ベトナムハノイから一番近いSeaリゾート「Cat Ba島」美食弾丸ツアー第二弾の巻

新鮮な海の幸を、鮮度そのまま即いただく贅泰ツアーでした

新鮮な海の幸を、鮮度そのまま即いただく贅泰ツアーでした



ハノイリビングの田口です。

昨年5月に、紀伊の小林さんのお誘いで、ハイフォン先のCat Ba島まで、高速バスを使って赴きました。
その時の様子は、

ハノイからハイフォン沖合のCat Ba(カットバー)島まで高速飛ばして行ってきました

で詳しくご紹介しています。

先日、また小林さんからいつものように電話をいただきました。

「田口さん、去年行ったCat Ba島ね、あれが本当のCat Ba島だとおもっちゃあダメですよ。あれはなんちゃってです。まあ、どうでも良い話なんですがね〜」

要は、「今度はCat Ba島の神髄を一緒に見に行きませんか」というお誘いでした。
そうです。
去年Cat Ba島に行った時、海辺で痺れるような海鮮食材を炭焼きでいただいたんです。
寛の料理長山田さんの塩加減抜群の「カツオの炙り」・・・

海風を感じながら、獲れたての海の幸を炭火でいただく、この贅沢さ。
肴が美味ければ酒も美味い。
海辺で海鮮ものを食べる醍醐味、それは、

「美味しい海の幸を、心地よい潮風を感じながら食べる」

まさにこれ!
ハノイ市内では絶対味わえない企画です。
貴重な経験をさせていただきました。

しかし去年、舌鼓を打ったCat Ba島の場所は、小林さん曰く「なんちゃって」。
昨年の場所から更に一山越えた先の海が・・・外洋に面した別天地だと言うんです。

「綺麗なプライベートビーチもあるんですよ」

もうこの話を電話口で聞きながら、昨年のカツオの炙りの風味が頭をよぎります。

「今回はバイクを連ねて行きます。後ろに乗ってください」

50ccのスクーターしか乗ったことがない私が、400ccのバイクにニケツで、途中フェーリーを2回乗り継いでCat Ba島まで。
初のバイクツーリングです。

こうして連休初日の2泊3日のCat Ba島美食弾丸ツアーの企画が幕を切って降ろされました。
では、時系列に私が見聞きしたこと全てを、皆さんにお伝えしていきます。

尚、巻末に今回行ったCat Ba島への行程に合わせて撮影したYouTube動画を貼り付けています。
是非ご確認ください。

ハノイからハイフォン経由でCat Ba島南端で宿泊し、船で沖まで

ハノイからハイフォン経由でCat Ba島南端で宿泊し、船で沖まで



まず行く場所、Cat Ba島をご存知無い方も多いと思いますので、念の為にGoogle Mapを付けておきます。



今でこそダナンとかニャチャンとかフーコックなど、リゾート地が整備されて来ていますが、昔ハノイの人々が休暇で行く場所は、近場が中心で、

  • Hai Phong(ハイフォン)のDo Sonビーチ
  • Thanh Hoa(タインホア)のSam Son(サムソン)ビーチ
  • Ha Long(ハロン)湾の島々

でした。
この「Ha Long(ハロン)湾の島々」の中に、今回のCat Ba島があります。

去年行った時にも感じましたが、結構西洋人もたくさんおり、海辺の綺麗な空気を皆で楽しんでいる景勝地、そんな感じです。

Cat Ba島の市街地からみたSea View

Cat Ba島の市街地からみたSea View



では、今回バイクを持って集結した、私以外のメンバーを簡単にご紹介します。

  • 紀伊の小林さん:800ccの大型バイクを持って登場
  • 寛の山田料理長:900ccの大型バイクと奥様、可愛い娘様と登場
  • さくら君:400ccの中型バイクで登場。老成した18歳。めちゃ若い!
  • 健太郎君:さくら君の友達。150ccバイクで登場。「ただいまビジネス模索中」
  • 真希ちゃん:唯一150ccのオフロードバイクで参戦。もうすぐ「ハノイ女子会」デビュー予定の飛ばし屋・・男性!?
  • ダチョウ君:125ccバイク。ひょろっと痩せた寛で働くローカルの男の子。「3歳までの栄養が足りていないんだよねぇ・・・(By 小林さん)」
  • 売れないホスト君:125ccバイク。白いシャツの胸に真っ赤なバラのプリントが・・しかし気配り抜群のできるローカルスタッフ君
  • 可愛い女の子:紀伊のスタッフ。小林さんの後ろに座り、フェリーのチケットを交渉してくれました

