終戦記念日に思うこと

母親と京都の首抜地蔵さんへ「おかん、もう体の釘抜こう思わんと、楽に楽しく過ごしてください」

母親と京都の首抜地蔵さんへ「おかん、もう体の釘抜こう思わんと、楽に楽しく過ごしてください」



今、日本に帰国して家族水入らずでゆっくりさせていただいております。
今日はアパートの物件ネタではありませんのであしからず。

8月16日、母親を連れて京都へお墓参りに行ってきました。
毎年恒例の墓参り、コースもいつもと同じです。
京都市東山区の「大谷本廟」に祖父母の供養を依頼していますので、まず祖父母に会いに「大谷さん」へ行きます。
続いて諸々の苦しみを抜き取ってくれる京都上京区の「釘抜地蔵さん」へ。
この2カ所に母親が握ったおにぎりを持って参拝するのが毎年の恒例となっています。

10年以上前までは母が一人で電車とバスを乗り継いで通っていましたが、もうそんな体力も無く・・・
私がエアコンの効いた自家用車に乗せて通うようになってから、母にとって一年に一度の「楽しみ行事」になったようで、途中の車中で終始上機嫌でしゃべり続けます。

毎年同じ話。
母を一番かわいがってくれたお兄さん(私からすれば伯父さん)の戦争時の話です。
柔道で鍛え抜かれた母の兄は,講道館3段の腕前だったそうです。
徴兵検査は当然のごとく「甲種合格」。
親孝行な人で,祖父の自慢の息子だったようです。

激戦地スマトラ島で高射機関砲隊長として活躍していた母の兄は,敵機を撃墜させる戦果を挙げたことで,日本へ帰還命令が下りたそうです。
本土決戦の為の要員としてです。
輸送船「鳳南丸」に乗り込み、船団を組んでの帰還中,アメリカ敵機に見つかり魚雷を受け・・・
乗組員を島まで避難させた後、報告をしにまた船に戻っていったそうです。

その夜すさまじい火柱とともに,母の兄は船共々沈んでいったそうです。
昭和20年3月28日、仏印沖でした。

もちろん,私は伯父さんにはお目にかかったことはありません。
いつも,軍服姿で銃剣を両手で前に握りしめ,胸を張って立っているセピア色の写真の人が・・・
私の中の唯一の伯父さんです。

その母の兄が戦死した知らせを受けた時の段になると、決まって涙を流す母。
私が経験したことの無い「戦争」の儚さ、むなしさは、母の毎年繰り返される同じ話を通して実感させられています。

母親の生まれは昭和9年。今年で79歳です。
太平洋戦争中、空爆で火の海になった京都の街中を、防火ずきんを被って火の粉を浴びながら逃げた経験を持つ母。
その母を一番かわいがってくれたお兄さん。
もし生きてくれていたら・・・厳しく優しく私を導いてくれていたことと思います。

終戦の8月。
毎年一番濃く戦争を実感する時です。
兵隊さん、一般市民合わせて約310万人の犠牲者を出した太平洋戦争。
二度と同じ過ちを繰り返さないよう、身近な子供たちに伝えていくことが私達大人の責務だと思います。

「おかん、今度は悲願の富士山経由の靖国参拝、連れったるわな」

「おかん、今度は悲願の富士山経由の靖国参拝、連れったるわな」



先日facebookで「感動したらシェア~世界の良い話~」というコミュニティがあり、そこでとても印象に残る話を知ることとなりました。
タイトルは、「『島唄』の歌詞の意味」。
あの有名なTHE BOOMの「島唄」です。
沖縄のダイナミックな歌だなー、とこれくらいの印象しか無かったのですが、実はボーカルの宮沢和史さんの「反戦の想い」がぎっしり詰まった「深い」歌だったんです。

終戦記念日に合わせて取り上げて見ました。
下記に少し長いですが、途中で切れず・・・そのまま引用させていただきます。

▼▼▼(引用初め)

「島唄」の歌詞の意味

あの有名なTHE BOOMの「島唄」は、
ボーカルの宮沢和史さんが作詞と作曲をした。

この曲は、THE BOOMはもちろん、
90年代前半の
日本音楽シーンを代表するものとなった。

この「島唄」の歌詞の意味を知っていますか?
単なる失恋ソングかと思っていました。

とあることから、歌詞の意味を知って、
とにかく深い曲なんだと再評価しました。

このバンドがいまだに
カリスマ的な人気を誇る意味がわかります。
とにかく深いです。

私は、あの戦争を
美化するつもりはありませんが、
忘れてはいけないこともたくさんあると思います。
歌の力がとても深く響きました。

『島唄』

でいごの花が咲き
風を呼び 嵐が来た

(災厄を告げるという でいごの花が咲き、
(1945.4.1)沖縄本島に米軍が上陸した)

