Vol.13 「高い家賃だから快適な住まい」とは限らないお話

ベトナム発ビジネス情報「Access」に毎月投稿しています

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ベトナム発ビジネス情報雑誌「Access」への投稿記事をアーカイブさせていただきます。
順にバックナンバーをこちらのサイトでアップしていきます。
何を考え、どんな内容で書かせていただいているかは、こちらの稿で説明させていただいております。
ご参考ください。

なお、他のバックナンバーをご覧になりたい場合は、次のリンク先をご確認ください。

Access投稿記事バックナンバー一覧

今日はとても「食えない話」です。
ならば、せめて写真だけでも「美味しく食える」和食料理をご紹介しながら、話を進めて行きたいと思います。

私が良くお世話になっております、絶品料理目白押しの、35 Linh Lang 「Paku Paku(パクパク)」で出される料理写真です。
私が本当に美味い!と思うメニューを厳選してお披露目致します。

なお、本文には全く関係ございませんので、悪しからず。

伝家の宝刀「海鮮納豆丼」、ここのが一番美味い

伝家の宝刀「海鮮納豆丼」、ここのが一番美味い



▼▼▼
ハノイリビングの田口です。

家賃が1,000ドル前後のサービスアパート、私もその口ですが、まあ何かといろんな問題が発生します。

  • 網戸が外れて直らない
  • 冬になると、なかなかシャワーがお湯になってくれない
  • エアコンの温度調節が全く効かず、「ON 寒い」か「OFF 暑い」の2者択一状態になる
  • 出張から帰ってきた時の床がめちゃくちゃ汚い(暫く不在中は掃除していないのがモロバレ)
  • シャワーの水圧が、急に低くなる(有る日突然高くなるが、また元に戻る、この繰り返し)
  • シャワーのお湯の出る先を「蛇口」と「シャワーノズル」に切り替える調整弁が馬鹿になっていて切り替わらない
  • ワインを飲む為の唯一のガラスコップをキーパーさんに割られ、その翌日「ごめんね」とベトナム語で拝まれてそのまま・・・
  • インターネットが何をしてもつながらない

これ、全て私のアパートでここ1ヶ月で起きた出来事です。

何故だかうちのスタッフにクレームをあげる気にもならず・・・
網戸は風が吹けば、下手すりゃ1階に落っこちると危ないと思い、さすがに守衛さんにお願いして直してもらいました。
その他は挟んだり引っ張ったりして誤魔化せるものは誤魔化しますが、それ以外は、

「どうでもいいや」

と放置しています。

インターネットが不調なときは、黙って会社に戻り、続きをするだけです。
どうしても頑張らないといけない時は、LOTTE CENTER HANOIの38階に上がり、スイカジュースを飲みながら夜景を愛でながら仕事をします。
めちゃくちゃはかどる。
しかし、トイレに行きたい時が困るんです。

我が相棒「Mac Book Pro」を机に置いたまま、外のトイレに行くのがとても不安です。
ここはベトナム、何が起きるか分かりません。
面倒くさい話です。

ネットがつながらない時は、何をやってもだめ。
その為に、私は会社から歩いて行ける距離のアパートに住んでいるんです。
これが頻発するネット不良の私の「対策」です。

やっぱりここは刺し身が、何食っても美味い!

やっぱりここは刺し身が、何食っても美味い!



お客様の対応にパワーを割いている私は、もう自分のクレームなどに全力で取り組む気力など無く、なすがまま状態です。

「羊のような日本人だの・・・」

守衛やキーパーさんの囁きが聞こえてきそうです。
それでも怒る気にならない私は、「対応疲れ」なのか、単に「ものぐさ」なだけなのか、自分でもよく分かりません。
が、恐らく「ものぐさ」なんだと思います。

水圧など、もうどうしようもありません。
ワーカーや守衛に食ってかかっても、直らないものは直らない。

「あー、やっぱり無理か」

とあきらめるのも手です・・・

しかしです。

家賃が3,000ドルやら4,000ドルなどとなると、状況は一変します。
そんな諦めが付くような額ではありません。

「払う金額に見合った快適さ」

これは無意識に求めるものです。
当たり前、もう本能の世界です。

そのようなアパートを契約する方は、往々にして大手企業のマネージャークラス以上。
当然サービスに対して厳しい目を持った方々が集まるものです。
今日は私が今まで経験してきた「信じられない」高級サービスアパートのお粗末対応をご紹介します。

ああ、食えない話・・・
美味しい和食写真で、何とか中和させたいと思います。

手打ちそばに納豆単品、そしておかかおにぎり、最強のコンビネーションです

手打ちそばに納豆単品、そしておかかおにぎり、最強のコンビネーションです



では、順にご紹介致します。

1.大きな事件が起きた後の対応



実際に私が知る、絶対有ってはならない事故。

  • 浴室のシャワーブースを囲うガラスの1面が突然外れ、床に倒れて粉々に割れ、その破片で怪我をした。
  • 同じくシャワーブースの足元の木枠が急に外れ、滑って足を深く切る大怪我をした。
  • ベランダのガラス壁が急に外れ落下し、駐車中の車に突き刺さった。

オカルト映画「オーメン」に出て来そうな突発的事故。
起きてしまったことは仕方がないですが、その後の対応が大切ですね。
その対応のやり方で、アパートのサービスに対する考え方がわかります。