私は、さくら君の後ろに乗せてもらう事になりました。
4月28日(金)、夜の9時集合。
さて、出発です。

大型、中型合わせて7台のバイク、壮観でした

大型、中型合わせて7台のバイク、壮観でした


夜の5号線の空気は、悪かった・・・

深夜の5号線。
ヘルメットの隙間から忍び込んでくる外気。
バイクのヘッドライトが時折照らす煙のようなモヤ。
なんとも言えない空気の悪さです。

「もうね、何度もこの道言ったり来たりしてますけどね、日系の工場以外の工場が出す工場煤煙ね。恐らく昼より夜の方がはき出していると思うんですよ。夜は目立たないからね」

Hai Duong方面の工場へ通われる日本の方々はたくさんおられると思います。
もう皆様はお気づきかもしれませんが、夜の排煙が極めてひどいと感じました。

「この前日本のある工業団地に行った時ね、側溝の水たまりにカニがいるって、そこの所長さんに自慢されてね。
水質チェックなんて日系の工場じゃ当たり前じゃない。
どこの国の工場か知らないけど、日本の管理を見習って欲しいよね、ホントに」

小林さんがボソッとぼやいていました。
紀伊や寛の食材仕入やケータリングなどで、もう何百回とこの5号線を行き来している小林さんにすれば、空気の悪化の経緯は体感的にわかるようです。

ハノイの空気の悪さは、ハノイ市内から生み出される排気ガス以外に、郊外の工業団地ではき出される工場煤煙も原因の一つではないか。

そんな風に感じました。

ハイフォン市内で1泊、その時食べた中華料理が素晴らしかった!

深夜12時前にハイフォンに到着。
空きっ腹を抱えて飛び込んだ中華レストラン、文句なく本当に美味しかった。
住所は、

18-B3 Minh Khai

深夜だったので、翌日の朝撮った写真をご紹介しておきます。

店の名前は分かりません。この店です!美味い!

店の名前は分かりません。この店です!美味い!



小林さん達がハイフォンに来る時、よく食べる中華レストランなのだそうです。
あまりに食べるのに夢中で、料理の写真を完璧忘れてしまいました。

チンタオビールや紹興酒も抜群の味

チンタオビールや紹興酒も抜群の味


ハノイから足を骨折した山崎さんが、この夜だけの為に来てくれた!

ハノイから足を骨折した山崎さんが、この夜だけの為に来てくれた!



「これからもしハイフォンに来る機会があれば、何とかしてまた食べに来たい」

心の底からそう思いました。
何を食べても美味い。
ハノイにこのレベルの中華料理、あるかな・・・
勿論、お金払えばマリオットホテルの中華料理がありますが、週に何回も食べれるわけないでしょう!

こういう大衆中華料理が恋しい。
王将が来てくれないからね。

「あのねー、中華料理が食べたいって王将を心待ちにしている人多いけどね、王将より美味い中華料理が、ハノイから10kmくらいの所で食べれるって知ってます?」

食を極める小林さんの情報網に見事に引っかかる「絶品中華」は、このハイフォンまで来なくても、もっと近場にあると言うんです。
どこかすかさず聞くと、

「Bac Ninh(バクニン)に行く手前のTu Sonです。ここは今中国人がわんさかいます。ここの中華は信じられないほど美味い。また今度行きましょう」

日本の皆さんが通う工業団地のルートからちょっと外れるTu Son。
それだけにあまり皆さんの目に触れる機会が少ないかもしれませんが、良く探すととんでもなく美味な中華を出してくれる店がしっかりとあるんだと。
本格的なピリ辛麻婆豆腐など・・・
また、違う機会に皆さんにお知らせしたいと思います。

