ハノイに来て今日でちょうど4日目です。
少し遅くなりましたが、8日にハノイへ出発したときの経験を、今日は書きたいと思います。
8月8日、関空10時30分発のベトナム行きに搭乗します。今日は私の家族総出で見送りにきてくれました。
一番下の小学6年の息子はソフトボールの練習を早退して、
また一番上の高校3年の娘は吹奏楽部の練習の遅刻を事前に伝えた上で。
搭乗手続きを先に済ませて、みんなでカフェへ。
取り留めの無い会話でしたが、なぜか笑いの耐えないみんなの話を黙って聞きながら・・
日本に残す家族が頼もしく見えてきました。
「うれしいような、さびしいような・・・」
しかし、この家族があってハノイ行きを決断できたわけですから、やはり家内と子供たちには感謝の気持ちでいっぱいです。
同行していただく社長からの電話が入り、皆黙って搭乗口まで。
社長と合流し、いよいよしばしの別れの時です。
「んじゃ、行ってくるわ・・・」
最後に家内にボソッと言いましたが、まっすぐ私に目線を向けた家内の口からは一言も言葉が出てきませんでした。
気を使って少し離れて待たれていた社長のほうに振り返り、私は家内の目線を振り切るように社長と持ち物検査の入り口をくぐります。
手続き中も、何度か振り返りましたが、4人全員がガラス越しに私を見ています。
先ほどの笑顔とは打って変わってこわばった顔をしながら・・・黙って私の背中を眺めていました。
一番辛い瞬間でした・・・
・・・3時間半のフライトを経て、ようやく ハノイのノイバイ国際空港に到着。
日本と違って荷物の受け渡しがはかどりません。
ベトナムにいて、日本と同じサービスを期待すると、確実に失望します(笑)
「アフターフォロー」 「顧客満足」を意識して働いているサービス業にお目にかかるのが、逆に難しい・・・ほんの少しだけハノイで生活をして感じる率直は感想です。
全てが急ぎ足で、「質」は不合格を食らわない程度に、
とにかくスピードを優先。
もちろんサービスの徹底を売り物に頑張っているお店もありますが、そういう店に行き着くまでに、たくさんの「首をかしげたくなるサービス」を経験することになります(笑)
これからは私が皆さんの目となり足となって、できる限りたくさんの店に通いながら・・
「思わず行き届いたサービスと味にうなずいてしまいそうになる」そんなお店なども今後はご紹介していきますのでどうぞご期待ください。
こちらに来てしばらく住んでみると、日々直面するサービスの質の低さ・・・
逆に質の高すぎる日本で住み慣れている私たちが贅沢なのかもしれません。
約1時間ほど待ってタクシー乗り場へ。
ここでは「顧客争奪戦」が 繰り広げられていました。
一人若いお兄さんが走って近づいてきたかと思うと、通常の10倍くらいの金額を平気で提示してきます。
日本人だと見ると、ふっかけてきます。
「あほ!あっち行け!」
思わず社長が怒鳴り追い返した後、空港出口付近でトランシーバーを持ったタクシー手配業の男女に聞くと、「20ドルです!」
社長が数ヶ月前に来たときは、15ドルだったとか。
少しの間で5ドルの値上げです。
今強烈なインフレの嵐が吹きまくるベトナム 。裕福なベトナム人がマンションを買ってしばらく持っているケースが急増しています。
高速道路をかっとばすタクシー。
しかし反対車線を使わずに、逆行で空港へ向かうバイクの数が、ハノイ市街に近づく度に増えてきます。
・・・平気で逆行です(笑)。
タクシーの側を逆行で走り抜けていくバイク、しかも大半は2人3人乗りです。
信じられない光景です。
交通事故による「頭部座礁」が死亡理由TOPのベトナム。
しかし国の財政が乏しいため、信号システムを配備できないのが現状です。
交通インフラが整わないうちに・・・車とバイクの数だけが急増しています。
この4日間だけで、バイクが横転する事故を2件・・・タクシーから目撃しました。
ベトナムへ赴任される方々、本当に月並みなご忠告で申し訳ありませんが、くれぐれも車事故にはご注意ください(笑)
そして、ようやく「ハノイリビング」オフィスに到着しました。
いよいよハノイでの営業が始まります。
「納期の無い仕事は仕事じゃない」
「予算を考えない仕事は仕事じゃない」
「達成して感動の涙が生まれない仕事は仕事じゃない」
これは以前私が勤めていました、ある営業会社の社長からよく言われた言葉です。
ハノイには不動産会社なんて山ほどあります。
最近は特に増えてきています。
まだ未開の市場であるベトナム。でも「先んずれば制す」といった簡単な状況でもありません。
限られた予算のなかで、短期間で一気に「会社のカラー・方向性」を示していかなければいけません。
そして予算を達成させながら、「ハノイリビング」を浸透させていかなければなりません。
まずは、印象良くハノイで働く日本企業の皆様に覚えていただくことから始めたいと思います。
ハノイからハノイで奮闘される日本の皆様にとって価値のあるサービス会社を目指して行きます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
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