ハノイで手に入れた山芋で「とろろ丼」を作りました

お好み焼「オタフク」さんで仕入れたハノイの山芋

お好み焼「オタフク」さんで仕入れたハノイの山芋



ハノイリビングの田口です。

なんとどうでもいいようなタイトルになっているかと思います。
ただ、今日は日曜日。
ちょっと肩の力を抜いて書かせていただきます。

ハノイでとろろ丼を作る・・・
これは長い間の私の夢でした。

「あほか、そんなもんが夢になるんかい」

そうおっしゃるかもしれません。
じゃあ皆さん、山芋をどこで仕入れますか?

ハノイ中の青空市場を回れば、ひょっとしたら見つかるかもしれません。
しかし、私は今までお店で山芋を見かけたことがありません。

私の体は、山芋と納豆で出来ていると言っても過言ではありません。
それほど小さな時分から食べ続けてきました。

私の「おふくろの味」はお味噌汁ではなく母が作る「とろろ丼」です。
ほかほかのご飯に山芋をすり、卵とおネギ、それにレモンをたっぷり搾り、お醤油を掛けて食べる、ただそれだけのレシピです。
しかし・・・
これが私には絶品の味なんです。

「妙な取り合わせだな、レモンって・・・」

そう言われるかもしれませんが、この味が美味いと、私の脳味噌の襞にすり込まれているんです。
ですので、納豆はほぼ毎日、とろろ丼はどれだけ間隔が空いたとしても1週間に1回は必ず食べてきました。
・・・ベトナムハノイに赴任するまでは。

日本へ帰る時は、必ず山芋を数本、ハンドキャリーしてきました。
しかし、あっという間に食べ尽くしてしまいます。
焼け石に水です。
食べた気がしません。

日本食レストランに行くと、あれば必ず「山芋たんざく」を注文します。
「とろろもずく」も私の注文メニューの常連です。
「山芋オクラ」「とろろ鉄火」など、見つければ即注文です。

なぜかとろろメニューに異常に反応してしまいます。

私が今まで大きな病気もなく、元気に生きて来れたのは、母親と嫁さんが日々の献立に出し続けてくれた納豆と山芋料理のお陰だとしみじみそう思います。
ハノイという慣れない土地に来て、食には特に敏感になっていますから、今まで食べ慣れた「体に良い」と思う食事を無意識のうちに求めてしまうんですね。

で、山芋です。

月に1度は必ずリンラン通りの「オタフクレストラン」へ行き、山芋たっぷりの関西風お好み焼きを食べています。
なぜかハノイのお好み焼きは「広島風」が多いんです。
おそらく山芋の入手が限定されているからだと、私は勝手に思っています。
そんな広島焼を出す店が多い中、山芋たっぷりの関西風お好み焼を出してくれるのが「オタフクレストラン」です。
なかなか美味しいです。

女の子に注文するとき、わざと手で山芋をするジェスチャーをして、

「山芋大盛りね」

とお願いします。
そのうちお店にいる日本語の上手な店員さんが、

「お客さん、山芋好きですね」

と話しかけてきました。
好きも何も、私にとっては定期的に体に入れ続けないと、おかしくなってしまうものです。
そんな話をすると、大笑いしながら、

「山芋を仕入れる時に、一緒に買ってあげましょうか」

と素晴らしい提案を持ちかけてくれました。

「そうか・・・その手があったか・・・」

山芋がハノイで流通していることは知っていました。
山で栽培していることも知っていましたが、その仕入ルートを調べるまでの根気はありませんでした。

なんのことはありません。
山芋を使うレストランに頼んで、一緒に仕入れてもらえば良いだけのことです。
その場で拝むようにお願いしました。

「お客さんの口に合うかどうか分からないから、まず1kgからにしましょう」

ときめの細かい提案をしていただきました。
もちろん中国産の変な野菜が、ここハノイでは流通しています。
しかし、日本人相手にお好み焼きを提供しているオタフクさんの仕入ルートですから、おそらく間違いないかと安心できます。