何度か小林さん達とハイフォンに来ている「Mr.山崎さん」も足の骨折をおして、病院から救急車に乗って駆けつけてくれました。
この日の夜のためだけにです。

「このメンバーと一緒に美味しい中華を食べながら時間を共に過ごしたい」

山崎さんはただ、この気持ち一つで、ストレッチャーに乗ったまま飛んでこられました。
骨折したての山崎さんにひたすらお酒を勧める我々。
ストローでジュースを必死で飲む山崎さん。

はちゃめちゃな夜になりました。

さあ、いよいよCat BaG島へフェリーで向かいます!

船着き場は長蛇の車の列「バイクで来たのは正解です」

船着き場は長蛇の車の列「バイクで来たのは正解です」


我々のバイクが一番大型でした

我々のバイクが一番大型でした



Cat Ba島へ持っていくのは、今回も前回同様、

  • スーツケース一杯分の炭
  • 炭焼き器(小林さん手作り製)

たったこれだけ。
食材は現地調達、これもいつも通り。

小林さん手作りの炭焼き機

小林さん手作りの炭焼き機


実はこのスーツケースの中味は「炭」

実はこのスーツケースの中味は「炭」



身軽な旅。
炭と台だけ持っていく。
あとは食材だけ。
つまりは「新鮮な食材を求める旅」となります。

単純明快です。

バイクも車もフェリーで海上移動です

バイクも車もフェリーで海上移動です



こんな船が海上を行ったり来たりしています

こんな船が海上を行ったり来たりしています


船上での休憩。小さな船が数多く行き来していました

船上での休憩。小さな船が数多く行き来していました

行楽の家族連れもいっぱいいました

行楽の家族連れもいっぱいいました


西洋人もいっぱいいました

西洋人もいっぱいいました



フェリーが桟橋から徐々に離れ、Cat Ba島へ近づいて行きます。
船内は連休初日とあって、ベトナム人家族から欧米人まで、種々雑多な人達でごった返していました。
フェリーの屋上へ上がり、小林さんと土色に濁った海を眺めながら、

「あのね、この海はね、15年前には真鯛がいっぱい捕れたんですよ。信じられないでしょ」

聞いて驚きました。
そんなに綺麗な海だったのか・・・

今はあちらこちらで海上クレーンが動き、開発が進んでいます。
大小の船が入り乱れて運航しています。

「これだけ船が行き来すると、さすがに魚も寄りつかないか」

大きな船だなと思うと、それは中国の船です。
ここに来ると、運搬量だけみても、中国の取扱量が半端ない事が分かります。

「ラックフェン国際大水深港」五洋建設さんと東亜建設工業さんが手懸ける大型コンテナ船の受入れを可能とする大水深港湾の建設現場

「ラックフェン国際大水深港」五洋建設さんと東亜建設工業さんが手懸ける大型コンテナ船の受入れを可能とする大水深港湾の建設現場


昨年Cat Ba島に来た時も少し見学しましたが、まだまだ掘っています。
五洋建設さんと東亜建設工業さんが手懸ける大工事ですが、どう言う工法で海中の土砂を組み上げるのか、全く想像もつきません。
ただ、着々と工事は進んでいるようです。

何と・・もうつながっている!

何と・・もうつながっている!



「ラックフェン国際港建設現場(道路・橋梁)」三井住友建設さんが手懸けるベトナム最長の海上橋

「ラックフェン国際港建設現場(道路・橋梁)」三井住友建設さんが手懸けるベトナム最長の海上橋



三井住友建設さんが手掛ける「ラックフェン国際港建設現場(道路・橋梁)」。大分形になってきています

三井住友建設さんが手掛ける「ラックフェン国際港建設現場(道路・橋梁)」。大分形になってきています



三井住友建設さんが手掛けるベトナム最長の海上橋。
ハイフォンの岸からCat Hai島まで繋ぎます。

「これは凄い橋だけど、フェリーの商売あがったりだね」

なんというか、フェリーで島を渡るという「旅行気分」が味わえなくなるのがちょっと残念な気がします。
しかし、これはあくまでも大型船から荷降ろされた貨物を、いち早くハノイ市内へ運搬する為の大橋です。
目的が違うんですね。

