Vol.5 外国人がベトナムで楽しむためには♪

ベトナムで渋く発刊されているビジネス情報月刊誌「Access」

ベトナムで渋く発刊されているビジネス情報月刊誌「Access」



ベトナム発ビジネス情報雑誌「Access」への投稿記事をアーカイブさせていただきます。
順にバックナンバーをこちらのサイトでアップしていきます。
何を考え、どんな内容で書かせていただいているかは、こちらの稿で説明させていただいております。
ご参考ください。

なお、他のバックナンバーをご覧になりたい場合は、次のリンク先をご確認ください。

Access投稿記事バックナンバー一覧

▼▼▼
ハノイリビングの田口です。

私はベトナムハノイに5年在住しています。
10年以上ベト飯を食べ続けている強者の先輩方からすれば、まだまだひよっ子の部類です。

そんな初心者マークの私がベト飯を口にする度に思うのは、

パクチー(香草)の鼻につく匂いが香ばしく、モリモリベト飯が食えること

これがまず必要だということです。
当たり前のことですね。
どんな場合でも、

その国の食事が合うか合わないか

赴任生活が「バラ色」になるか「悪夢」になるかは、まず生きていく上で欠かせられない「食事」の問題がクリアされていることが大前提です。

インドやバングラディッシュへ赴任された方が一様に言われることは、

「毎日カレー味・・・もう我慢できない」

です。
私は絶対無理だと思います。
これに比べてベトナム料理に「これでもか」と紛れ込んでくる「パクチー」が食べられないと・・・。
そんな方はよくお見かけしますが、しかしベトナムの食生活が合わず帰任された方など聞いたことがありません。

ハノイは「食文化」が華やかです。
中国とフランスという2大食通国の統治を長年受けてきたせいか、食べ物の種類は日本以上。
米麵とお出汁で食べる「Bun」の上に、雑草のようなものをドバッと乗せて出てくる料理があります。

「これって食用か?道端の草をそのまま抜いてきているだけと違うの?」

そんな大胆なメニューも普通に飛び出す意外性がベトナム料理の特徴です。

日本食レストランにばかり行かれる方もいますが、それは、

「食い倒れの街大阪で、日々食べ慣れたファーストフードばかり食べる」

のと同じくらい勿体ないことではないか、そう感じます。
せっかくベトナムのハノイに来る事ができたのですから、まずハノイの多種多様な食文化を受け入れて、とことんハノイ人の舌に迫ってやろうという好奇心は是非持って頂きたい。

ただ、好奇心を持ちすぎて、豚の血を固めたモノとか、雑な処理をして出てくる犬肉などに、肝試し的に挑戦するのにはご注意ください。
ベトナム人スタッフが申すに、「ヘビの血なら大丈夫」なのだそうです。
まだ食したことはございませんが。

ベトナムのハノイに小さなお子様帯同で来られたお客様が、必ず口にされるのは、

「子供を遊ばせるアトラクションが・・・無い」

です。
そうです、この国に「ディズニーランド」や「ユニバーサルスタジオジャパン」のようなレジャー施設が、当然ありません。

小学生低学年の子供を「民族博物館」や「戦争博物館」に連れて行っても時間が持たない・・・
海に行こうとしても、車と船を乗り継いで4時間くらい走らないとたどり着かない(ハノイは海に面していない盆地です)・・・
旧市街地の街並みを散策しても、暑がって嫌がるのがオチでしょう。
かといってエアコンの効いた「LOTTE CENTER HANOI」で涼んでいても、高いものを買わなきゃいけないハメになるし・・・
間違って「ホアロー刑務所」に連れて行こうもんなら夜泣きが始まるかも知れません。

以前日本の家族連れがハノイの巨大コンドミニアム「Vincom Mega Mall Royal City」の地下にある「Waterスライダー付き巨大プール」へ子供を連れて行ったそうですが、余りの水の汚さに思わず引き上げ、Daewoo Hotelのプールへ移動したそうです。

衛生面が日本レベルではないベトナム故、余計子供が楽しめるスポットが限定されるのが今の現状です。

ハノイにはタイ湖という大きな湖があります。
ここでよく「ドラゴンボート」競争に大人が興じておられます。
結構なチーム数もあるようで、私のお客様などはホーチミンまで遠征にいくとか。

そんな噂を聞きつけた私の友人家族が、

「タイ湖にボートで漕ぎ出せば子供も喜ぶか」

そう考え、愛犬と愛娘を連れてタイ湖に向い、ドラゴンボートを楽しんでいた時のこと。
魚が意外とたくさん泳いでいて、その一匹がボートの中に飛び込んで来た。

その瞬間、娘さんは大泣き、犬は吠え騒ぐ・・・

泣き騒ぐ理由は飛び込んできた魚ではなく、その魚の臭い。
鼻がもげるかと思うくらい臭かったそうです。

「このタイ湖も浄化しないと大変なことになる」

娘さんと愛犬から総スカンを食らったその友人と、先日一緒にご飯を食べていたとき、突然彼が切り出してきました。

「ベトナムハノイの名物を作って売れば儲かるかも」

自信たっぷりに言い放つ友人に、具体的な構想を尋ねると、

「Pho Da」

??何、「Pho Ga(鶏肉のフォー)のことか」と聞くと、

「違う、Pho Da(冷やしフォー)だよ、もうレシピも作っているんだ」
「・・・・・・」

しかし暇人かこいつは・・・

暑い国ベトナムで冷やし中華ならぬ「冷やしフォー」が当たると確信している友人の真剣な表情をみていると、子供はともかく大人が野望を持つにまだまだ可能性のある楽しい国かと感じてしまう今日この頃です。

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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