「ベトナムで働く」を応援する。
ホームページのTOPに掲げられた、HR-Linkのキーワードです。
単に人材のマッチングだけで終わる会社ではありません。
赴任後の家財道具の買い出し手伝いから、労働許可証の迅速な発行手続き、また業務開始後の心のケアまで、熱くサポートしてくれます。
クライアントの想いに確実に答えてくれるコンサルティング会社です。
http://hr-linkvn.com
ハノイリビングの田口です。
今日は当社もお世話になった人材紹介会社「HR-Link.Vietnam(エイチアールリンクベトナム)」を皆様にご紹介します。
一つお断りしておきます。
当社のこのブログサイトで今まで数々の企業、もしくは個人の商品やサービスをご紹介してきました。
ここで取り上げる基準は、
私が見聞きして良いと感じたもの
ただこれだけです。
- ベトナムで生活をする上で必ず有益なもの
- 良いモノはどこの国であろうが良い
この判断のみで皆様にご紹介しています。
お金をいただいて記事を書く事は、逆に良いとは思わないモノでも書かなければならなくなりますので、お断りしております。
今日は、私自身が心の底から「良い」と感じた人材紹介会社「HR-Link.Vietnam」さんを取り上げたいと思います。
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とにかく代表の竹之内さんが「熱い」んです。
この熱さは、実際彼の仕事ぶりを身近で体験した者にしか分かりません。
かくなる私も、その一人です。
当社の日本人現地採用者、加藤朱美(あけちゃん)さんと加藤理絵(りえちゃん)は、HR-Linkの竹之内さんが連れてきてくれた人材です。
私が日本人現地採用をノドから手が出るほど欲しかったとき、間髪入れずに動いてくれたのが、竹之内さんでした。
ベトナムで会社を興し、収益拡大を目指す為に、一番必要な武器は「人材」です。
特に私共サービス業は「社員の気働き」がそのまま「商品」となり、また会社の「サービス力」をそのまま映し出す鏡にもなります。
人が一人変わるだけで、劇的に売上が増加する。
営業会社の醍醐味です。
竹之内さんの仕事は、その人材の橋渡しをする「人材コンサルティング業」です。
昨年の年末から、ハノイリビングにとって日本人スタッフが急務でした。
お客様からのお問合せに100%対応するのに、もう一人日本人がどうしても必要でした。
おまけにずっと頑張ってくれていた「いぶし銀佐々木さん」が、彼女の夢の実現のために3月いっぱいで退職することになり・・・
このままでは日本人が私だけという、会社にとっても私にとっても最悪の状態がうっすらと見えていました。
「早く手を打たないとけない」
日本本社の若手をベトナムに連れてくるのもコストがかかります。
できれば「現地採用枠」でとりたい。
夜分遅くまで会社に居残りながら、真剣に考えました。
年が明けた2015年、正式に人材派遣会社を使って募集することに決め、早速依頼することにしました。
私の業務量も、既に限界に来ていたんです。
まさに急務でした。
以前深田君や佐々木さんを紹介してくれた派遣会社へ、真っ先に依頼をしました。
本当に新しい人材を欲していた時、その派遣会社は素晴らしいタイミングで人を紹介してくれました。
その時の電光石火な人材紹介は、まさに職人芸を思わせる玄人ぶりでした。
ところが・・・
いつも対応してくれていた方が人事異動で担当をはずれ、新しく担当者が変わっていました。
その新任の方に当社の会議室で延々・・・私の欲しい人材について、またその待遇条件まで、想いをぶつけました。
必死にお話したと思います。
そしてじっと待ちました。
・・・なんの連絡も入りません。
1週間、2週間、無しのつぶてです。
のどから手が出そうになる程、人が欲しい。
必死の思いでその担当者に伝えました。そして伝わったと思っていました。
ところが私への途中経過連絡も、全くありません。
ほったらかしです。
信じられない思いでした。
もう進捗を確認する気にもなりません。
そこで・・・
以前より交友のあった「HR-Link.Vietnam」の竹之内さんへ連絡しました。
1年ほど前、営業を兼ねて一度当社に足を運んでくれた竹之内さん。
その時の爽やかな印象が頭に残っていました。
ベトナムハノイの重鎮、MORE productionの勝さんも一押しの竹之内さんです。
