Vol.1 家賃が安いアパートによくありがちな大きな落とし穴

ベトナムで渋く発刊されているビジネス情報月刊誌「Access」

ベトナムで渋く発刊されているビジネス情報月刊誌「Access」



ベトナム発ビジネス情報雑誌「Access」への投稿記事をアーカイブさせていただきます。
順にバックナンバーをこちらのサイトでアップしていきます。
何を考え、どんな内容で書かせていただいているかは、こちらの稿で説明させていただいております。
ご参考ください。

なお、他のバックナンバーをご覧になりたい場合は、次のリンク先をご確認ください。

Access投稿記事バックナンバー一覧

▼▼▼
ハノイリビングの田口と申します。

これからは、こちらの紙面にベトナムでの不動産事情や契約に伴う注意点などを中心にご紹介していこうと思います。
なるべく分かり易く、具体的な情報発信を目指して書いていきたいと考えています。
どうぞお付き合いください。

さて、今回皆様にご紹介させていただくのは、

「家賃が安いアパートによくありがちな大きな落とし穴」です。

  • エアコンの効きが悪い・・・
  • シャワーのお湯の温度が調整できない・・・

こんな可愛いものではありません。
もっと恐ろしい。

「皆様がベトナムで仕事が出来なくなるかも知れない」

という問題が普通に転がっています。

皆様がワークパーミットの申請(または更新)をする時にそのトラップにひっかかるケースが多発しているんです。
100ドルから200ドルくらいで意外と綺麗な部屋が見つかり、喜び勇んでオーナーと直談判し契約書を取り交わします。

問題はその後です。

ベトナムで働くには労働許可書(ワークパーミット)が必要です。
そしてこのワークパーミットを取得する為には、ベトナムでの「無犯罪証明書」の提出が必須です。

「ベトナムで犯罪など起こしちゃいねえよ」

と突っ込みたくなりますが、これはルールです。
「当然無犯罪じゃ」という証明を、ベトナムの役所で出してもらわないといけません。

この無犯罪証明書を入手するには、今住んでいるアパートのオーナーに、

「間違い無くベトナムで住んでいる」

ことを証明する「居住証明書」を出してもらわないといけません。
具体的には、アパートオーナーは公安に行って、手続きを済ませ、公安窓口から「居住証明書」を入手します。
その為には当たり前ですが、そのオーナーはお客様のチェックイン時に公安へ行き、お客様のパスポートのコピーを示して「居住登録」を済ませていることが大前提となります。

厄介なことは、オーナーがこの「居住登録」手続きを怠っている場合が多々あるということです。
その理由は驚くべきことに、

オーナー自身、外国人へアパートを貸す為の営業ライセンス自体を持っていない

から・・・
つまり、ライセンスを取得するためには、いろんな手続きが必要です。
当然、家賃に対してレッドインボイスを発行する必要も出て来ます。
その為にはVAT税も納税しないといけません。
いろいろとお金が要るんですね。
貸家業をやる目的は、

「賃貸収入を稼ぐため」

ですから、当然政府は手ぐすね引いて納税を迫ってきます。

ところがライセンスを持っていないオーナーは当たり前ですが、家賃の領収書としての「レッドインボイス」を発行できません。
しかし外国人にアパートを貸すオーナー・・・

「レッドインボイスは発行できませんよ、それでも良いですか?」

そう言われたら「危ない」と考えた方が良いですね。
しかし、そんなことをきちっと説明してこないオーナーが大半です。

何も知らず、安く綺麗なアパートに、

「掘り出し物に当たった!」

と勢い勇んで契約を取り交わす。
しかしそれは、「無免許」そして「納税逃れ」を悪意でやっているオーナーのアパートに何も知らずに転がり込んでしまったことになります。

余りにお粗末で恐ろしいお話しです。
こういう手続きのことをご存じ無い方が大半ですので、事前に確認などしようがありませんね。

我々のような仲介業者経由でアパート探しをされる場合は、まずこういう「不届きオーナー」のアパートなど絶対にご紹介することはありません。
「居住証明」を発行できない場合、あなたは「住所不定」の外国人となるわけです。
さすがに何でもありのベトナムも「住所不定者」にワークパーミットなど発行してくれません。

「あのー、すみません。私のアパートオーナーが居住証明書を取りに行ってくれないんです」

この困り果てたお問合せが、ベトナム全土から毎月4、5件必ず入ってきます。
藁にもすがる思いでご連絡をしてこられるんです。

ベトナムに初めて来て、きちんとした人材派遣会社経由での就職であれば、人材派遣会社の担当者が優しく教えてくれることと思います。
しかし、カバン一つでベトナムに来て、ボランティアなど一身をベトナムに捧げる志高い若者が、また、志叶わずベトナムで転職を余儀なくされた方、などがこの危険に遭遇するケースが多いかもしれません。

ワークパーミットというのは「ベトナム国内にあるどの会社にも適用される労働許可書」という意味ではありません。
働く会社に紐付いていますので、会社を変えると新たに1から取得手続きをしなければなりません。
そしてもちろん無犯罪証明書が必要になります。

さて、どうすればいいかです。

無犯罪証明書を受理する為にはベトナムに間違い無く住んでいることを証明する「居住証明書」を何が何でも取得しなければならないんです。
どんな手段を使っても、です。

・・・これ以上は残念ながらお話しできません。
イレギュラーな処理をしなければいけないからです。
どうしても続きを知りたい方は、ハノイリビングまでお問い合わせください。

安い割に綺麗なアパートが見つかって喜ぶ前に、そのアパートオーナーは居住証明書を出せるオーナーかどうか、また外国人に賃貸できるライセンスを持っているオーナーかどうか、会社のローカルスタッフさんに確認してもらうことが必要です。
ご注意下さい。

なお、以前労働許可証(ワークパーミット)を取得するための手続きについてまとめた記事がありますので、ご参照ください。

労働許可証(ワークパーミット)の更新手続きについて

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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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