ハノイの新年は1月23日です、今年は。
今年はというのは、旧暦ですので毎年若干正月が前後するんですね。
旧正月が国の休日となっているのは、中国・台湾・韓国・北朝鮮・ベトナム・シンガポール・マレーシア・インドネシア・ブルネイそしてモンゴルだそうです。
既に新年を日本で家族と迎えてハノイに戻った私としては、別段特別な思いはありませんでしたが、せっかくベトナムの新年を始めてハノイで迎えることができるので、その瞬間をカメラに納めることにしました。
毎年盛大な花火が打ち上げられると聞きました。
場所はいろいろな箇所で上がるそうですが、やはり一番はなんと言っても「ホアンキエム湖」だと情報を入手しておりましたので、行ってきました。
新年3時間前からの映像です。どうぞ、ご覧ください。
あいにく小雨が降っており、おまけにグンと冷え込んでいましたのでかなり萎えていましたが・・・
行って良かったと痛感しました。
どれくらいの花火が上がったのか、想像がつきませんが、
トータル30分くらい上がり続けていたので、相当準備時間とお金が掛かっているなあ~と感じました。
見に来ている人たちは、動画を見ていただいたらわかるとおり、若いカップルや友達連れ、そして外国人の観光客。
寒かったこともあってか、ご年配の方はほとんどみかけませんでした。
若い世代が半数を占めるベトナム。
近い将来、確実にベトナムの原動力となるその若者達が毎年集結する、新年の花火大会。
ベトナム政府が時間とお金をかけて毎年行うこの盛大な花火大会の主旨が、何となくわかるような気がしてきました。
日本とベトナムで2回、私は新年を迎えたことになります。
いつもと違う年に今年はなりそうです。
逆にいつも通りの年で終わらせてはいけないと、決意を新たに致しました。
今この稿を書いているのは、1月の23日の午前9時。
眼下に見えるNguyen Chi Thanh通りは見てのとおりガラガラです(笑)。
「テトのハノイは静かになりますよ~」
現地ローカルスタッフが、私に笑いながら説明してくれたとおりです。
クラクションの音が・・・しません(笑)。
皆さん実家に戻ってしまいますので、元旦にハノイに残っている家族は両親ともハノイで生きてきた人たちだけだということですね。
3分の1くらいになってしまうんだそうです。
昨晩深夜遅く、ホアンキエム湖からの帰り道。
いつも朝食をいただくベトナム料理屋さんの前を通って帰ろうとしたら・・・明々と電気がついて入り口が開いていました。
「どうしたんだろう?」
中をのぞくと、いつものおばあちゃんと目が合いました。
笑って手招きをして「入れ」と言われ、一緒に席に座っておつまみとビールを振る舞ってくださいました。
深夜1時頃でしょうか。
これから近くのどこかにお参りに行く前だったようです。
そして座るやいなや「金龍賀歳」と書かれた赤い封筒をさっと渡されました。
とっさに「あっお金だな」と気がつきましたが、どう反応したら良いのかわからないんですね、初めてもらったので。
「これをいっぱい外でもらう人は、いい人だという証拠なんだよ」
おばあちゃんが私に伝えようとしたことが、なんかジェスチャーでわかったような気がしました。
有り難く押し頂いて帰途につきました。
結構刺激的で暖かい思いをさせてもらったハノイでの新年。
ベトナムの人の為に、何か役に立つことをして、受けた親切に答えていきたいと思います。
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