「生き字引」のような勝さんには、今まで数々の貴重なハノイ情報を提供していただいております。
これだけでも「間違いの無い」ことがわかります。
日本へ帰国する直前でしたので、お会いして話をする時間も無く、電話で長い時間、私の希望をお伝えしました。
電話口で黙って聞いていた竹之内さんは、最後に力強く、
「わかりました」
言葉少なに答えてくれました。
藁にもすがりたい程の心境でした。
人の気持ちを理解しようという感覚を持ち合わせている方であれば、私の必死の依頼を体で感じて頂けるはずだと思っています。
それがこともなげに無視されると・・・深い憤りに変わります。
最低こんな私でも、それくらいはわかります。
「竹之内さんなら何とかしてくれる」
初めて仕事を依頼するので、何の根拠もないのですが、なぜだか彼なら引っ張ってきてくれる、そんな気がしたんです。
祈るような気持で竹之内さんからの連絡を待ちました。
ベトナムハノイで現地採用枠で日本人を探している会社は山ほどあります。
しかし、どこの会社も良い人材に巡り会えず、ずっと探し続けているケースを、私が知っている日系企業の担当者から良く耳にしていました。
「誰か良い日本人いない?」
これが挨拶替わりの会話になるくらい、ハノイで現地採用の良い日本人スタッフを見つけるのは難しいんです。
厳しい依頼であることは百も承知でお願いしている訳です。
それから2日も経たないうちに、竹之内さんからメールが飛び込んできました。
「一人候補が見つかりました。履歴書と私の推薦状をすぐに送ります」
思わず会社で拳を握りしめました。
すぐに竹之内さんに連絡をして、
「どこにいる方ですか」
聞くと、日本にいると。
竹之内さん率いる「HR-Link」は日本で広くエントリーを受け、人材リストをキープしている派遣会社です。
日本で仕事をしながら「東南アジアで働きたい」と志望する人材を集めているんです。
「田口さん、Skype面談は可能でしょうか」
当たり前です。
今から飛んで言ってすぐにでも話したい衝動に駆られていました。
そんな気分ですと伝えると、
「いえ、まだわかりませんよ。まずSkypeで直接話をして確認してください」
仰るとおりです。
早速竹之内さんの会社へ出向き、Skype面談をしました。
近日中に日本へ行かないといけない用事があり、その流れで東京で会う約束を取り付けました。
そして東京へ。
3時間くらいでしょうか、晴海のビッグサイトのカフェで熱く語り合いました。
Skypeで感じた通り、とても誠実で真面目な若者でした。
その結果を竹之内さんへ伝えると、
「田口さん、まだ分かりません。彼も数件のオファーを受けていますので」
そうですね。探す方は複数の会社に声を掛けているはずです。
竹之内さんの言われるとおり、平常心で結果を待ちました。
2日ほど後に連絡が入り、
「田口さん、すみません。彼は他社へ就職が決まりました・・・
力及ばずで、申し訳ありません・・・」
なるほど、竹之内さんがしきりと「まだわかりません」を連発してくれていた意味が今分かりました。
彼なりに「来る来ないの手応え」というものがあるんだなと分かりました。
はやる私の気持ちを、落ち着いて抑えてくれた気配りが、時間が経つにつれ有り難く思えてきました。
しかし残念です・・・
すると、
「田口さん、すぐに他のエントリーからご紹介しますので、ちょっと待ってください」
そんな矢継ぎ早に人材紹介できるのかな・・・
もうこうなったら竹之内さんに託すしかない、そう腹を括りました。
この状態でも未だ・・・最初に依頼した担当者からの連絡は一報も入ってきていません。
人が違えばこうも違うか・・・愕然とする思いです。
それから1日経って、竹之内さんから2件の若者の履歴書が送られてきました。
両人ともハノイリビングに興味を持ってくれているとのこと。
HR-Linkさんが日本で募集しエントリーを受けたリストから厳選してくれた人材でした。
畳みかけるような紹介サービスでした。
しかも間髪入れずに矢継ぎ早です。
ご紹介いただいた人は、私にとってど真ん中ストライクな若者ばかりでした。
Skype面談をしている最中。
席を外さずに、私の前でじっと私達の会話を聞いていた竹之内さん。
メモを取りながら、時折目をつぶって、真剣にです。
おそらく、自分でセレクトした人材が私と噛み合うかどうか、心配だったんだと思います。
HR-Linkの社長さんです。
おそらく超多忙な日々だと思います。
