Vol.13 異国ベトナムハノイでアパートを決める為のポイントについて

ベトナムで渋く発刊されているビジネス情報月刊誌「Access」

ベトナムで渋く発刊されているビジネス情報月刊誌「Access」



ベトナム発ビジネス情報雑誌「Access」への投稿記事をアーカイブさせていただきます。
順にバックナンバーをこちらのサイトでアップしていきます。
何を考え、どんな内容で書かせていただいているかは、こちらの稿で説明させていただいております。
ご参考ください。

なお、他のバックナンバーをご覧になりたい場合は、次のリンク先をご確認ください。

Access投稿記事バックナンバー一覧

▼▼▼
ハノイリビングの田口です。

さて、当社もご多分に漏れず「繁忙期」のまっただ中で、七転八倒しております。
テト休みが明けたくらいから、堰を切ったように大量のお問合せで日本人窓口電話が鳴り止みません。
それ以上に多い問合せメールで、私の受信トレイはまだまだ未読メールでいっぱいです。
メール6割、電話4割・・・
特に電話問合せのお客様は、

「初めてベトナムに赴任することになり、アパート(オフィス)を探しているんですが・・・今からお伺いしてもいいでしょうか」

日曜日に「今電話して来て今から」というアポイント。
普通の企業であれば「事前のアポイントをいただかないと・・・」とお断りが普通だと思いますが、我々はサービス業ですのでそう言う訳にもいきません。

この記事を書いている日曜日も立て続けに3件、会社の電話が鳴り、

「今ハノイに来ているんですが、今から直ぐ会えますか」

電話が鳴らない日曜日にやっつけ仕事を片付けるつもりで会社に来ていたのですが、これでは仕事どころではありません。

「いつからご着任のご予定ですか?」

と聞くと、

「ホテルに2週間くらいは泊まれますが・・・その間に探さないといけないんです」

と言う急ぎの方もいれば、

「いえ、まだベトナム赴任は正式に決まっていないんですけど、とりあえず上司に『調べてこい』と言われたのでハノイに来ています・・・」

経費感覚が「強者」な会社の赴任予定者様からのお問合せもあります。
「とりあえず行ってこい」で総務部門のスタッフをベトナムに見に行かせる、しかも強行軍で。
一体いくらのアパートを契約されるのでしょうか、楽しみです。

そんな方々と日々お会いし、物件探しのお手伝いをさせていただくのが我々の仕事です。
そのやり取りの中で、お客様からお聞きする質問内容というのは、大体パターン化されてくるんですね。
回答を繰り返していく中で、

「このパターン化された質疑応答を、綺麗にまとめて皆さんに開陳したい」

そんな欲望に駆られてきます。
このブログサイトで何度か試みてきていますが、何と言うか・・・しっくりと来たまとめ方が上手く出来ていないなぁーという実感なんです。
今日は、再度頭を整理し、そのパターンを何とか分かり易くご説明してみようと思います。

ベトナムの街中には平和な雰囲気でいっぱいです

ベトナムの街中には平和な雰囲気でいっぱいです



お客様からの質問で一番多いのは、

「初めてですので、わからないことが多すぎて・・・何が分からないのかも分かりません」

要は、「さっぱり分からんので教えてください」ということです。
そりゃそうですね。
いきなりエジプト赴任が決まり、「エジプト 賃貸」でググり、ヒットした日系らしき不動産仲介業者に慌ててメールをするとき、私も同じセリフになるかと思います。

初めて訪れる地域で住む家を決めようとする訳です。
考えただけでも恐ろしい。

「お父さん、地雷大丈夫なん?」

私が6年前にベトナムハノイに赴任が決まったとき、娘から言われた一言です。
今でこそ「ベトナムブーム」で平和なイメージがほんのりと日本中に広がっていますが、その当時は、

「うーん、多分大丈夫だと思うけどな」

と言い返すくらいの知識しかありませんでした。
今となりゃ、

「犬の糞にだけは気をつけてください」

とこれから赴任予定のお客様にアドバイスをさせていただけるように慣れてきました。
特にハノイの場合、歩道はガタガタ、おまけに犬の糞がいっぱいです。

やはり、外から見たイメージと、実際に住んでみて見えてくるイメージと、全く違います。
できる限りそのエリアに精通した人からの意見を参考にして決めた方が良いに決まっていますね。

私はいつも次のような考え方で、お客様にアドバイスをさせていただいております。

  1. まずエリアを決める
  2. 決めたエリアの中で予算に収まるアパートをピックアップする
  3. ベトナムのチェックイン予定日に「ちょうど空きが出るアパート」を探す
  4. 住むにあたり絶対外せないmust条件をクリアしているか最終チェック
  5. 契約書へのサイン、デポジット(敷金)のお支払で完全に部屋を抑える