そして、手に入れたハノイ産山芋が、冒頭の写真です。
45.000VND(約230円)です。

しかし私にとって金額の問題ではありません。
ハノイでとろろ丼を食べることができる・・・
まさに夢にまでみた環境です。
早速今日作ってみました。

材料は調いました

材料は調いました



「ネギの無いとろろ丼なんて」

私はネギが大好きです。
納豆にもとろろにもインスタントラーメンにも、必ず山盛りのネギをぶっかけます。
とろろ丼ですが、

「もうこうなったら納豆も隠し味でぶっかけてやろう」

そう思い立ち近くのスーパー(Kim Maにある日本食材店「てんてん」)で食材を購入しました。

  • 生卵
  • 納豆

おや?ネギが無い・・・
日本食材店ならネギくらい置いとけよ、そう思いましたが、ネギはKimMa Martで買うことにしました。
家に帰る途中のお店です。

生卵は怖いですね。
当然半熟にしてぶっかけます。
以前生卵にこだわる日本人の女性からお腹を壊さない半熟卵の作り方を教えていただきました。
念の為に皆様に再度お伝えしておきます。

ハノイの生卵を安全に簡単に食べるには

さて、ご飯は冷凍していますので、レンジで解凍しています。
卵はこのやり方で半熟にします。
そして、ハノイ産山芋をすり下ろします。

オタフクさんから入手したハノイの山芋。すってみました

オタフクさんから入手したハノイの山芋。すってみました



まあ、もちろん体はとろろです。
味は・・・ちょっと水くさいかな(笑)。
しかし、逆に球形のドロドロ山芋よりも、さらさらな方が丼には合っているので、これで良しとします。

卵は半熟で作ります

卵は半熟で作ります



レシピ通りに半熟卵を作り、2つぶっかけてやりました。
贅沢です。
調子に乗って5つまとめて半熟卵を作ってしまいましたので、2つくらいいいかなと。

まあ正直言って、日本のコクのある卵の味はなく、これも薄い卵味です。
仕方が無いか。

こうなると納豆でコクをだすしかありません。
とろろに納豆・・・私には黄金のヘルシーメニューです。

隠し味に納豆を使います

隠し味に納豆を使います



当然ハノイの納豆は、日本からの逆輸入ですので、かちこちに凍っています。
お店でも冷凍庫に入って売られています。
賞味期限が異常に長いので笑ってしまいますが。

お皿に空けて、少しレンジで解凍します。
生ぬるい納豆など、私の辞書にはないのですが、仕方がありません。

そして・・・

すった山芋に醤油とレモン汁、山盛りのネギを掛けてかき混ぜます

すった山芋に醤油とレモン汁、山盛りのネギを掛けてかき混ぜます



出来上がりました。
醤油とレモン汁で味の調整をします。
私が食べるとろろ丼には「レモン汁」が欠かせません。
なければハノイのライムになるのでしょうが、長年レモンでかき混ぜて来たので、今更変えたくありません。
私の冷蔵庫には日本から持ってきた「レモン果汁」が常備されています。
残念ながら、これはハノイでは手に入れることはできません。
私にとってまさに、

「黄金のしずく」

これが無くては「とろろ丼」は完成しません。
インスタントのお味噌汁と一緒に、いつものようにいただきます。

・・・まあ、こんなもんでしょうか。
日本産よりも粘りけがあるので、固まってしまうのが玉に瑕ですが、私にとっては充分及第点です。

「次回は炊きたてのご飯に出汁醤油で味付けしてみようかな・・・
味の素も少々入れて見よう」

山芋が手に入るなら、こっちのモンです。
多少水くさくても、調整すればいいんです。

私の胃袋が久しぶりに拍手喝采した日です。

「もっと早く見つけんかい」

胃がニヤニヤ笑いながら突っ込んでくるのが分かります。

この稿を書いているのは、食べ終わって6時間後です。
お腹は快調ですので、卵も問題なしということです。

「いける、大丈夫」

オタフクさんに通う頻度があがりそうです。
皆さんも一度オタフクのお好み焼き、食べてみてください。
美味しいですよ。

以上、ハノイの山芋と巡り逢えた幸せな一日のご紹介でした。

オタフクレストラン

オタフクレストラン




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田口 庸生

田口 庸生 の紹介

初めまして、「ハノイリビング」営業担当の田口(たぐち)です。 日本より初めてベトナムのハノイに着任された日本の皆様、 愛するご家族を日本に残し、初めての「海外単身赴任」をこれから経験される皆様、 快適なハノイでの生活を満喫していただくために、皆様の「お住まい探し」から「入居後のサポート」まで一貫した「窓口対応」を請け負います。 「ベストマッチ」を合い言葉に・・・ どうぞお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。
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