でいごが咲き乱れ
風を呼び 嵐が来た
繰りかへす哀しみは 島わたる 波のよう

(でいごが咲き乱れる1945.4-6月に、
 寄せ引く波の様に、殺戮は繰り返された)

ウージぬ森で あなたと出会い
ウージぬ下で 千代にさよなら

(サトウキビ畑であなたと出会い
 (ガマ)鍾乳穴の防空壕で
 君が代にいう永久の御代との別れ)

島唄よ 風にのり
鳥と共に 海を渡れ
島唄よ 風にのり 
届けておくれ わたしぬ涙

(島唄よ 風にのり
 しびとの魂(鳥)と共に 海を渡れ
 島唄よ 風にのり 
 本土に伝えておくれ、沖縄の悲哀を)

でいごの花も散り
さざ波がゆれるだけ
ささやかな幸せは うたかたぬ波の花

(でいごの花も散る1945.6.23に
 戦闘も終わり、宝より大切な命が散り、
 生き残っている者もあまりいない
 日常生活は、簡単に消え去った)

ウージぬ森で うたった友よ
ウージぬ下で 八千代ぬ別れ

(さとうきび畑で謡いあったあの人は
 防空壕の中で、戦闘によって死んだ)

島唄よ 風に乗り
鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り
届けておくれ 私の愛を

(沖縄の思いよ、風に乗って
 魂と共に、海を越えて
 (あの人の居るニライ・カナイ=天国へ)
 島唄よ 風に乗り
 (ニライカナイへ)届けておくれ 私の愛を)

海よ
宇宙よ
神よ
いのちよ
このまま永遠に夕凪を

(海よ
 宇宙よ
 神よ(豊穣をもたらす)
 いのちよ(何物にも代え難い命という宝よ)
 このまま永遠に夕凪(平和)を(祈る))

朝日新聞に宮沢和史さんの
コラムが掲載されていたようです。

引用させていただきます。

『島唄』は、
本当はたった一人のおばあさんに
聴いてもらいたくて作った歌だ。

91年冬、
沖縄音楽にのめりこんでいたぼくは、
沖縄の『ひめゆり平和記念資料館』を初めて訪れた。

そこで『ひめゆり学徒隊』の
生き残りのおばあさんに出会い、
本土決戦を引き延ばすための
『捨て石』とされた激しい沖縄地上戦で
大勢の住民が犠牲になった事を知った。

捕虜になる事を恐れた
肉親同士が互いに殺し合う。

極限状況の話を聞くうちにぼくは、
そんな事実も知らずに生きてきた
無知な自分に怒りさえ覚えた。

資料館は自分があたかもガマ(自然洞窟)の
中にいるような造りになっている。

このような場所で集団自決した
人々のことを思うと涙が止まらなかった。

だが、その資料館から一歩外に出ると、
ウージ(さとうきび)が静かに風に揺れている。

この対比を曲にして
おばあさんに聴いてもらいたいと思った。

歌詞の中に、
ガマの中で自決した2人を歌った部分がある。

『ウージの森で あなたと出会い
ウージの下で 千代にさよなら』

という下りだ。

『島唄』はレとラがない沖縄音階で作ったが、
この部分は本土で使われている音階に戻した。

2人は本土の犠牲になったのだから。

▲▲▲(引用終わり)

では、YouTubeにアップされていますTHE BOOMの「島唄」をご紹介しておきます。
リンクが切れるかもしれませんが、切れるまでアップさせていただきます。



京都にある大谷本廟へお参りに行ってきました

京都にある大谷本廟へお参りに行ってきました



1年に1回しかない「終戦記念日」。
1年に1回だけ戦争のことについて書いても良いかと思い、今回の稿となりました。

戦争で亡くなった方が生き返ることはあり得ません。
しかし戦争で多数の犠牲者を出した「あの時代」について知ることは必要だと思います。
そして、

  • 早く戦争を止めることのできなかった理由は何だったのか
  • 国民全員の「熱狂」に口を挟ませない「体制」はなぜできあがってしまったのか

戦争に突入する時代背景もあるかと思いますが、もし今後現象は違えども同じような「熱狂」が日本中を襲ったとき、公平な目線で

「おかしい、私はこう思う」

と意見を言えるようになっておかなければいけないと思います。
ホーチミンさんのような人がポッと現れ、国民を束ねるなどということはあり得ないですね。
一人一人の意見の集約でしかありません。

今の便利な時代に感謝すると同時に、日本が受けた「悲惨」と日本が引き起こした「悲惨」について、これからも考えていきたいと思います。

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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