ベトナム北部最大の服・布市場ニンヒエップ（Ninh Hiep）に行ってきました

ハノイリビングの佐々木です。

最近、寒くなってきたので、温かい部屋着を探していました。
この程度のものであれば、「M2」などの洋服屋さんに行けば、安く簡単に手に入るとは思いますが、せっかくなので、今回はNinh Hiep（ニンヒエップ）というローカル市場まで、足を伸ばしてみました。

ニンヒエップは、ベトナム北部では最大の繊維市場として有名なところです。
大人から子ども、男性から女性まで、様々な既製服があるのはもちろん、布やボタン、ファスナーなどの用品も販売されています。
おしゃれな洋服持ちの人はもちろん、手芸好きにも楽しい市場なんです。

ニンヒエップは、ハノイから車で東に30～40分くらいのところにあります。
ハノイ中心部からロンビエン橋を渡り、田舎道を走っていくと、街全体が洋服や布であふれる地帯が現れます。

風景は田舎町ですが、売っているものが布や服ばかり。
ベトナムでは道路上にゴミが落ちているのは日常風景ですが、この街は道路上に落ちているゴミまで布きれでした。

Ninh Hiep（ニンヒエップ）の街の入口

ハノイのドンスアン市場のような、建物内の市場もあります。
が、場外市場のようなところが圧倒的に広いです。
周辺の町全体が場外市場になっているからです。

洋服屋が並び始める交差点から、ニンヒエップ市場の建物があるところまで、歩いて20分くらい。
細い道の両脇が、洋服屋で囲まれています。
そこに、あふれんばかりの買い物客。

イメージとすれば、新年の上野アメ横、週末の浅草仲見世のような感じでしょうか。
とにかくごった返してます。

そこに、荷物配達のバイクやリヤカー、食べ物売りのおばさんが通ったりするので、余計込み合うんでしょう。
それでも、そういう色々な物・人がいるからこそ、市場らしい活気を感じるのだとも思います。

突然の雨でも服が濡れないよう、テントの上にビニールがかぶせてあります

Ninh Hiep（ニンヒエップ）市場の建物

人がごった換えす商店街です

単なる路上店も、品揃え充実

外国人には分かりやすい値札つきも

買い物を楽しむ女性客が多いです

洋服屋さんを見ると、女性服、下着、子供服、スポーツ服など、それなりに専門は分かれているようでした。
そしてそれらの服の中でも、かなりお得なおすすめ商品であれば、値札付きで陳列されています。
外国人でも見れば分かります。
でも、大抵の品は値札なし。
店主の言い値なので、よく言えばどこまでも値切り可能ですが、悪く言えば高く買う羽目にもなるわけです。

活気ある商店街です

ここで

「ベトナム語が堪能なら・・・」

という気持ちになりましたが、別のベトナム人が買うのを見て、だいたいの相場をつかんでから買ってみる作戦にしました。

狙うは、冬用の部屋着ズボンです。
隣にいたベトナム人が75.000VNDの部屋着ズボンを、60.000VNDにまで値下げして買っていました。
すかさず私も同じスタイルのズボンを見せて買うことを伝え、無事60.000VNDで落札です。
ローカル価格で買えたと思います。
なかなか良い買い物ができたと自己満足でした。

長い長い洋服屋通りを通り過ぎていくと、市場の建物に突き当たります。
ここにも、これでもかと言わんばかりに洋服屋がひしめいています。

ですが、私はすでに目当ての部屋着ズボンを買ったので、さらに奥を目指します。
奥には、生地を売るお店があるんですね。