オーナーのセンスが・・・光らない場合

ベトナム人のお金持ち。
最近特に裕福層が増えてきて、不動産投資をする個人オーナーさんが増えてきています。
そういう富裕者層に訴える良い感じのコンドミニアムも分譲が進んでおります。
竣工年月日順にご紹介すると、

こんなところです。
こういうお金持ち個人オーナーが賃貸業を考えるとき・・・
ちょっと困るのが、

「趣味の合わないオーナーのセンス・・・」

です。
もちろん、オーナーも貸家業に乗り出すのですから、気合いが入っていますね。
キンキンキラキラに飾り立てるオーナーが出て来ます。

ダイニングテーブルの横の壁面一杯に、ニューヨークの摩天楼の絵をはめ込んだり・・・
リビングの照明を、頭のてっぺんに届きそうな長いシャンデリアにしてみたり・・・
頼みもしていないのに、子供部屋にして壁一杯に花や蝶々のシールをペタペタ貼ってしまったり・・・

気合いが空回りしているパターンです。

シンプルでいいんです。
長く住まうのにシンプルが一番。
しかし、その「シンプルに」の回答が・・・冒頭の写真になりました（泣）。

全く家具の入っていない部屋を契約していただいたんですね。
簡単なリクエストしか出さなかったのは、お客様も忙しかったので、いちいち写真を取りそろえるなどの時間が無かったことと・・・
当社が間に入ってサポートをしますので、「賃貸くんがいてくれるから」とお任せいただいたこともあった訳です。

・・・これはどう説明すればいいでしょうか・・・

もちろん、オーナーも必死に考えてくれたのでしょう。
しかし「シンプルな柄にしてね」と当社のスタッフ経由で伝わった結果ですので、オーナーだけを責めたりはできないのも、ちょっとあります・・・
なんとも言えないセンスです。

あともう一つ。
これも「シンプルな感じで良いです」とお願いした結果のソファーマットです。

コメントのしようがありません・・・
オーナー、これも悩んだのだと思います。
おそらく絞り出して・・・この結果なんだと思うんですね。

センスが良いオーナーなのかどうかなど・・・買いそろえてくれたモノを見るまでは分かりません。
イチかバチか、オーナーのセンスに賭けてみるしかありません。
ちょっと言い訳がましくて申し訳ありませんが。

あと、娘さんの部屋のベッドがこんな感じになりました。

ベトナムではおしゃれなのでしょうか。
息子さんのお部屋のベッドと同じ柄になっているので、これはオーナーが手を抜いた感があります・・・

電化製品は分かり易いですね。

横幅の広い（容量たっぷりの）両開き冷蔵庫か、小さなヤツか。
食器洗浄機を付けてくれているか、どうか。
乾燥機能付きの洗濯機か、ただの洗濯機だけか・・・

簡単です。
お金で解決できますので、オーナーもやりやすい訳です。

しかし家具となると・・・

これからは、「シンプル」などと伝えて買って貰うのは止めておこうと思います。
「こんな感じで」と分かり易い写真を付けて、色ははっきりと「白」とか「茶色」とか・・・

オーナーのセンスに「頼らない」説明を心がけたいと思います。

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