「今ハイフォンは神戸港と同じくらいの取扱量だけど、これからまだまだ増えるでしょうね」

小林さんの矢継ぎ早のつぶやきが、鋭く私の頭に飛び込んできます。

首都ハノイの海の玄関口がハイフォンです。
ハノイにどれだけの産業が生まれ拡大していくのか、そこにハイフォンのこれからの発展が掛かっています。

Cat Ba島の艀から、最南端までバイクツーリング!

さて、Cat Baに着きました。
上陸し、バイクをぶっ飛ばします。

Cat Ba島に上陸!ここからバイクのツーリングコースです

Cat Ba島に上陸!ここからバイクのツーリングコースです



海辺の舗装道路を走ります

海辺の舗装道路を走ります


何と言っても空気が綺麗!

何と言っても空気が綺麗!



「それなりに」綺麗に舗装されたツーリングロードが開けています。
片側は山、反対側は海。
ハノイの内陸に住んでいると、こういう道にはまずお目にかかれません。

空気が潮風に洗われてみずみずしい!
思いっきり深呼吸すると、肺がリフレッシュする感じ。
ハノイとここが先ず違います。

綺麗な海、透き通った空気、ただ暑い!

綺麗な海、透き通った空気、ただ暑い!



途中オフロードもベトナムの道ですので現れます。
そんなときは、真希ちゃんのオフロードバイクが活躍します。

凹凸の激しい道になると、先頭を走る真希ちゃんが茶髪をなびかせて、いきなりお尻を浮かせる。
手足で衝撃を受け止める走法を取ります。

ここぞとばかりに立ちこぎスタイル。
女子会にゲストでお呼ばれされている真希ちゃん。
しかし、バイクの乗りこなしは、烈気猛々しい「荒ぶる男」そのもの。

小林さん以下メンバー全員一致で、女子会デビュー時に花束を贈呈する役は「さくら君」と決まりました(笑)。

さあ、Cat Ba島最南端から更に船で「水上レストラン」へ!

最後の1泊はCat Ba島最南端の旅館です

最後の1泊はCat Ba島最南端の旅館です



一気に爆走し、30分くらいでCat Ba島を縦断しました。

さて、ここからが今回のメインイベント。
「美食弾丸ツアー」たる由縁は、ひたすら新鮮な海の幸を、山田料理長の絶妙の塩加減だけで食する。
その「新鮮な海の幸」を求めて、ここCat Ba島まで走ってきたわけです。

今日2回目の艀。
もう一度船に乗って、更に沖まで向かいます。

山田さんが急に、

「カツオは無いですか」

去年、絶妙の塩加減でいただいたカツオが、のけ反るほど美味かったと旅の冒頭で話をしたのを、ちゃんと覚えていてくれていました。
即、小林さんとさくら君がニケツでバイクを飛ばし、探してくれましたが・・・
残念ながらピチピチカツオは手に入れることができませんでした。

