家賃の「上乗せ」を警戒する経理担当さんの話

ハノイ大教会「セントジョセフ教会」

今日、大手企業の契約担当さんから連絡が入りました。
新たにハノイへ赴任される方のアパートも決まり、契約書の取り交わしをする段になってのご質問でした。

「新たに書類を追加で提出してほしいんです」

数週間前に契約書をお送りし、リーガルチェックをお願いしていました。
なかなかお返事が頂けず、契約が前に進まず・・・契約書の内容が良いのか悪いのか、よく分からない状態だったので、一瞬身構えてしまいました。

「何の書類が必要なのだろう?」

聞き返すと、

「今回のアパートオーナーの所有権を証明する書類を見せて欲しい」

間違い無く、今回契約するアパートがそのオーナーのものであることを確認したい、というんですね。

日本で賃貸アパートの契約をする場合であれば、アパート大家の所有権を証明する為の登記簿謄本を、重要事項説明書の資料として添付するケースはあるかと思います。
そのノリでベトナムハノイの賃貸借契約を見ているのでしょう。

ましてや今回のアパートは、サービスアパートでは無くベトナム人が個人名義で持つローカルアパートです。
個人のベトナム人との契約になりますから、神経質になるのも無理は無いかもしれません。

「個人のオーナーになりすまして利益をかすめ取る為に又貸ししているケースもあると聞きますので」

そんなアパートなら契約したくありません、とえらく鼻息の荒いリクエストです。
しかし、警戒されるお気持ちはよくわかります。

まず申し上げたいのは、悪意で相場を無視した家賃をふっかけてくるようなオーナーのアパートなど、当社がご紹介することなどございません。

私達はお客様とのつながりを大事にすることと同じレベルでアパートオーナーとの関係構築を大切にしています。
1件の契約からオーナーとのつきあいが始まります。
と同時に、オーナーのサービスに対する意識を推し量ります。

  • どれだけ熱心に対応してくれるオーナーなのか、
  • 日本人のお客様が出すリクエストをどれだけ理解してくれるオーナーなのか、

一長一短で「サービスの良いオーナー」は誕生しません。
何度も日本人のお客様から受ける、細かいリクエストにぶつかりながら、

「どこまで対応すれば日本人は納得するのか」

を数多く体感して貰うしかありません。
「バックパッカー欧米人」に対して「安かろう悪かろう」のサービスで慣れているオーナーのアパートなど、怖くてご紹介など出来ません。

ハノイにはたくさんのアパートオーナーがいます。
そんなベトナム人個人オーナーと日本の企業様との間で仲介業務を行う私達が、オーナーの線引きで一番注意をしていることを申し上げます。

「契約相手となるアパートの貸し主が、『貸家の営業ライセンス』を持っているかどうか」

ここの確認が一番大事なんです。
これは、もう今まで何度もこのサイトで申し上げてきましたね。

貸家の営業ライセンスを取得していない貸し主の場合、家賃に対してレッドインボイスが出せません。
お客様の会社がベトナム現地法人様であれば、社員の家賃支払額を経費として落とせなくなります。

その貸し主が実際の所有権を持つオーナーであろうが、又貸ししているだけの者であろうが、貸家の営業ライセンスを取得しているかどうかが重要なチェックポイントなんです。

「貸家の営業ライセンス」を取得するということは、家賃に含まれますVAT税を納める義務が生まれます。
つまり税務署と公安から厳しいチェックを受ける立場になるということです。

厳しい役所からの「目」に晒されることになる代わりに、「家賃収入」という果実を受け取ることができるようになります。

その家賃収入を安定的に得るために、当社のような仲介業者を頼ってくる訳です。

「綺麗に静かに住んでくれる日本人を是非紹介してほしい」

ところが、希望家賃を聞くと・・・
まるっきり勘違いしているオーナーさんがたまにいます。
「Golden Westlake」の2ベッドルーム120㎡くらいのお部屋で「税込だけで2.800ドル」と平気で言うオーナーがいます。

こういうオーナーは論外です。
いくら説明しても主張を曲げない場合、笑顔で別れた後・・・相手にしないようにしています。
長い期間借り主が着かず、結局損をするのはオーナーの方です。

「家賃に上乗せするオーナー」というのは、あまり気にすることはないんですね。
純粋に所有権を持つオーナーであろうが、又貸ししている貸し主であろうが、相場には逆らえませんから。

問題は「仲介手数料無料」と広告しておきながら、オーナーと結託して少しだけ家賃をかさ上げして契約を取り結び、後ほどオーナーからこっそりバックをもらう仲介業者です。
ローカルの仲介業者によくある傾向なのですが、こちらの方を警戒した方が良いかもしれません。

表向きはCommissionの受け取りは無いので、必要以上のサポート業務には手を出そうとしません。
しかし、裏ではお客様に分からないようにオーナー経由で取っているんですね。

ひどい話です。

他者の見積額が「高いな・・」と感じたら、同じアパートの家賃を当社のサイトと比較して見てください。
手がかりが掴めるかも知れません。

当社は、契約実績を積み重ねることで、アパート側から「特別仕切」を獲得し、その額で提示をさせていただいております。
長くハノイで賃貸業務を続けて行くには、このやり方が一番だと確信しています。

是非ご利用ください。

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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