こんな流れで決めていきます。
中でも一番大切な判断は、

エリア決め

です。
これを間違わなければ、後はそのエリアの中のアパートを選りすぐり、内覧して、決めていただくだけです。
簡単ですね。

今回は、皆様のお部屋探しの取っ掛かりである、「エリア決め」の考え方について、お話したいと思います。

日本人が住むエリアに限らず、ハノイにはどこにもこんな露店が商魂たくましく営業しています

日本人が住むエリアに限らず、ハノイにはどこにもこんな露店が商魂たくましく営業しています



大半のお客様は、アパート単位で「このアパートは空いていますか」と質問されます。
しかし、その前にまずエリアです。
ご指摘のアパートが建つエリアで「良いのかどうか」ですね。

私共はハノイを拠点にする業者ですので、今回はハノイを例にお話させていただきます。
私達がお客様からご希望を伺っている間、頭の中にあるのはこの地図なんです。

ハノイに住む日本人の分布図

ハノイに住む日本人の分布図



何度かこの地図は、こちらのサイトでご紹介させていただきました。
「この丸いエリアのどこに当てはまるお客様なのか」
ずっとこれを考えながらお話をしたり、メールを返信したりしています。

エリアの絞り方は簡単です。
大体次の要素を絡み合わせて考えると、自然と最適なエリアが特定されます。
私がお客様からお住まいについてのヒアリングをしている時、いつも頭の中で考えていることを以下に列挙してみます。

  • お客様が自炊をしない単身者の場合、Kim MaエリアかHai Ba Trung(ハイバーチュン)エリアに
  • お客様が家族帯同であれば、タイ湖沿岸エリアか日本人学校に近いハノイ西部に
  • お子様帯同の場合、通われる学校への通学時間を考え、お子様がストレスと感じない圏内に
  • 日本人学校へ通われるお子様を持つお客様は「INDOCHINA PLAZA」「Thang Long Number 1」を先ずご紹介する
  • 先行赴任されている同僚者と一緒に車で郊外の工業団地へ通われる場合、そのピックアップルート上にあるアパートに
  • 郊外の工業団地にご勤務される方で、勤務地からの帰り、なるべく渋滞に巻き込まれないで済むエリアに
  • 小さなよちよち歩きのお子様、また活動的に体を動かしながら遊び回る血気盛んなお子様がおられるご家族には、それなりの敷地スペースを持つアパートに
  • お子様帯同ではないカップル(老若問わず)には、子供連れがたくさん住むアパートを避け、なるべく新しく日本人学校の巡回バスが来ないアパートに

ここベトナムハノイでお住まいを探す場合、「鉄板のルール」というものが有るんです。
知らず知らずのうちに、皆様もそのルールに則ってアパートを決めておられるはずなんです。

上記に箇条書きしたのは、全て鉄板ルールです。
このルールに背いてアパートを決めた方は、確実に不自由を感じておられるはずです。

私共のお客様の実話です。

その方は最初他社の紹介で、ハノイのCau Giay地区にある会社の近くのアパートを契約されました。
1年経ち当社に「アパートを探して欲しい」と連絡をいただきました。
引越の理由をお聞きすると、

「気の利いた安い食べ物屋が余りないCau Giayのアパートに仕事から帰ってくると、もう外に出たくなくなるんです。
歩いて直ぐ近くに和食料理屋があれば別ですけど・・・
結局ビールとつまみだけで過ごす日が多くなり、体重が6kg減ってしまったんです」

だからKim Ma界隈に引越をすると。
Kim Maからご勤務先まで大した距離ではありません。
自炊を全くしない単身者様ですから、最初からKim Maに住んでおけばよかったんです。

鉄板ルールに背くとこうなります。

ベトナムハノイでお部屋を決める際、大半の方は「ハノイ初心者マーク」な方々ばかりですね。
この場合、まず慣れるまでは日本人がある程度住んでいるエリアか或いはアパートに住むことをお勧めしています。
その理由は、

  • 日本人に向けたレストランやショッピングゾーンがあり便利だから
  • ある程度助け合える日本人同士の繋がりが安心だから

です。
当たり前のことですね。
逆に言えば、日本人が一人も住んでいない(契約実績も無い)アパートなど、先ず絶対契約してはいけません。
日本人のリクエストに「こなれていないオーナー」ほど、恐ろしいものはありません。

次に日本人が住むエリアです。
意外とハノイ広しといえども4箇所だけなんです。
お住まいの家族形態と共にご紹介しますと

  • Kim Maエリア(単身者、ご夫婦連れ)
  • Hai Ba Trung(ハイバーチュン)エリア(単身者、ご夫婦連れ)
  • タイ湖沿岸エリア(家族連れ)
  • ハノイ西部(外周道路近辺)エリア(家族連れ)

こうなります。
冒頭でご紹介した4色の丸印が描かれた地図をご覧頂ければご理解いただけるかと思います。

VinGroupが手懸ける郊外型大規模コンドミニアムもそれぞれ広い目で見ると、

  • Vincom Mega Mall Royal City:ハノイ西部エリア
  • Vincom Mega Mall Timis City:Hai Ba Trung(ハイバーチュン)エリア