「そのかわり、みんなで釣りましょう。エサのイカ買ってきましたよー」

釣り竿も簡易的なヤツですが、Getしてくれていました。
もともと山田さんがハノイから「マイ釣り竿」を持参してきています。

はるか沖合ですから、当たるとデカい・・・
皆のボルテージは一気に高まります。

Cat Ba島沖はハロン湾でした

Cat Ba島沖はハロン湾でした



最南端から外海側をみると、そこの景色はもうハロン湾そのもの。
数々の奇岩が、艀から眺めることができます。

Cat Ba島自体が相当沖にあるからです。

最南端の艀がこんな風景です

最南端の艀がこんな風景です



奇岩を眺めながら、今度は炭と焼き器だけを持って、全員船上の人に。
静かに滑り出すとそこは、まさにハロン湾の風景そのもの。

Cat Ba島の外洋向きは、ハロン湾と同じ景色、というかハロン湾の延長上にあるということが分かりました。

「こっちの方が、よく観光で行くハロン湾より水が綺麗ですよ」

と小林さん。
このあたりで、数々の食材を仕入れているとのことですから、海の純度は熟知されているはずです。

船の上から遥か先の島影に、ビーチが点在しているのが分かります。
そう、砂浜のビーチです。

「ああ、Cat Ba島の外洋向きの海が、素晴らしく綺麗で気持のいいビーチがあると聞いていたけど、これか・・・」

所々にあるんです。
奇岩ばかりではなく、砂浜を持った島がある。
なんとなく宿泊施設も併設されているような感じでした。
ここは、詳しく調べて見る価値がある、そう思いました。

水上レストランってどんな感じなんだろう

水上レストランってどんな感じなんだろう



岸を離れて約30分くらいした時、もうすぐ着くかというタイミングで、小林さんがふと思い出したように、

「おい、釣りのエサ持ってきたか」

マイペースの「ダチョウ君」に質問します。
こういう雑用はダチョウ君の仕事です。
豆鉄砲をくらったハトのように、目をきょろつかせた後、隣に座っている「売れないホスト君」に指を差して、

「%4#”!$@@{)&」

もう、しどろもどろです。
1オクターブほど高いダチョウ君の声が、裏返っています。
指を差したホスト君に逆に、

「泳いで取りに行け」

と命令されるダチョウ君。
山田さんは端から諦めて、二人のやりとりを無表情で眺めています。
小林さんが、

「3歳までの食事が行き届いていないからなぁー、こいつ」

船の縁から見ると、たくさんの小魚が泳いでいるのが見えます。
ひょろひょろのダチョウ君の目も、終始泳いでいました。

ダチョウ君のうつろな目線の先に、水上レストランが見えてくるのに、それから5分もかかりませんでした。

では、ここまでの行程をYouTube動画にまとめてみました。
水上レストランの写真が、今ひとつ撮れていないので、次の動画を参照して見てください。



何となく、雰囲気は掴んでいただけましたか。
沖に浮かぶ水上レストラン。
食材は「天然の生け簀」の中から自由に選んでよ、というスタイル。

ここまで連れて来てくれた船の船長が、実はこの水上レストランのオーナー。
上手い連携プレーです。

我々以外にも、次から次へと西洋人やベトナム人を乗せた船が立ち寄ります。
結構繁盛している水上レストラン。
この手の店は、そんなに数は無いのかもしれません。

さあ、炭焼き器もセッティング完了。
あとは炭を熾して食材を待つばかりです。

これがあれば、何でもできる!

これがあれば、何でもできる!


魚が塩が利いていて・・最高!

魚が塩が利いていて・・最高!


ぷりぷりの実の貝。さっきまで生きていました

ぷりぷりの実の貝。さっきまで生きていました


醤油が無くても食べることができるほど新鮮!

醤油が無くても食べることができるほど新鮮!



もう、この写真と先の動画を見ていただいたまんまです。
ちょっと言葉では説明出来ないほどの味。

ガンガン煙を出して新鮮食材を焼いている我々を遠目に囲んで、フランス人の団体さんが興味津々な目線を送って来ます。
食べたいのでしょう。
綺麗な女性2人が、口に手を当てて、何やらしゃべっています。

当たり前です。
魚や貝の焼きたてが美味いというのは、万国共通。
伝わらない訳がありません。

そのうち、しびれを切らせてフランス人男性が、飛び入り参加して来ました。
直ぐに小林さんがビールを勧めます。

その瞬間、山田料理長が、下々のスタッフに向かって、

「焼酎を用意せんかい!」

フランス人が焼酎飲むかな?
その次にまた小林さんが、

「いやぁー、出したく無かったんですけどね。フランス人に分かるかな〜」

とカバンから取り出したのは、サントリー山崎の高級梅酒ウイスキー。
どう見ても美味い!
しかしめちゃ高そう。

フランス人の女性が、一口飲んで親指を立てる。
小林さんが、

「当たり前だよ!」

フランス人が合流した時は既に相当の酔い加減でした

フランス人が合流した時は既に相当の酔い加減でした



フランス人女性が総勢3人になり、英語が飛び交う席に。
真希ちゃんが流暢な英語でフランス人を喜ばせる。
真希ちゃん、英語上手いんだね!

