
何百万円、何千万円とする買い物を、富裕層の人たちはしています。
彼らは高い関税をものともせず、あえて高級車を買い求めています。
ランボルギーニって、日本でも何千万円とするものですね。
でも、デザインや機能、高級感など、彼らの要求を満たしていれば、価格などは次なる問題なのかもしれません。
要はステータスなのでしょう。
そして趣味の多様化。
ランボルギーニのような、贅沢な車を買い求める余裕が出てきたことを感じさせます。
ということで、ランボルギーニが正規代理店を出すなら、ハーレーダビッドソンもいけるのではないかと、ふと思った次第です。
ちなみにランボルギーニのショールームの横には、ベントレーのショールームもできるようです。
外国産の様々な高級車を選べるようになる日も近そうです。
再度、ランボルギーニの写真をネットで見てみました。
車高が低いです。
雨が降って道路がばちゃばちゃになったら、3分の1くらい泥水に浸かりやしないかと思ってしまいました。
そうでなくとも、舗装の悪い道路、泥の水溜り、舞い上がる埃、擦らんばかりにギリギリを通り過ぎていくバイクなどなど・・・悪条件が多いベトナムの道路。
ここでデリケートな車を走らせるということは、多少の汚れや傷は覚悟しておいた方が良いということなのかもしれません。
ショールーム前の道路は、ハノイ西エリアとあって広く整備されています。
こんな道路で試乗したら楽しいでしょうね。
オープンしたら、もう一度行ってみたい所です。
ペーパードライバーなんで、運転はできませんが(笑)
ランボルギーニショールームの位置を、地図でご確認ください。
より大きな地図で ランボルギーニショールーム を表示
ランボルギーニショールーム
【住所】2 Thong That Thuyet, My Dinh 2, Nam Tu Liem, Hanoi
【営業時間】8:30~17:30
車に興味のある方は、ぜひ行ってみてください。
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