となります。
たくさんの日本人が住んでいますね。

Diamond Westlake Suites(旧:Sedona Suites)に住まわれていた日本人学校へ通うお子様を持つご家族連れは、引越しで出られる方が多くなっています。
昔は90%以上の日本人入居率を誇っていましたが、今は韓国人が増えたことも相まって、率は減少しています。
その理由は、

日本人学校までの通学時間が45分と長く、逆に5分で通える「INDOCHINA PLAZA」へ引越を決めるご家族が増えた

からです。
45分間毎日往復バスに揺られるのが耐えられないお子様もたくさんいるかと思います。
特に低学年のお子様はそうですね。
そこで日本人学校近くに綺麗なコンドミニアムが完成する。
必然的に大移動が始まります。

郊外の工業団地、特にHai Duong方面(西方面)へご通勤される方は、最近では、「Vincom Mega Mall Timis City」を選ばれる方が増えてきました。
理由は簡単、

川を越えてからの渋滞を避けたい為

です。

川を越えて直ぐに着くか、渋滞を我慢するか、どっちが良いですか?

川を越えて直ぐに着くか、渋滞を我慢するか、どっちが良いですか?

 

Hai Duong方面にある工業団地から、疲れた体を車に押し込めハノイに戻ってきます。
川を越えてからすっと着くのが「Times City」です。

かたや「Vincom Center」あたりのHai Ba Trung(ハイバーチュン)区の便利なところまで戻るのに、結構な渋滞に巻き込まれます。
毎日のことですので、工業団地へ通う方々は最近「Times City」へ静かに引越をされる単身者や家族連れが増えています。

ただ、家族連れでも日本人学校へ通うお子様を持つご家庭は、この「Times City」には住んでいません。
日本人学校のバスが来ないからです。

逆に、「Times City」から近いインターナショナルスクールは、「British International School Hanoi(ブリティッシュインターハノイ)」です。
ロンビエンへ渡って直ぐにイオンモールがありますが、その5分ほど先に行った一戸建て住宅街「Vinhomes Riverside」の中にあります。
この「British International School Hanoi(ブリティッシュインターハノイ)」へ通うお子様を持つご家族連れが、じわっと増えて来ています。

インターナショナルスクールを含め日本人学校の近くに新たなサービスアパートやコンドミニアムができると、家族連れの動きが活発になります。
これも既に証明済みの「鉄板ルール」です。

そして日本人が増えすぎたレジデンスに起きる「第二ウエーブ」。
今日本人だらけになった「INDOCHINA PLAZA」から、静かにあふれ出るように他のレジデンスへの移動が始まっています。
その受け皿となっているのが、INDOCHINA PLAZAの後にできた「Thang Long Number 1」、もうハノイに住む方はご存知ですね。

また今建築中の日本人学校近くのコンドミニアムがあります。
恐らくGrand Openと同時に日本人が押し寄せるであろう物件です。

  • 今着々と建築が進む「大和ハウスが企画し、大成建設が施工するサービスアパート」
  • 日本人学校から歩いて直ぐの場所に建築中のVinGroupの大規模コンドミニアム「Vinhomes Gardenia My Dinh」

「Vinhomes Gardenia My Dinh」はベトナム人富裕層向けの分譲マンションですので、購入したオーナーが貸し出す場合であれば、賃貸物件が出てくるまで少し待たないといけませんが、VinGroupが一部買い手の付いていない部屋をサービスアパートとして提供してくるとなると、即入居可物件となります。

これらのアパートが完成してくると、日本人が住む分布エリアがまた大きく変わってくると思います。
新規物件の情報は必ずこちらのサイトで、詳しく公開させていただきます。

では、冒頭の地図を睨みながら、下記のGoogle Mapでご紹介するハノイ市内のアパート分布地図も同時にご覧下さい。
こちらのブログサイトで、今まで皆様にご紹介してきたアパート・オフィス全てをGoogle Mapにピン打ちしたものです。
ピンをクリックしていただくと、その物件の詳細情報や動画情報をご確認していただけます。
大きく広げてパソコンやiPadでご覧下さい。


現在、こちらハノイリビングのブログサイトでGoogle Mapが閲覧できない状況です。
これは、新しいバージョンのGoogle Mapのプラットホームに地図データーを移植しているからです。
6年前からGoogle Mapを活用したサイト運営をしてきましたが、表示スピードなどに不満を感じていました。
「ご紹介したい物件はどんどん増えていくのに、大丈夫か」
不安を感じながらの利用でしたが、今回少し時間を掛けて、新しいGoogle Mapプラットホームに載せ替える決心をしました。

今まで以上に分かり易く、例えば家賃額に合わせてピンの色を変えたりと、前回の地図より更にバージョンアップさせたいと考えています。
少しお待ちください。
順次ピンを元の状態に戻しながら、新規追加して増やしていきます。

よろしくお願いします。

以上、ベトナムハノイでお住まいになるアパートエリアを特定する為にクリアしなければならない項目についてのご紹介でした。

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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