私は言うことが無いので、

「ルペンに投票しますか?」

とフランス人に響くのかどうか、分からない質問を投げかける。
そんなやりとりを続けていた時、突然山田さんが立ち上がり、

「日本名物の四股を踏むたい!」

元々大きいのに、四股踏んだら底抜けるよ

元々大きいのに、四股踏んだら底抜けるよ



フランス人男性も立ち上がり、私も山田さんの隣に陣取る。

「どすこーい!どすこーいぃ!」

思いっきり足を跳ね上げ、水上レストランのぺらぺらの木の床にたたきつける。
レストラン自体が上下に振動する。
床下の魚が水面を叩いて逃げ惑い、跳ね上がる。

私も相当酔っ払っていましたが、こんなに真剣に四股を踏んだのは、生まれて初めてです。
レストランのオーナーが半泣きで拝みながら、「これ以上はやめてくれ」と必死に制止をするも、そんなもんで言うことを聞く山田さんではない。

ここは、Cat Ba島沖のハロン湾内の水上レストラン。
根無し草のようなお食事処で、フランス人と酒を飲んで意気投合したのなら、

「日本男子、四股踏まなくて何をするか!This is Japanese cluture!」

となります。
最後はがっちりとフランス人男性とハグをして終わりか・・・と思いきや、

「友好の印じゃけん、気合いを入れるぞ!」

と、大きな平手でビンタ一発。
フランス人の男性、メガネといっしょに吹っ飛ぶ。
フランス人女性が両手で口を押さえる。
小林さん、頭を抱える。

山田さんが倒れたフランス人男性を抱きかかえ、またハグをした後、一言。

「人間、倒れて転ばんと、強くなりまっせん!」

フランス人男性の目が、ダチョウ君のように泳いでいました。

ビンタの後も遅くまで楽しく盛り上がりました

ビンタの後も遅くまで楽しく盛り上がりました



遅くなるまで、フランス人と一緒に飲み交わしました。
妙な飲み会です。

しかし、Cat Ba島の自然が巡り合わせてくれた「人の縁」とでもいいましょうか。
奇跡のようなつながりです。

気が付いたら手にはこれが・・

気が付いたら手にはこれが・・



翌日の朝、酔い冷ましにシャワーを浴びようと、ふと手を見ると、

「ん?なんじゃこれ?」

見覚えの無いブレスレットが着いてます。
旅館の下に降り、娘ちゃんと散歩に出かけていた山田さんと鉢合わせになりました。

このブレスレットのことを尋ねると、

「ああ、それ俺がビンタしたフランス人からもらっていたよ」

なんと、そうだったのか。
全然覚えていない。
ビンタ食らって、吹っ飛んだフランス人男性の横にいた俺に、ブレスレットを渡す光景が、どうもよく理解できませんが。

しかし、良く殴りましたね・・・
とつぶやくと、

「昨日のことなら、もう時効たい」

山田さんお気に入りの1カップ霧島

山田さんお気に入りの1カップ霧島



ハノイとは全く異次元な場所に行き、持ち物はいつも炭と焼台と、カバンいっぱいのお酒。
そこで天然モノを美味しくいただく旅。

主催は小林さんと山田さん。
娯楽の乏しいハノイに長く住んでいると、行き着くところはこういう「こだわり旅行」になる。

バイクでいける所ならどこでも行く。
途中で何気なく話す会話から、天然の生け簀のような新鮮な情報が得られる。

この度ご紹介したお話は、ほんの一部です。

また、機会があれば行きたい、そう強く思いました。
バイクの後ろは・・・尻が痛い。
痔持ちの方は無理だと思います。

以上、いつものメンバーで行く、Cat Ba島「美食弾丸ツアー」の第二弾をお届けしました。
次回をお楽しみに。

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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