日本人が仕事場で見た、ベトナム人スタッフの話

ベトナムで働くうえで大きな戦力となってくれるのが、ベトナム人スタッフです。
基本的にはベトナム人、まじめな人たちだと思いますが、文化の違いで色々起こることもあります。

今回は、ベトナムで働く日本人の方から聞いた話、自分の身の回りで起きたことをお話します。

「電話してね」

現地採用の知り合いが、ハノイに来て間もなかった頃の話です。

ベトナム人スタッフに、取引先に電話で伝えてほしいことがありました。

「あの件、×××さんに電話してね」

「はい、分かりました」

というやり取りがあり、安心したのであとはおまかせ。

スーツ

話題とは関係ありませんが、仕事場にはスーツということで、先日取材したTailortさんの写真を掲載しました。

しかし、です。
2日経っても相手先から反応がありません。

さすがにおかしいと思い、ベトナム人スタッフに確認をしたら

「×××さんに電話をしたけど、取らなかった」

と、平然と報告したそうです。
1度電話して取らなかったので終わり。

電話をすることではなく、伝言を伝えることが大事なことは、日本人ならよく分かることです。

指示したことがそのスタッフに伝わっていなかったのか、単に後でかけなおそうと思ったのか、これで終わるのがベトナム流なのか・・・。
悩みに悩みましたが、とにかくその後はこまめに進捗確認を行うようにしているそうです。

うるさく思われてもおかまいなし。
仕事には変えられませんから。
以降この知り合いは、オフィスで小姑なみのうるささを発揮しています。

こわくて話せない

とある会社のベトナム人スタッフAさんから、当社に連絡がありました。

「×××の書類、私に渡すようBさんに言ってください」

×××の書類というのは、当社が日本人スタッフのBさんにお渡しした書類です。

本来Aさんにお渡しするものですが、Aさんが出張でしばらく会社にいませんでした。
そこでBさんに会ったついでに、後でAさんに渡して欲しいということでお預けしたものです。
Aさんにも、Bさんに書類を預けた旨、後でお知らせしました。

ところが何日か後、Aさんから催促が来ました。

「×××の書類、私に渡すようBさんに言ってください」

レセプション

こちらもまったく話題とは関係ありませんが、職場ということでAtlantaのレセプションの写真を掲載しました

言いましたよ、言いましたとも。
おそらくBさんが、うっかり忘れているだけだと思います。
そのことは、同じ会社にいるAさんが直接言えばすぐに終わることではないでしょうか。

と切り替えしてみたら、

「じつはBさんがこわくて・・・」

言えないというのです。

何がこわいのかよく分かりませんが、書類をくださいという一言すら話しにくいほど、こわさを感じているらしいのです。

ということで、当社からBさんに催促メールを送りました。

それで、やっとAさんに書類が渡ったようですが、書類の受け渡し1つにそれだけの緊張感を伴うというのも初めて聞きました。

こんな風になると、なかなか社内コミュニケーションも活発になりません。
仕事場なんだから、最低限のコミュニケーションでいいという考えもあるかもしれません。
でも取るに足らない無駄話でも、これを通して他の人の考えや意見が分かることもあります。

自分でもベトナム人スタッフに対して、知らず知らずのうちに高圧的になっていないか、振り返るきっかけになりました。

ークパーミット取得に1年以上

ベトナムで働くうえでは、必須のワークパーミットです。
最近は許可が下りにくいと言われてはいますが、働くには必須なので、そんなことも言ってられません。

しかし、現地採用の知り合いの会社では、取得に1年以上かかっています。
どうも当局のせいではないようです。

ここではベトナム人総務に、取得手続きを一任していました。
この総務がなかなか動いてくれず、1年以上もビザを延長し続けています。
3カ月や1カ月単位で延長を繰り返し、たまの海外出張から戻ると、イミグレーションにあやしまれることもあるとか。

窓拭き

これも仕事の風景。Fraser Suitesの窓拭きです

ワークパーミット取得のエージェントを使えばいいのでしょうが、これを社員に探させます。
各種書類取得も、大部分を社員におまかせ。
総務の人は、揃った書類を当局に提出するだけです。

「ここまでやらせて、いつになったらワークパーミットが出るのか」

現地採用にとって、ワークパーミットは働くうえでの命綱のようなものです。
総務に詰め寄りましたが、ビザもワークパーミットも必要ない総務には伝わりませんでした。
あまり大事とは考えていない様子。

そういう社風なのでしょう。
会社としてはこれまで通りのやり方を通しただけのようです。
そして、今回初めて彼から声が上がったとのこと。

この知り合いには最近、

「自分がすぐ辞めると思って、ワークパーミットを申請してくれないのでは・・・」

という気持ちが芽生えています。
そんな気持ちでは伸び伸び働けません。

ここは日本人上司がベトナム人に指示を与えて、強力に進めていくべきなのかもしれませんね。

まったくの余談ですが、私のワークパーミットはA4用紙2枚です。
通常は細長い形で、青の表紙がつきますね。
それが薄っぺらの紙2枚だけ。

ワークパーミットのデザインを変更するための、ここ最近がちょうど過渡期にあたっているようです。
A4用紙2枚でも、効果は通常のワークパーミットとなんら変わりありません。

希望があれば、新しいデザインのものに変えられるとのこと。
デザイン変更料があるのかないのかは不明です。

が、たとえ有料でも、そしてそれが自腹でも、私はデザインは絶対に新しいものに変えてやると意気込んでいます。
何かあって提出しなければならなくなった時、面倒なことにならないようにしたいからです。

猫の目のように、くるくるとよく変わるベトナムの制度です。
その辺りの情報収集も、海外で働く日本人としてある程度はしておきたいものです。

ベトナム人の話が、余談と日本人の話で終わってしまいました。
ここベトナムで、仲間にしたら心強いベトナム人、うまくつきあっていきたいものですね。
(強引に締めてしまいました!)

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佐々木

佐々木 の紹介

は じめまして。佐々木(ささき)です。「ハノイリビング」で、皆様のお住まい探しから入居後のサポートまでの窓口対応を請け負っています。 日々の家事のか たわら、「ハノイリビング」で仕事をこなす働く主婦です。海外滞在はベトナムで2カ国目。他国では単身滞在を経験しました。時に単身者、時 に主婦、時に 会社員の目線で、ハノイの生活情報やお部屋情報を発信していきます。単身赴任の方からご家族でお住まいになる方まで、どうぞお気軽にお問い合 わせくださ い。
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