通常「再現防止」の為に、他の部屋を1件1件チェックし、同様な問題が起きる可能性があれば手を打つ。
当たり前のことですね。

私がご紹介した3件の内の1件は、私のお客様なのですが、改善要求をアパートに出しました。
その際アパートの社長から言われた言葉が、

「我々は竣工チェック時に全く問題ないレベルだと評価してもらっている。そのような事がおきるのはあなた方の使い方の問題です」

実際怪我をした方へ、面と向かってこの回答です。
一瞬耳を疑いました。
もちろん再現防止の為に、他の部屋の状態確認など一切せず、お金も掛けない。
怪我をしたお客様に対し「申し訳ありません」の謝罪も無し。

当事者のお客様は、アパートのそういう対応に愛想を尽かし、アパートを途中解約されました。

「私単身なら引越が面倒なので、他のアパートに移ることもありませんでしたが、家族を連れて来ているので、さすがに怖くて」

もっともなご意見です。

カツオのたたき、ああ感動・・・

カツオのたたき、ああ感動・・・


2.室内の設備不備がなかなか改善されない



「すみません、玄関扉が固くて重くて不便です。直らないものでしょうか」
「エレベーターで目的階へ行く為にかざすカードキーが反応したりしなかったり。いい加減に直してください」

こういうアパート内の設備不良、ありますね。
アパート側に対応を促しても、なかなか直らない。
玄関扉の重さなどは、個人差がありますから、奥様がおられる時にワーカーが行き、「ちょうど良い加減」に調整すれば良いだけのこと。
この対応にエライ時間がかかる。

エレベーターも反応したりしなかったりと、現象が出るのが「不定期」なので、ワーカーが対応に行ったときは調子が良く「何も問題無し」と処理されてしまう。
しかし不便な思いをするのはお客様です。
お客様からおかしいと言われれば、徹底的に調べて対応しろと言いたいのですが、おざなりな適当ワーカーが適当なチェックで終わらせる。

おざなりにしてはいけないはず、エレベーターですから。
何度も怒鳴り込むと、

「エレベーターのワーカーは忙しく、次回の定期点検まで待ってくれ」

アホか。
そこを点検させるのが、あなた方アパート側の責任でしょうが。

家賃と問題対応のレベルが噛み合っていない最たるパターンです。

魚の煮付け、味が染みこんでいて美味しい・・・

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3.朝食の野菜補充が・・・遅い



朝は時間との戦いです。
そして一番摂取したいのは、野菜です。
ビュッフェ形式の朝食にあって、一番回転するのは野菜です。
その補充のタイミングが遅いというクレーム。

毎日の事なので、イライラが募ると我慢できず連絡をして来られます。
何度もアパート側に改善要求するも「わかりました」の返事だけ。言った直後は良くなるのですが、暫くすると元に戻る。
これを延々繰り返す。
もうまさにこれは、人の気配りただ一つ。
これだけで解決です。
気の配れる担当が一人ついて、目を光らせておけば、替え時を逸しないはず。

「何でこんな簡単なことが徹底できないのか」

ここまでくると、もう人災です。

和食レストランのレベルを図るのは常に「鉄火丼」。ここは私が思うに最高です!

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4.エアコンが・・・効かない



これは、最上階の部屋や角部屋にお住まいの方からたまにいただくクレームです。

6月に入り酷暑がやってくると、今までドライで涼しさをキープ出来ていたのが、直射日光の熱で室温が下がらなくなる。
お客様はCoolにすると赤ちゃんの体にふれるので、なるべく効かせすぎないように、また電気代を節約する為にドライモードを利用してきました。

しかしドライモードでは冷えない。
仕方なくモードをCoolにして冷やそうとするが、それを上回る外気と直射日光の強烈な厳しさで、室内が冷えなくなってくる。
最上階・・・確かに暑い。
天井からも熱が伝わってくる。

19度にしても暑い日が続く。
おかしい、室内温度がぐんぐん上昇する。

赤ちゃんが暑さにぐずり、眠れなくなり、お客様のイライラが最高潮に達したとき、信じられない光景を目の当たりにする。

部屋のエアコンチェックに来たアパート社長が、持ってきたのは「脚立と温度計」。
おもむろに脚立をリビングエアコンの吹き出し口に持ってきたかと思うと、温度計を握りしめ脚立に登り、天井ビルトインエアコンの吹き出し口にかぶり付くように温度計をかざす。
そして、

「ほら、19度になっている。エアコンに問題はない」

真剣な顔をして、勝ち誇ったように部屋を出て行くアパート社長。
全体の室内温度が下がらないのが問題で、要は能力不足なんです。
対策は、壁掛け型のエアコンをもう一台設置するしか術は無い・・・

「冷房が効かないのは最上階なんだから仕方がないでしょ」

そんな幕切れが許される訳がない。
そう思うなら、じゃあ他と比べて家賃を下げているのかというと、とんでもない。
見晴らしが良い分高いんです・・・

暑くなることすら、想像がつかなかったのでしょうか。
たとえそうだとしても、後から手は打てますね。

この適当社長、私が思うに「サービス業」をやっていません。
家賃に全く見合わない、単なる貸家の親父です。

小野師匠を筆頭にパクパクガールズ「食っちゃいけませんよ」

小野師匠を筆頭にパクパクガールズ「食っちゃいけませんよ」



この4つのクレーム、全て3,500ドル以上の家賃を取るサービスアパートでおきた本当の事件です。
日本では絶対あり得ないレベルです。

アパートの善し悪しを決める最大のポイントは、

代表者の考え方

これ一つです。
社長の一声で、180度変わります。

3,500ドルや4,000ドルの家賃を取るサービスアパートが、このような「グダグダ対応」の為、受けるクレームが何より一番辛く苦しいのは言うまでもありません。

「どこのアパートが問題で、どこはしっかりしているのか」

私共は全て把握しています。
御相談ください。

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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