他にやることなど山ほど抱えているかと思うのですが、こうして面談の引き合わせの時には、ほぼ参加をしてマッチングのチェックをしているんだろうなと、竹之内さんの性格を考えるとそう思うんです。
面接をパスした入社予定者がハノイに到着し、新しいアパートに必要な身の回りの品々を、一緒に取りそろえてくれました。
そして新しいスタッフを初めて我が社に連れて来てくれたとき、待望の日本人スタッフだったのでスタッフと一緒になって大騒ぎになりました。
既にニックネームも決めて、一人ずつ社内で自己紹介をしている間、オフィスの片隅でじっと嬉しそうに様子を伺っていた竹之内さん。
そのNew Staffのワークパーミットの手続きなども、完璧にこなしてくれました。
私にとって、非の打ち所の無い人材紹介をしてくれました。
何度か夜ご飯をご一緒させていただいたのですが、その時に熱くこれからの「HR-Link.Vietnam」について語ってくれました。
「今は日本人をベトナムの企業にご紹介する仕事が多いのですが、優秀なベトナム人を日本人と同じ待遇でもっと日本の企業へ直接紹介していきたい」
今流行の技能実習制度で、ベトナム人を3年から5年、日本へ送り出して利益を上げる人材派遣企業が多い中、竹之内さんはあまりそのビジネスに手を染めようとされていません。
その理由を彼に聞くと、
「本当に派遣されるベトナム人と日本企業にとってwin winになっているのか・・・」
疑問に思っているようです。
ただ安い人材という立場で、3K仕事の穴埋めにされている実態、これは私もよく聞く話です。
「日本の最低賃金をもらえるだけでも嬉しいでしょ、君たちは」
そんな考えで、職場で怒鳴り散らされているベトナム人を視察中に見た竹之内さんは、「技能実習生の派遣にためらいを感じます」と正直に話してくれました。
人材紹介の世界で12年間携わってこられた竹之内さん。
大手のやり方に納得が行かず、自分で一から立ち上げた会社が「HR-Link」です。
起業時に決意した、彼には彼なりの人材紹介に対するこだわりがあるんだと思います。
人材紹介会社が儲け主義一辺倒で突っ走ると、送り込む数と比例してミスマッチも増えてくるように思います。
「一人の人材の加入で、息を吹き返した組織」
会社の規模に関係無くこういうドラスティックな変化を創り出すことができる職業が人材紹介業です。
組織を良くしたいと願う企業担当者と、自分の人生を切り開きたいと願う仕事人を繋げる仕事に、人としての「熱さ」が不可欠だと私は思います。
依頼して、何の連絡も入れないのは話になりませんが、淡々と事務的に対応されるのも違うと思うんです。
竹之内さんには、このハートの熱さを感じるんです。
これは、彼の長いキャリアの中で、紹介した人の頑張りで劇的にその組織が変わり、感謝された経験を数多く積み上げてこられているからだと思います。
日本人スタッフを探されている企業担当者様。
「これくらいはやってくれるんだろう」
この予想の更にワンランク上の仕事をしてくれる「HR-Link.Vietnam」の竹之内さんを私はお勧めします。
では、最後に熱く語る竹之内さんをご覧下さい。
ああ、今の彼はもっとスリムでイケメンです(笑)
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依頼していた新しいスタッフが無事入社した後、先の「ほったらかし担当者」がたまたまあるカフェで私に話しかけてきました。
「あのー、すみません。田口さん、ご紹介できず申し訳ありません・・・」
妙に真剣な顔を作り、恐る恐る近寄ってきます。
しかもたまたまCafeで私と目が合ってしまった為に仕方なく、そんな感じでした。
「アホかこいつは・・・」
眉をひそめて済まなさそうにしているその様子を見て、私は恐竜を思い出しました。
その巨大な体の割に神経が余り通っていない恐竜。
大きなしっぽを踏んづけると、10分くらいして振り返ると聞いたことがあります。
「恐竜より遅いわい」
自分の部下で無くて良かったと、思わず胸をなで下ろしました。
人の振り見て我が振り直す
こういう営業だけはしないように気をつけたいと思います。
恐竜君、ありがとう。
◆少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。
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